2005年07月31日

近所のバナナ園〜その2

近くのバナナ園2.jpg
近くのバナナ園1.jpg

近所では最大規模のバナナ園です。

このバナナ園は、昨年、一昨年とも台風台風被害にあっていました。

昨年、一昨年とも、
映画「風と共に去りぬ」のラストで、
主人公スカーレットオハラが、荒廃した故郷タラで、
「明日は明日の風が吹く」
と言って、もう一度原点からやり直す意思を示す場面がありますが、
それとイメージが重なるような光景でした。

バナナは、台風台風で被害にあっても、脇から“子株”が出てきて、
それが成育しますから、翌年はまた元どうりに再生しているわけです。

「バナナの葉を切る」というのは、
台風台風が直撃する場合の対策として行うことがあります。

7月16日に台風台風5号が接近した時の「台風台風対策」として、
葉を全部切ってしまったのでしょうかexclamation&question

それとも、6月27日の梅雨明け以降、
沖縄本島南部では小雨雨がほとんど降らず、晴れ日照り状態なのですが、
「水不足」の対策なのでしょうかexclamation&question

全ての葉を切ってしまった理由がよくわかりません。
posted by RIU at 07:29| 沖縄 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月30日

近所のバナナ園〜その1

袋がけ.jpg
マルチ.jpg
警戒中の看板.jpg

バナナ栽培においては、それぞれのバナナ園が、いろいろな工夫をしています。

こちらのバナナ園の特長は、
・ バナナの房への集中荷重を角材で補強する、
  同時に誰でも自由に入れないようにしている
・ バナナの房を袋がけして、熟成を早めると同時に、管理をしやすくする
・ バナナを6本前後で一段低くまとめて、風対策も兼用し、
  約2mくらいの円の中だけに肥料を投入する
・ マルチ・シートを地面に這わせ、雑草を生やさない
・ 「農作物警戒中」の盾看板を立てている
ことでしょうか。

このバナナ園は、度々“盗難”被害にあっているはずですよ。

「明日、収穫すっか」という時に、
ルパンはその前日の夜中に盗っちゃうんですね。

沖縄では、バナナに限らず、
果樹・野菜の農作物全般で、ルパンは多いです。もうやだ〜(悲しい顔)

悪意に満ちたプロのルパンもいれば、
「ちょっと失敬」というルパン意識に欠如した人もたくさんいます。ふらふら

バナナが道路沿いにあれば、そこを通る人は、
成育過程から収穫の頃合を見ているわけですからね。

このバナナ園には、「農作物警戒中」の看板は、いくつもあり、
外周には鉄心の格子がある。

一種の“バナナ監獄”でしょうか。

「人を見たら、泥棒と思え」
「見つけ次第、“殺す”」
という威圧感が感じられます。

鉄心には、もしかしたら1万ボルトの電流が通電されているのかも。
もしかしたら、落とし穴があって、下では竹槍が待ち構えているのかも。

撮影するのも、命がけでした。がく〜(落胆した顔)


バナナの苗木についてのお問い合わせがありました。
苗木の大きさにもよりますが、
送料別で1,500円/本(約30〜40cm)で頒布できます。
posted by RIU at 08:38| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月29日

沖縄といえば「キノボリトカゲ」!

木登りトカゲ〜網.jpg
木登りトカゲ.jpg


奄美・沖縄諸島に分布する南西諸島固有のアガマ科の
「キノボリトカゲ」という名前の “トカゲ”です。

恐竜映画として例えるなら、
「ジュラシックパーク」より「REX 恐竜物語」でしょうか。

巧みに木を登ることから「キノボリ」の“称号”が付いたようです。
なかなか単純すぎますね。もうやだ〜(悲しい顔)

キノボリトカゲは、頭胴長が雄7〜10cm、雌6〜8cm。
尾が非常に長く、体長は20cm前後で体長の半分以上を尾が占めています。

全身ウロコで覆われてカメレオンに似ていていますよね。

背面の体色は、鮮明な緑から褐色まで変化する擬態能力を持っています

食物となる昆虫、特にセミを求めて、草木の上で生活しています。

素早く木の上を這いながら昆虫を捕らえる姿は、
弱肉強食の“樹上のハンター” です。

夏に1〜4個の卵を産むらしいですが、卵は見たことがありません。

微動だに動かなかったり、キョロキョロ見渡したり、
急にバタバタと木を登りだしたり、見ていて飽きないです。

人が、ある距離まで近付くと、
木の幹をラ線形に回って、裏側に隠れてしまいます。

樹上ですばしっこく動くので、なかなか捕獲できないのですが、
今日はバカネコが捕まえて来ました。
生け捕りで良かったです。

地元の子供は、
それぞれが捕獲しているキノボリトカゲ同士で、決闘させたり、
コーレーグース(泡盛の島唐辛子漬けの辛味調味料)をかませて
酔っぱらう実験をしたりするようです。
本土では、カブトムシで決闘させたりしますよね。

ペットショップで、6,000円前後で売られているらしいですが、
『無期懲役刑』ではあまりにも可哀そうなので、
画像撮影後「無罪放免」にしました。
posted by RIU at 09:08| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月28日

3号バナナの収穫!

