2005年12月30日

沖縄といえば「お茶」〜その10「中国茶の歴史−D喫茶文明が最盛期の清代」

10月 4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月 5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」
10月 6日 沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」
10月 7日 沖縄といえば「お茶」〜その4
「世界のお茶を製法によって4つに分類する」
10月 8日 沖縄といえば「お茶」〜その5「中国茶の種類」
10月12日 沖縄といえば「お茶」〜その6
「中国茶の歴史−@発祥と起源」
10月16日 沖縄といえば「お茶」〜その7
「中国茶の歴史−A茶の始まりと変遷」
10月26日 沖縄といえば「お茶」〜その8
「中国茶の歴史−B茶の製法が発達した唐代」
10月29日 沖縄といえば「お茶」〜その9「中国茶の歴史−C宋代〜明代」


清代(1616〜1912年)に入ると、
中国各都市には「茶館」や「茶楼」が出来、
広東省で現在のスタイルの“飲茶(やむちゃ)”が始まり、
喫茶文化最盛期となります。

また、欧州への茶葉の輸出が始まったことで、
英国の紅茶文化が華やかになり、
英国人にとって紅茶が欠かせない存在になりました。

しかし、英国は茶貿易での銀流出を防ぐために、
インドのアヘンを中国に輸出してお茶を手に入れようとします。

中国側はアヘンの輸入を禁止したため、
アヘン戦争(1840〜1842年)が勃発してしまいます。

これが、清朝を崩壊へと導き、
その後「北京条約」によって、
イギリスやドイツが中国茶貿易の実権を持つようになりました。

そのため、中国茶の輸出が減少し、
中国の茶園や生産施設は荒廃してゆくことになりました。

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2005年12月27日

久米島の“久米島地鶏牧場”を見学してきました!

私はバナナやコーヒー等を除草剤や農薬を一切使わず、
「安全・安心」は当たり前で、しかも『美味しい』ものを提供しよう、
という理念で栽培しているのですが、
同じ理念の人たちがグループ化してきました。

今日は、
「鶏の肉質は“エサ”で違う」
という、
久米島の“久米島地鶏牧場”
を見学してきました。

那覇空港から久米島空港へは
琉球エアーコミューター(RAC)という
JTAの子会社のローカル便で25分のフライトです。
RAC877便.jpg
877便は、小さなプロペラ機でした。
これなら、ヒューザーの小嶋進社長の自家用飛行機の方が立派かも。
久米島空港.jpg

久米島地鶏牧場入口.jpg
久米島地鶏牧場では、
1万坪の敷地で、約3,000羽の鶏が飼われています。

放し飼いの様子.jpg
鶏舎と庭が網で囲われていて、これが17ありました。

久米島地鶏.jpg
鶏の種類は「フランス鶏(赤鶏)」ということでした。

この鶏は
「発育に時間がかかるけど肉質が良く美味しい」
のが特徴で、私も今まで何度も食べているのですが、
確かに美味しいのです。

ここでは
「ブロイラーと地鶏の中間を目指している」
そうです。

ブロイラーの特徴
・ 肉が軟らかい
・ 淡泊すぎて水っぽい
・ 薬漬け

地鶏の特徴
・ 肉が硬い
・ 本当の地鶏は美味しくない
・ 放し飼いの鶏は美味しいが、歯ごたえが固すぎる
ということで、
放し飼いの様子2.jpg
「ブロイラー」と「地鶏」の、
それぞれの長所を活かして
・ クセがない
・ 硬くないが噛みごたえがある
・ 美味しい、うま味がある
・ 香りがある
を目指しています。

東京の有名シェフからも高い評価も得られています。


“こだわり”
・ エサ
  一般の配合飼料は使わず、
  トウモロコシや麦などの穀物を中心にして、
  さらに「泡盛カス(カシジェー)」を混入するという、
  独自の飼料を与えています。
  カシジェー.jpg
  泡盛(焼酎)カスを絞った液体が「もろみ酢」で、
  その残りが“カシジェー”です。
  そのため「もろみ酢」よりもアミノ酸が豊富なのですが、
  一般に「アミノ酸が多い」と言われている納豆と比較しても、
  そのアミノ酸量はカシジェーの方がケタ外れに多く、
  「栄養の固まり」なのです。
  久米仙.jpg
  ここでは、沖縄・泡盛のトップメーカー「久米島の久米仙」の
  カシジェーを一手に使っています。
  放し飼いの様子3.jpg
・ 運動
・ 温度
  夏は扇風機、冬は暖房をして、温度管理を徹底しています。
・ 
  ミネラル成分の多い、豊富で安全な湧き水を利用しています。

一言でいえば、「健康管理」へのこだわりですね。

ブロイラーと比べると、
「庭付き1戸建て」と「ワンルームマンション」くらいの
違いがあるのかもしれません。

ここでは、過去、病気は1度もないそうです。

60日目.jpg
ケンタッキーは約45日で出荷するのに、
ここでの出荷は生後80日だそうです。

現在は生後20日目までは、病気のリスクを抱えているために
抗生剤を投与していますが、
添加物・抗生剤を一切与えない新しいエサでテストでも
飼育中(60日目まで全く問題ない)でした。
添加物一切なしのエサでタ験中の60日目の鶏.jpg
この方法は、まだ日本では珍しく、問合せも多いようです。

どっちの料理ショーでも取り上げられ、
「沖縄の久米島地鶏VS青森にんにく」というタイトルで
4:3で久米島地鶏が勝ったそうです。

2年前の放映だったようです。

当時は帝国ホテルからの受注も、
限定飼育のため応じられなかったようです。

牛の飼育.jpg
牛も泡盛カス(カシジェー)を主体としたエサで
「肉質の変化」をテスト中で、約20頭が飼育されていました。

玉子は島内だけで販売しているようでした。

やっぱり、“ホンモノ”は良いですね。

こういった「こだわりにこだわる」人たちだけで、
『直販』をする準備も進めています。


posted by RIU at 20:49| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月25日

サトウキビの収穫が始まりました!