亜矢バナナ1.jpg
亜矢バナナ2.jpg
亜矢バナナ3.jpg

今年3番目の島バナナを収穫しました。
1番目・2番目が失敗したので、これが、今年初めての収穫になります。

バナナを切るときは、2人がかりで行なっています。
1人が房を支え、もう1人がノコギリで切り落とすのです。
原始的ですね。もうやだ〜(悲しい顔)

今回の3号バナナは、少し小ぶりでしたから、問題ないのですが、
もし、2号バナナ(収穫前に落下した「花子さん」)だったら、
確実に25〜30kgの重量級ですから、支える方も大変なのです。

バナナをノコギリで切るのは、全く簡単に刃が入り、切りやすいのですが、
刃先が、バナナを傷つけないように注意することはもちろん、
“汁”がなるべく、作業着にかからないようにしなければなりません。

この“汁”はクセモノで、服に付くと、「こげ茶色」に変色し、
二度と落ちないのです。がく〜(落胆した顔)
だから、良い服では作業ができない。

次世紀ファーム研究所の『光合堀菌』なら大丈夫exclamation&question

堀洋八郎という、薬学博士の学位を金で買ったエロ親父が、
マスメディアに露出して、ベラベラしゃべりまくっていますが、
このエロ親父が開発した神秘の力「真光元(まこも)」の話の中に、
「ヒメガマ」という言葉がよく出てきますね。

これを乾燥させ、特殊加工したのが、
健康補助食品の「真光元(まこも)」だと。

「ヒメガマ」というのは、
水辺に生えている2mくらいの“アシ”のような植物で、
誰しもが「あぁ、あれか!」というくらいポピュラーなもので、
因幡の白兎にも出てきますよ。

薬草辞典では、
止血・増血・利尿・抗結核作用などに効果がある、
と記されています。

・「真光元(まこも)」のヒメガマが、人の体液や大便に触れて
  初めて「光合堀菌」が発生
・ 菌を含んだアカ、大小便が下水に流れ、川や海に流れて蒸発
・ 雨になって地上に降り
  「ありとあらゆる物に満ち、酸化物、老廃物、毒物を解毒分解する」
・ 「光合堀菌なくして地球浄化あらず」
と、TVで言っていましたね。

これだけでも、とんでもハップンなのですが、さらに、
・ 「ガン細胞抑制」、「健康になる」と525円の冊子に書かれていたり
  (誰が買うの?どこで売ってるの?買いたくないけど見てみたい)
・ 基本的には「食用」、「飲用」、「お風呂に入れる」
  (ヒメガマの浄化作用で、「風呂の水は交換しなくてよい」と、
   このエロ教祖(=製造販売業と同時に宗教もやっている忙しい人)が
   言ったために、これを信じたバカ信者が真っ黒になった湯船に
   浸かっているのだと、おぃおぃかえって身体が汚れちゃうよexclamation
・ 金魚・ペット・盆栽の滋養強壮にも良い
・ 貴金属・革製品の手入れや車のワックス代わりにもなる
もう、こうなってくるとTVショッピングもビックリするような万能ぶりだね。もうやだ〜(悲しい顔)

このエロ親父は、まず「詐欺野郎」なことは明白でしょう。
はらたいらに3000点賭けても良いよexclamation

「光合成」と「ダイオキシンの環境汚染メカニズム」を
組み合わせた“つくり話”やおまへんかexclamationちっ(怒った顔)
(なぜか関西弁)

「ヒメガマ」の乾燥粉末なら、
畜産飼料に混合するとボリュームアップには良いかもね。
つまり、牛・豚・鶏のエサにならってことだよexclamation

こんなものを、マルチ商法的に販売していたようですが、
買うほうも買うほうだよexclamation

まだザザムシを食べたり、
タガメ(ゴキブリの曙みたいなやつ)をしゃぶってた方が薬膳的かも。

エロ親父も、こんなつくり話をしないで、
バナナの樹液を天然染色剤として研究すれば良かったのに。

最近、どうも言葉が下品になってしまう。もうやだ〜(悲しい顔)
昨日、そういうご指摘も受けました。
悪いものに、とりつかれてるのかなexclamation&question



posted by RIU at 16:29| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月27日

沖縄といえば「マンゴー」〜その2

050726マンゴーハウス.jpg

昨日、マンゴー生産農家に行きました。

今年は、台風5号の影響で、宮古島に被害があり、
沖縄本島に注文が殺到しているようです。

農家からの直接買入れ価格は、
沖縄末端価格の半額、本土のデパートやインターネットでの3〜4割、
というところでしょうか。
こんなこと、言って良いのかなexclamation&question
私はマンゴーを販売はしないで、私用に使うだけなので、お許し下さい。

インターネットでマンゴー生産農家のサイトを見ると、価格的に高いですね。
「生産農家」というより「販売農家」という感じでしょうか。
でも、生産者から消費者が中間業者をはさまず、
直接買い入れる、というのは良い方法ですよ。

問題は、消費者の「こだわり」に合った生産農家を、
どうやって探し当てるかだと思います。

こだわるのは、
・「価格」なのか、
・「品質」なのか、
・「味」なのか、
・「作り方」なのか、
・「安全性」なのか、
それらの優先順位を消費者が決めるべきだと思います。

先日スーパーで、メキシコ産を見ましたが、
収穫後の農薬散布(=ポストハーベスト)で、
「何とかマンゴーの形を成している」
という感じで、とても美味しそうには見えませんでした。

収穫後、輸送を経て、日本に到着、検疫検査をしたあと、
コールド・チェーンの輸送で、各店舗へ、という延べ時間を考えると、
単に「マンゴー」だけでなく、「バナナ」も含めた『フルーツ』は、
・価格
・商品と陳列技術の“見てくれ”
・商品の味
だけでなく、
1〜10まで数字で『安全度』を正直に出してほしいものです。

それに、そんなに長い時間、生ものが腐らないのも異常でしょうexclamation&question
ペットフードは、異常に合成添加物が、これでもかってくらい
てんこ盛りで入っているので、腐らないですよね。
あれと同じようなものですよ。
農薬を「これでもか」って散布されているおかげですね。
私の島バナナとは、違う世界のようです。もうやだ〜(悲しい顔)

もし、安全度表示を出したとすると、ほとんどの食材は買えないはずですよ。

沖縄のマンゴー栽培は、
完熟を見計らって収穫できるので、
輸入品とは比較にならないくらい「香り」や「甘さ」が違います。

濃厚な甘い香りと、ほど良い酸味と
充分な甘さを備えたねっとりとした果肉は、本当に美味しいです。

未熟な実はビタミンCが豊富なのですが、
熟すにつれてビタミンAが増加するんですよ。

沖縄マンゴーの“旬”は夏だけでしか味わえませんから、
食べるなら今ですよexclamation

マンゴーはハウス栽培が中心で、
ほとんどの農家が病害虫駆除目的で、農薬散布をしています。

私は、農薬・除草剤を使わない主義なので、
その辺が気になるところですが、
農薬基準値は超えてないでしょうから、
美味しさに免じて、まぁ、許してあげましょうか。
posted by RIU at 11:58| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「果物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月26日

3号バナナは、近日収穫!

050726亜矢.jpg

沖縄は6月27日に梅雨明け後、
本島南部では小雨雨がほとんど降らない晴れ日照り状態が続いています。

この1ヶ月で、3日間、延べ30分程度でしょうか。もうやだ〜(悲しい顔)

そんな中、3番目の島バナナが近日、無事収穫を迎えられそうです。

ご存じない方のために説明しておきますが、
下記のように、今年の島バナナの房の順番に名前を付けていました。
第4号からは、面倒くさいので止めていますが。

今回の無事収穫できる島バナナは、「亜矢さん」になるわけです。

第1号バナナ 「太郎くん」  収穫前に立ち枯れ
第2号バナナ 「花子さん」  収穫前に落ちてしまった
第3号バナナ 「亜矢さん」
第4号バナナ  名前なし   成長中でまだ角ばっている状態
第5号バナナ  名前なし   成長中でまだ角ばっている状態
第6号バナナ  名前なし   成長中でまだ角ばっている状態
第7号バナナ  名前なし   成長中でまだ角ばっている状態

沖縄の「島バナナ」は、本当に美味しいのですが、
下記のようにいくつかの問題があるわけです。
・ 台風に弱い
・ 密植はダメ
・ 完熟後、一気に皮が黒くなる
  そのため、日にち指定での発送はなかなか難しい
・ 盗難が多い
・ フィリピン製モンキーバナナを島バナナと称して高値で売るバカがいる
・ 島バナナだけの生産ではなく、複合的で、しかも「主」では難しいはず
  例えば「パパイア+島バナナ」はOK

もし、
「自宅でバナナを栽培してみたいので苗を買いたい」
「島バナナを食べてみたいから買いたい」
という珍しい方がいましたら、苗や実は有償になりますが、頒布可能です。
でも、本土では確実に実が成るかどうかは責任が持てません。
もちろん、栽培育成方法はアドバイスしますが。
ご興味ある方は、コメントを入れて下さい。
posted by RIU at 15:49| 沖縄 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月25日

沖縄といえば「シーサー」〜その11

屋根獅子の始まり

首里城正殿の隅棟(すみむね)で、
中央あたりの全面と背面に1対ずつ「獅子面」を見ることができます。
おそらく、これが屋根獅子としての始まりなのではないでしょうか?

ふつう「隅棟」は、中国でも韓国でも本土でも、
『鬼瓦』を置く所ですが、
沖縄では「鬼面」の変わりに「獅子面」を置いている訳です。

琉球王朝が、首里城建築において、瓦ぶき屋根を造るとき、
隅棟に鬼瓦を4つ付けることを、まさかケチったとは考えられませんが、
沖縄独特の合理主義から?鬼瓦ではなく、
屋根獅子をポツンと置くようになったのです。

この時点では、鬼瓦に期待する「魔除け」としての意味合いも
充分に加味されていたことは、言うまでもありません。

屋根獅子は、構造的に後から取り付けられないので、
瓦ぶき屋根を造る時に取り付けていると思われます。

首里城は、1945年の沖縄戦で米軍の艦砲射撃で跡形もなく
吹き飛ばされましたので、現在の首里城は、
1992年(平成4年)に「本土復帰20周年」に併せて復元され、
2000年12月に「琉球王国の城(グスク)及び関連遺産群」(9ヵ所)が
世界遺産として登録されています。

艦砲射撃で吹き飛ばされる前の首里城は、
何度も焼失しては立て直しを繰り返しているのですが、
最終的な形は1729年ですから、
この時が「屋根獅子」の起源として考えても良いのではないでしょうか。
posted by RIU at 09:54| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「シーサー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月24日

沖縄といえば「シーサー」〜その10

沖縄ワールド・シーサー3.jpg

沖縄観

沖縄には独特の世界観・宇宙観・宗教観があって、
それらは古くからあった元々の土着信仰と、
日本や中国の宗教(仏教、道教など)が混ざり合って形成しているものです。

沖縄が「チャンプルー文化」と言われる由縁ですね。

例えば,
家庭の守り神である「火の神(ヒヌカン)」は、
中国では「道教のかまどの神」であったものが、
沖縄に伝わってから変容したものです。

また、
火の神が家庭単位の信仰であるとすれば、
御嶽(ウタキ)」は村落単位の信仰の対象であり、
本土での鎮守の杜や神社に相当します。

海上楽土があるとされる「ニライカナイの信仰」は、
沖縄全体の信仰対象であると言えます。
posted by RIU at 00:09| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「シーサー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月23日

沖縄といえば「シーサー」〜その9

沖縄ワールドシーサー2.bmp

屋根獅子の魅力

屋根獅子が、屋根と一緒に風化してゆくところが魅力的だと思います。

屋根が古くなり、屋根獅子も同じように古色を帯びることで、
屋根全体と調和して一体感が出て、
さらに美しさと貫禄、風格も出て来るのです。

シックイと瓦のかけらという限られた材料で作られた“正規品”は
屋根と調和して「良い味」を出しているのですが、
最近の焼き物シーサーは、味気なく、違和感があります。

屋根の風化に、焼き物がいつまで経っても新品同様だから、
浮いてしまうんですよね。

焼き物なら、まだ、私は「素焼き」の方が好きです。

屋根左官職人は、屋根の形や大きさなどを意識して、
それにあったものを祈りを込めながら無心で作ったので、
屋根全体と調和したものができたのですね。
posted by RIU at 00:06| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「シーサー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月22日

沖縄といえば「シーサー」〜その8

シーサー2.bmp

中国に伝わった獅子
中国で墓前に据えられた最古の獅子は、
武氏祠(山東省嘉祥県)の翼をつけた石彫獅子と伝えられています。
これは後漢時代の獅子で、翼をつけたその姿は西域の様式です。

漢の時代には、すでに西域との交通路(シルクロード)が開かれていて、
獅子の概念もこのころに導入されたものと思われます。

中国の獅子には、はじめのうちは西域の強い影響が見られますが、
やがて中国独自の様式が生まれて来ます。

古代より中国には、麒麟・龍といった縁起のよい瑞獣、
あるいは鳳凰のような瑞鳥を創り出す慣習がありました。
孫悟空や沙悟浄、猪八戒もその時期からexclamation&question

中国の文献に「獅子」が登場するのは、
「漢」初期の、中国最古の辞典『爾雅(じが)』の中に、
「ざん猊(げい)は虎猫(こびょう)の如し、虎豹(こひょう)を食う」
という記述があります。

梵語で、獅子のことは「シンハ(Snmha)」と発音され、
ざん猊(げい)は、その音訳で、
獅子は、その頭文字の「シ(Si)」を取った略称だと言われています。

獅子もいつしか中国風に変容し、現実のライオンから遠ざかっていったのでしょう。

こうして、唐の時代になると、中国独特の「唐獅子」が登場してきます。

洋の東西を問わず、獅子には
権威の象徴守護神(魔よけ)装飾
という、3つの共通した意味づけがなされています。

どれに比重を置くかは、その時々の用途によって異なり、
また複合的に用いられたりしています。

中国の獅子は、もっぱら貴族の墓前や廟、宮殿、寺院の守護神として設置されており、
公的な場所に獅子を据える形式は古代オリエントの慣習が伝わったものといえます。
posted by RIU at 00:23| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「シーサー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月21日

沖縄といえば「シーサー」〜その7

南風原・シーサー.jpg

沖縄に獅子がいつごろ伝来したか?
・ 浦添ようどれ(浦添城の崖下に築造されている琉球国中山王・英祖のお墓)の
 石棺に彫刻されている獅子
・ 玉陵(たまうどぅん、琉球王家の墓)の獅子
・ 首里城の歓迎門や瑞泉門の獅子
などは、13〜14世紀頃と言われています。

琉球王朝の重要な歴代古文書類が、
1609年の薩摩の侵略時に、大部分が焼失してしまっているので、
残念ながら詳細は解っていないのです。

琉球王府や上層階級によって、獅子は受容され、
以降、沖縄文化の素地の中で変容してきたと考えられます。

屋根獅子は、当初は「飾りを置く」ことを考えたのだと思います。
「飾りを置いて」ついでに「魔除け」を兼ねさせようとしたもので、
最初から「魔除け」は考えていなかったのではないでしょうかexclamation&question

『魔除け』が主願であれば、
何らかの形で、かやぶき屋根の家にもあるはずが、
実際にはかやぶき屋根には屋根獅子はなくて、
瓦屋根だけにあった
のがその理由です。
posted by RIU at 07:41| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「シーサー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月20日

沖縄といえば「シーサー」〜その6

素焼きシーサー.jpg

屋根から獅子が降りてきた
最近は、門柱に獅子を置くのが流行していますが、これは戦後の現象です。
風水とは全く無縁の、ただの“お飾り”になってしまいました。

門に置くときは、
1つが口を開いて、もう1つは閉じている「対」になっていることから、
口を開いているのが「雄」で、
閉じているのは「雌」である、
と言っている人もいますが、そういう単純なものではなく、
これは物事の初めと終わりを意味する「阿吽(あうん)」を表現したもので、
「雄・雌」の区別ではないと考えています。

屋根に置いてあるのは、
獅子が勢いよく悪霊に噛みつくために、ほとんどが口を開いているはずですよ。
となると、ほとんどが「雄」なのでしょうかexclamation&question
であれば、「雌」も、登っていないといけないですよねexclamation&question

最近は、素焼きや陶器製の獅子が増えています。
土産品として、お客様の目を意識したような作りが、味気なさを増幅させます。もうやだ〜(悲しい顔)
口を開けて悪霊に立ち向かう、という感じではなく、
ただ、いにしえの形をマネした、
マンネリズムの置き土産・オブジェになってしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)
安倍なつみ状態とでも言いましょうかexclamation&question

市販される陶器製の獅子は、ほとんどが台湾製ですし、
素焼き製も、型にはめて概略をつくる、
「型に入れてポン」式の簡易的なものになってしまいました。

最近は100円SHOPのダイソーにも、獅子が売っているんですよね。

昔は、一心不乱に創ったので、
自然に技術の修練につながっていたのだと思います。

現代人は、中身より、周りの目を過剰に意識し、
展覧会に出品して賞を取ろうとする、名を挙げるような功名心が先走り、
それが素朴さ、真心さが感じられず、
心を打たなくなってしまったのではないでしょうかexclamation&question

片岡鶴太郎は才能はあると思いますが、
私は彼の「絵」や「字」を見ても、感動したことがありません。
むしろ小室哲哉の楽曲のような、チープな感じを受けてしまいます。
加山雄三の絵もそうですね。
そこそこ描いているのだけど、何か「感動」がないです。

片岡鶴太郎は、人の目を意識した創り方になっているからだと、
私の「素人目」にも分かってしまうからです。
一種の「ウケ狙い」作品だと、私は思っています。

心の中から、湧き出したイメージを、
周りの目を意識せず、そのまま作品にするような、
岡本太郎やジミー大西、かつての沖縄の屋根左官職人とは違うと思っています。

最近の「お土産シーサー」も、そのように考えていますので、
少し残念に思っています。
posted by RIU at 07:08| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「シーサー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月19日

沖縄といえば「シーサー」〜その5

シーサー.jpg

屋根に登った獅子
中国大陸との間に東シナ海を抱く琉球諸島には、
昔から、この世に幸福をもたらす“ニライ・カナイという、
海の彼方の楽土に対する信仰がありました。

ニライ・カナイ”から潮に乗って、風に乗って、
ニライの神が、様々な人やモノ、文化宗教などが渡来して来ました。
そして獅子もまた。

沖縄にたどり着いた獅子は、
“シーサー”と呼ばれる沖縄独特の獅子に姿を変えて、
ついには屋根に登ってしまいました。
森繁久弥も一時シーサーだったexclamation&question
屋根に獅子を飾るというのは、世界で沖縄だけです。
屋根獅子は、シルクロード=ライオンロードの終着点、というわけです。

「玉陵(たまうどぅん)」という琉球王朝の墓や、
「浦添ようどれ」という13世紀頃の王墓には竜の頭があり、
「首里城正殿の竜柱」には昇竜が鮮やかに描かれており、
屋根に登るのは竜でも良かったのではexclamation&question
と不思議になりますが、
それでも獅子が選ばれたのは、
魔除けや、台風とか災害から家を守ってもらいたいという、
獅子の強さに託した“安全祈願”からくるもので、
ライオンが力の象徴であり、魔除けの意味もあるという、
古代オリエント以来の考え方が、世界中に浸透しているわけですね。

屋根に登った獅子たちを見てゆくと、
・ 正面を向くもの
・ 横から振り向いたもの
・ 後ろを振り返ってしまっているもの
・ 今にも飛び掛りそうに、身を低く構えたもの
などが瓦屋根の中央や隅に、這ったり、座ったり、寝そべったりしています。

獅子の顔は、
・ 猿
・ 犬
・ 猫
・ タヌキ
・ トラ
など、いろいろな動物に似ていて、
中には“妖怪”といか思えないものや、人間の顔に似たものまであります。

その表情も独創性に富み、
・ 大真面目なもの
・ 威張っているもの
・ あざ笑うもの
・ 怒っているもの
・ 考え込んでいるもの
・ にらみを効かせるもの
など様々なものがあります。

さらに、年老いたものや若々しいもの、親子連れのものまであり、
どれ一つとして同じものがないことから、
さながら“獅子・五百羅漢”のようなものですね。

どこからともなく、こっそりとやってくるマジムン(魔物)から家々を守る彼らには
厳しい自然の試練が待ち受けています。

毎年必ずやってくる台風の強烈な横殴りの風雨に打たれ、
またサンサンと降り注ぐ強烈な日差しを全身に浴びながらも身じろぐことがなく、
屋根の上でじっと頑張っています。

白かったシックイは、いつしか黒ずみ、
彩色のはげ落ちた姿を眺めていると、
どことなく、滑稽さが漂い、親しみがさらに湧いてきます。

彼らの細工を見ると、技術的には一見レベルが低く思えるのですが、
見れば見るほど「感動的」、「芸術的」で、不思議な魅力を持ちあわせており、
思わずその場にたたずんでしまいます。

今日的を見せるために、「見てもらうため」を意識した、
観賞を前提として作られたものとは全く異質な、
ホンモノの凄さがそこにはあるのです。

厚い信仰を持った屋根左官の祈る手で、
手早く(3時間前後で完成させたようです)作られることで、
屋根獅子には「セジ(霊力)」が宿ります

「ウー瓦(男瓦)」と「ミー瓦(女瓦)」を材料として、
シックイでつなぎ固めながら形作られるのですが、
その時に「ウー瓦(男瓦)」と「ミー瓦(女瓦)」の魂は合わさり、霊化され、
強いセジとなって、異様さの中にこもっているわけです。

屋根獅子作りは、家を仕上げて、
その最後に作る、言わば“打ち上げ”のようなものですから、
屋根左官自身が楽しんで創ったのだと思います。

芸術の本質の1つとして、「面白さ」は欠かすことが出来ない要素です。

美術館や展示会の、ある魅力的な作品の前で立ち止まり、
しばらく見入ってしまうことは誰でも経験があると思います。

どんなに、技巧的には高くても、
「面白くない」「感動がない」ものは芸術的価値として欠けていると思います。

そういう意味では、屋根獅子には、どれも芸術性がある、と言えるでしょうexclamation

屋根獅子に見とれるあまり、
家主に「不審者」と誤解されることがしばしばあるくらいです。もうやだ〜(悲しい顔)

屋根左官自身にも、
この分野だけは、建築注文主を無視して、
自分の独創性が発揮できる喜びがあったのだと思います。

家や屋根の大きさ、色などから屋根獅子の大きさまでもが、
みごとにマッチングされているのは、
「無心が生み出す良さ」「純粋さ」「素朴さ」「真心」があったからこそだと思います。
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2005年07月18日

沖縄といえば「シーサー」〜その4

沖縄ワールドシーサー2.bmp

廃藩置県より前の沖縄
・ 王朝時代は、農村での瓦屋根が許されず、一般住宅は「茅(かや)ぶき屋根」でした。
・ 茅(かや)ぶき屋根の上には、屋根獅子は置けない。
・ 首里の士族階級に限っては、瓦屋根が許されていたが、
ほとんどが儒教(=韓国の思想)か仏教の禅宗を信仰しており、
道教的要素が強い屋根獅子は使わない考え方なので、
那覇では屋根獅子はなかった
と考えられます。

明治以降の沖縄
・ 廃藩置県で、瓦屋根が許されました。
  毎年台風に悩まされてきた人々にとって、
吹き飛ぶことのない瓦屋根に住む“憧れ”があったことと推察されます。
・ 瓦屋根の解禁は、明治22年で、これ以後普及しだしました。
・ 当時は、農漁村の中でも、漁村が比較的生活レベルが高く、
  海岸べりの漁村に瓦屋根が多かったようです。
・ 戦前では、那覇山下の垣花(かきのはな)という漁村が栄え、
  屋根獅子を一番多く見られた地域と言われています。
・ 瓦ぶき屋根の家が持てたのは、
  当時では、その地域の相当の資産家しかできないことでした。
・ 中流階級クラスは、
  茅(かや)ぶき屋根と瓦屋根の折衷型
  「雨台瓦葺(あみだいがあらぶち)」という、
  軒部分だけを瓦ぶきにして、軒先に屋根獅子を乗せていました。
    「雨台(あみだい)」=「雨だれ」、
    「雨台瓦(あみだいがあら)」=「雨水を溜める手段」
  水道の普及と共に、雨水を溜める必要性が薄れ、以降急速にすたれてゆきました。

中国から沖縄に獅子が入ってきたのは、
13〜14世紀と言われていますが、
一般住宅の屋根に「シーサー」が登ったのは、
まだ最近のことだと思われます。

posted by RIU at 00:15| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「シーサー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月17日

沖縄といえば「シーサー」〜その3

沖縄ワールドシーサー.bmp

シーサーの向き
沖縄は、中国の道教の影響を強く受けています。
道教の民間信仰「風水」は沖縄方言で「ふんし」と言われ、
シーサーの向きに極めて重要な役割を果たしています。

「“家の向き”がどうこうではなく、四方八方、家のどちらに何があるか?」
という考え方で、
それが「その家の家相」というか「運命を左右する」という考え方が『風水』で、
「水の出る方角」
「風当たりの強い方角」など
気象条件や自然科学的な意味合いも加味されており、今でも多くの人が支持しています。

屋根獅子が作られるときは、新しい瓦屋根の完成する直前で、
それが屋根左官の最後の仕事になりました。

この時に重要なのが、屋根獅子設置の「方角」で、
・ 家主が決める場合
・ 屋根左官に任される場合
とがあり、好き勝手な方角に向けて設置されたのではなく、
きちんと“風水”で計算された方角に顔を向け、にらみを効かすことが、
屋根左官の最も大切な役目になっていました。

屋根獅子の顔の向きは、基本的に以下の3つが「決められた方角」です。
・ 「きりんち返し
  屋敷の正面に山や丘があると、運気がさえぎられてしまい、
  「発展性がない」と風水では言われているようです。
  それを「サン」と言い、サンを抑えるために「獅子」を置くわけです。
  T字路、三叉路のうち、1本が「きりんちが強い」と言われ、
  その方向に「石敢当(富)〔いしかんどう〕」が置かれ、
  その石敢当(富)を「きりんち返し」とか、次の「やなかじ返し」とか言います。
・ 「やなかじ返し」、丑寅(うしとら)−東北の方角  
  沖縄方言で“カジヌニー”(悪風の根)と言われ、『鬼門』の方角。
  「悪風」=「悪霊」で、
  動物霊、人間に良い影響を与えない悪魂のことを“やなかじ”と呼んでいます。
  「ヤナ感じ」ではないですよ。
  T字路に囲まれて屋敷がある場合、
  屋敷に向かって真っ直ぐ突き当たる道の塀には、
  必ず「石敢当(富)」が置かれますが、
  その方向にもよく「屋根獅子」が置かれています。
・ 午(うま)−真南の方角  
  その方角に門を構えると、火難にかかりやすく、
  「火災除けの方角」とされています。
  「火伏せ」と言って、『軒』の方に屋根獅子を設置しています。

「石敢当(富)」とは
中国から伝わった風習で、あちこちの丁字路や三叉路の壁に置かれているもので、
魔よけとしての意味があります。
魔物は曲がる事が出来ず突き当たりから家に入ってくるので、
それを封じるためにこの表札のような石が置かれるのです。
「石敢富」、「石敢当」などと書き、
読み方は「いしがんとう」・「せきがんとう」などと読みます。

詳しくは、下記ページをご覧下さい。
   石敢当とは?
posted by RIU at 05:22| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「シーサー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月16日

沖縄といえば「シーサー」〜その2

0408シーサー.jpg

「シーサー」次項有「獅子」次項有「ライオン」
本土では「狛犬」や「唐獅子」、沖縄では「シーサー」と呼ばれる獅子像は
古代オリエントやインドのライオンが原型です。

唐獅子が日本に伝来したのは唐の時代と言われています。
日本では、奈良・平安時代に当たり、遣唐使や留学僧がさかんに往来した時代でした。
伝来当初の獅子は宮中の守護獣として用いられていました。

当時の獅子面が日本で一番古く、正倉院に宝物として保存されており、
“ライオン似”で、日本各地に見られる獅子面の原形となったのだと思います。

「唐獅子」・「狛犬」・「シーサー」のルーツは同じでも、
中国大陸から直接わたってきたのが「唐獅子」、
朝鮮半島を経てきたのが「狛犬」
中国から沖縄に伝わったのが「シーサー」
となったわけですね。

獅子舞用の獅子面には「毛」を付けますが、
これは“ライオン”を意識したものと考えられます。
胴体部分には「毛」はないのですが、唐草模様に「毛」が図案化されているわけです。
東京ボン太の祖先もライオンだったexclamation&question
舞うときのしぐさもライオンに似ているような感じですよね。

「獅子」という言葉は、明らかに“ライオン”を意識していたはずですが、
沖縄で屋根に登ると、沖縄独特の大らかさで
「ライオンなんかどうでも良く」なり、ついには“猫”のようになってしまったのでしょう。
「ライオン」自体、見たことがないのですから、やむを得ませんよね。

「狛犬」の「コマ」というのは「高麗」=「朝鮮」=「外国」という意味で、
獅子を見たことがないために、「外国の犬だろう」という意味で、
“コマ犬”になったのです。

狛犬が神社の参道に置かれるようになるのは江戸時代からで、
それ以前は神社や寺院の建物に安置されていました。

狛犬のことを本来は「獅子・狛犬」とよび、
神殿に向かって右側で口を開けているのを「獅子(阿形)」、
左側で口を閉じたのを「狛犬(吽形)」と区別していました。
物事の初めと終わりを意味する「阿吽(あうん)」を表現したもの、と言われています。

それが江戸時代に入り、参道に定着するようになると、
単に「狛犬」と呼ばれるようになったのです。

「シーサー」は中国の獅子が沖縄に伝わり、
現在では家の門や屋根の上から、その家を守る“神”になりましたが、
世界中を見ても、一般庶民生活の中に深く「獅子」が入り込んだのは沖縄だけです。

本土では「狛犬」は神社止まりで、生活の中には入り込んでいません。

ヨーロッパでは、建物の壁面やドアの飾りとして頻繁に使われていますし、
紋章には必ずと言って良いほど用いられていますよね。
posted by RIU at 00:35| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「シーサー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月15日

沖縄といえば「シーサー」〜その1

壷屋シーサー.bmp

沖縄文化を代表とするものとして、
民家の屋根に置かれたり、
門柱に置かれたりしている「シーサー」があります。

「シーサー」は、獅子であり、
その原形は百獣の王といわれるライオンである
ことはご存知の通りです。

沖縄では、琉球の古文書類が少なく、まだ十分な解明がなされていません。
沖縄では、過去2回多くの古文書類が焼失しています。
1609年の薩摩(島津)による琉球侵略の時は、
アルカイダの仏像破壊のように、一方的に焼失しましたし、
1945年の沖縄戦で、アメリカ軍の艦砲射撃で焼失・粉砕しています。

「未知のロマン」あふれる、と言えば格好良いですが、
歴史が不透明なのは、何とも寂しい限りです。

今回、「その1」としたのは、
・ シーサーのルーツ
・ 屋根獅子のおこり
・ 獅子が屋根に登った理由
・ 「シーサー」が流行りだした時期
・ 「シーサー」の向き
・ 「シーサー」のオス・メス
などについて、テーマごとに記述したいと思ったからです。


今日は、
「シーサー」という言葉について
考えたいと思います。

村芝居で「獅子舞」のことを
方言で『シーシケーラシ』と言います。
「ケーラシ」とは、“ひっくり返る”という意味なのですが、
「獅子舞がひっくり返るように演舞するから」だと思います。

「シーシ」というのは『獅子』ですよね。

「シーサー」の“シ”は、「獅子」の『シ』、というのが1つ。


セイロンの国名はサンスクリット語で
「シンハラ・ドヴィーパ」と言い
獅子の島』という意味なのです。

なぜ、セイロンが出てくるのかというと、後日記述しますが、
エジプトのスフィンクスやシンガポールのマー・ライオン、
中国の唐獅子、日本の狛犬、沖縄のシーサーは、
そのルーツが古代オリエントにあり、
西から東へ、シルクロードや海上ルートを経由して
最終的に日本や沖縄に到達している
ので関係があるのです。

シンガポールの国名も、サンスクリット語で
「シンガ・プラ」と言い
獅子の町』という意味なのです。
「シンガ」は『獅子=(ライオン)』、「プラ」は『町』の意味です。

それらの頭文字も『シ』で「獅子」ですよね。
これが「シーサー」の『シ』だと思うのです。ひらめき

獅子も英国では門衛像として、ライオン実物に近いブロンズ像がありますよね。
確か、三越の入り口にもありましたね?

となると、「サー」は『sir(敬称)』なのでしょうかexclamation&question
それとも「シーさ」で『シーサー』exclamation&question
まさかね。

「シーシ」が訛って『シーサー』になったのだと思いますが、
「サー」については、まだわかりません。もうやだ〜(悲しい顔)

シー・ズー という種類の犬がいますが、
中国では「獅子狗(シー・ズー・クゥ)」と呼ばれ、『ライオン』を意味するようです。
それも、なんとなく「シーサー」に似てますね。

画像は、「壷屋」という、焼き物の町(通り)があるのですが、ここの屋根のシーサーです。
posted by RIU at 15:41| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「シーサー」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月14日

「花子さん」バナナが落下!

050714新人バナナ.jpg
050714花子さん落下.jpg
050714亜矢さん2.jpg
050714亜矢さん.jpg
050714市場の島バナナ.jpg

台風台風5号が台湾方面に近づきつつありますが、
沖縄は6月27日に梅雨明け後、1度も雨が降らず、晴れ日照り続きです。

そのため、コーヒー畑に毎日出向き、水やり、雑草刈りなどに集中していました。

「花子さん」バナナも数日では変化がないので、様子を見に行かなかったのでした。もうやだ〜(悲しい顔)

今朝、久しぶりに「花子さん」画像を撮影するために、バナナ園に入ったところ、
何と、期待していた巨大な「花子さん」バナナが、重さに耐えられず、
茎が倒れて、房が下に落下していましたexclamation×2がく〜(落胆した顔)

あわてて、房を取りましたが、大丈夫でしょうかexclamation&questionもうやだ〜(悲しい顔)

前の「太郎くん」と違って、だいぶ熟しかけてきていましたので、
たまたま1本黄色く熟していたのがあり、早速試食してみましたが、
けっこうイケましたよexclamation揺れるハート

1枚目の画像は、
本当は真ん中に「花子さん」バナナの房があったのに、
倒壊してしまったので、両サイドの「新人バナナ」しか見えません。

2枚目の画像は、
「花子さん」バナナをカットしたところです。

縁側に置いておくと、誰かに持っていかれると思い、
裏の方に仮置きしました。
このあと、吊るして、完熟を待つことになります。

3・4枚目の画像は、
3番目のバナナである「亜矢さん」です。
こっちも、今のところは全く順調です。
昨年、美味しいバナナが出来た場所なので、こちらもかなり期待しています。

5枚目の画像は、
近所の市場に出ていた「島バナナ」です。
見た感じが「モンキーバナナ」っぽいですよね。
でも、ヘタの部分がおおざっぱに大きく切られていて、
しかも青いですから、島バナナである、と言えます。

とにかく、モンキーバナナを「島バナナ」と称して、
高く売りつけるセコイ奴がいますから、お買い求めの場合には十分注意して下さいね。





posted by RIU at 12:18| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | バナナの栽培過程ー「花子さん」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月13日

「紅茶」の農薬汚染

紅茶は、コーヒーや緑茶と並んで、嗜好品として生活に溶け込んでいます。
一般に「お茶する」というと、それらのことを指すでしょう。

「紅茶」「コーヒー」「緑茶」は、お湯をかけて飲んでしまいますので、
その“安全性”について考えたことはあるでしょうかexclamation&question

「コーヒー」、「緑茶」は後日に回して、今日は『紅茶』についてお話しましょう。

「紅茶」の木から病害虫から守るために、一般に、
「農薬は1シーズンで4種類以上ある」
と言われています。

日本では1972年までに使用禁止になっていますが、輸入品だけあって、
「BHC」、「DDT」
の海外使用は当然です。

「BHC」は、
虫を大量に殺せる効果で大ヒットしましたが、
分解しにくく、土壌残留性が高く、環境ホルモンが問題化されています。
もともと、虫を大量に殺せるものが,ヒトに無害であるはずがないですよね。

「DDT」は、
60年前の終戦時に“シラミ”退治用として、頭からかけられましたが、
農作物のあらゆる虫に激効があるのが知られると、大規模な量産体勢に入りました。
DDT景気がアメリカを潤したほどで、やがて日本でも生産可能になり、
呉羽化学が大儲けしてしまったわけです。

やがて、「BHC」,「DDT」の薬害が、
国内で1971年に登録中止命令が出たあとも、
海外、特に東南アジア向けにかなり生産しています。

国内での使用禁止に伴う大量在庫のはけ口として、一気に輸出してしまいました。

「DDT」は、土壌中の半減期が30年以上とされ、識者の間では
「東南アジアでの完全消失までは最低1,000年はかかる」
と言われています。

現在でも、中国製DDTが東南アジアでは使用されています。

紅茶の木に使用しても良い、と思われる殺虫剤は、
有機リン系の「クロルピリホス」で、米の殺虫剤“レルダン”で有名です。
最近では、キャベツやリンゴでの使用も多いようです。

東南アジア生産の紅茶では、この「クロルピリホス」を最低2回散布していますが、
アメリカ生産の紅茶では“エチオン”が使用されています。

これは、日本の果樹栽培でも多く使用されていて、
その副作用で、生産者は散布中に“よだれ”がダラダラと流れ出てしまうことが多いのです。

戦後のDDT並みの大量生産が行われており、
紅茶の木にも散布されている殺虫剤が“スミチオン”です。

これも、国内の米や野菜生産で使用されている有機リン系農薬です。
あの『コックローチ』の原料ですよ。

これは、水田や野山にヘリコプターで空から撒くのでも有名です。
副作用で死亡者や重症患者が続出中ですよ。
現在、中国・東南アジアでは、バンバン使われています。

インドの紅茶の木では
“DCIP”という殺虫剤も、土壌処理剤として常用されています。
センチュウの駆除剤ですが、日本でもホウレン草の土壌処理で常用されています。

紅茶は特に殺虫剤を頻繁に使いますが、
殺菌剤や除草剤も使用しているところが多いようです。

“ジウロン”という除草剤は、
主にインドネシアの紅茶の木で常用されていますが、
日本の緑茶栽培でもよく使われます。

紅茶のポストハーベスト(収穫後農薬散布)については、あまり聞きませんが、
日本の港に入る防疫検査で、虫が発見され、
“くん蒸処理”されることは、たまにあるようです。

「茶葉に“お湯をかけて飲む”」のは、
その茶葉が『安全』であることを確認してからにした方が良さそうです。

もちろん、“有機”認証の紅茶なら、『安全』だと判断して良いですよ。
農薬を使用しないのですから。

沖縄県では、完全無農薬で“紅茶栽培”をやっているところが2軒あります。
小規模生産なので高価格らしいですが、これは「安全」でしょう。
肝心の味も、私は飲んだことがないのですが、
「2年後にイギリスの品評会に持って行き、格付けしてもらう」
と言っていることから、かなり本格的なのではないでしょうかexclamation&question

私のバナナやコーヒーは、もちろん完全無農薬栽培ですが、
特にコーヒーは、“味”と“安全性”で「世界最高」を目指しています。
posted by RIU at 23:57| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 危険な農薬・ポストハーベスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月12日

地元市場の「花」画像

050712キメンカク.jpg
050712隣家のサボテンの花.jpg
セミス.jpg

地元の市場で、今朝撮影した画像です。
最初の画像は、「キメンカク(鬼面角)」という“サボテン”です。

サボテン科セレウス属
学名  Cereus peruvianus
原産地 ペルー

ペルーでは自生し、大正6年ごろ日本に渡来した、かなり大型の柱サボテンの仲間です。

夜に開花する性質で、花はラッパ状で直径10〜15pぐらい。
花は3日ぐらいの寿命で、朝方花をとじ夜になるとまた咲き始めるようです。
隣家でそう聞きました。もうやだ〜(悲しい顔)
画像も隣家で撮影させて戴きました。
コウモリによって受精されるそうですが、
そういえば、自宅庭にもコウモリが住んでいます。がく〜(落胆した顔)

1鉢750円で出されていました。
一見安そうですが、いかがでしょうかexclamation&question
高さは1mくらいありました。
隣家では、高さが約8mくらいに2階まで到達しています。

2番目の画像は、「クリソセミス・プルケラ(クリソセミス属)」です。
1鉢250円で売られていました。
 西インド諸島,パナマ,南アメリカ北東部原産の多年草です。

観葉植物として鉢植えにされるケースが多く、
実際、この近辺でもあまり見かけません。

茎は多汁性で高さ約30p止まりのようです。
何だか熱帯系のケバさがあって、引き付けられました。


沖縄は、梅雨明け後、
今日まで連続20日間も雨なし、日照り続きです。もうやだ〜(悲しい顔)

コーヒー畑の水やりに今日だけで5往復もして、バテてしまいましたので、
今日は手抜きということで。

これから、雨乞いの祈祷でもしましょうかexclamation×2もうやだ〜(悲しい顔)

台風台風5号が、本土にかかる前線の影響で、北上できずに、
なんと西へ移動してきましたexclamation

台風台風はイヤだけど、雨は降ってほしいexclamation×2もうやだ〜(悲しい顔)



posted by RIU at 23:51| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元市場では | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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