サトウキビの花が咲き始めると、冬を告げると同時に、
サトウキビの収穫シーズンの始まりでもあります。
キビ収穫1.jpg
この時期から3月まで、
観光客の方がレンタカーを運転していると、
道路に“ヘビ”のようなものが落ちているのを
見たことがあると思います。

これはハブではなくて、
サトウキビを運搬中のトラックから落ちたキビなんですね。

キビ収穫2.jpg
サトウキビ
サトウキビの正式名称は甘蔗(「かんしゃ」、俗には「かんしょ」)
と言います。

トウモロコシに似たイネ科の多年性植物で、
高温多湿を好み、年間平均気温が20度以上の土地でよく育ちます。

沖縄本島の那覇市の平均気温は24度ですから、
沖縄は条件にかなっている訳です。

東南アジアのニューギニアが原産で、
インドを経て世界に広まったと伝えられています。

世界最大の生産国はブラジルで、
その他熱帯、亜熱帯地域で栽培されています。

サトウキビというと、開発途上国や熱帯の国々で
生産されているように思いますが、日本でも生産されているのです。

日本には奈良時代、鑑真が大陸からその製法を伝えたと言われ、
17世紀から四国や紀伊半島など温暖な地域で栽培が始まりました。

しかし開国によるイギリス資本の流入でそのほとんどは駆逐され、
現在では沖縄・鹿児島で栽培されています。

なお、砂糖の主要な原料としては、
他に冷涼な地域で育つ「てん菜」があり、
これは北海道で栽培されています。

キビ収穫3.jpg
「分蜜糖」と「含蜜糖」
・ サトウキビから作られる砂糖は「甘蔗糖」と呼ばれ、
  「分蜜糖」と「含蜜糖」の2種類があります。
  「分蜜糖」は製糖の最後の段階で「(廃)糖蜜」を分離したもので
  黄色〜茶褐色をしていて、
  白糖やグラニュー糖など「精製糖」の「原料糖(粗糖)」
  として使われます。
  沖縄の製糖工場で加工された>「分蜜糖」を
  本土の精製糖工場に送って「砂糖」になります。

・ 「含蜜糖」はその名の通り糖蜜を分離させません。
  これは「黒糖」と言った方が分かりやすいでしょう。

・  沖縄の製糖業は大規模化に伴ない
   「分蜜糖」の製造が主流となっています。

・ 「含蜜糖(=黒糖)」は主に規模の小さい離島で生産されており、
  沖縄で作られる甘蔗糖製造量の7%程度に過ぎません。


キビの植付け
キビの植付けには
・「夏植え」
・「春植え」
・「株出し」
の3種類があります。

「夏植え」、「春植え」は“挿し木植え”という方法で、
キビの枝を挿すことで栽培します。

「夏植え」は1年半、「春植え」は1年かけて育てて、
いずれも春先に収穫します。

「株出し」は収穫の後の株から発芽させ育てる方法です。

キビ収穫4.jpg
収穫方法
キビは気温が低下することで、
成長が緩やかになり茎中の糖分が増加します。

キビ収穫は毎年12月、製糖工場の操業開始に合わせて始まり、
操業の終わる翌3月下旬頃まで続きます。

豊見城市の翔南製糖では、
来年の3月17・18日頃まで稼動するようです。

刈り取った後放置しておくと、糖分が変化して品質が低下するので、
製糖工場の操業状態に合わせて、
収穫後なるべく早く製糖できるように計画的に収穫します。

大規模農場以外では、人力による刈入れが行われています。

「倒し鍬(すき)」でキビの根元から刈り倒し、
「脱葉鎌」で梢頭部(糖度の低いキビの頂上の部分)を切りとり、
さらに葉や根など茎以外の全て取り除き、茎を束ねて搬出します。

「ハーベスタ」という機械導入は
沖縄の農家の経営規模や農地面積が小さく、
また収穫時期に雨が多いことから、なかなか導入が困難で、
いまだに人力に頼らざるを得ないのです。

また機械収穫だと、梢頭部をきちんと取り除けず、
精糖の品質が下がるという技術的な側面での難点もあります。

稍南製糖.jpg
搬入
製糖工場に搬入されたサトウキビは、
「品質検査」と「重量測定」が行われます。

品質の良し悪しは、
サトウキビを搾った汁(搾汁液)の中からとれる砂糖の割合や
製造のし易さで決まります。

具体的な調査項目は
・ ブリックス
・ 糖度(13〜14度)
・ 還元糖分(砂糖が分解された成分。少ない方が良い)
・ 繊維分(13%程度。低い方が良い)
です。


「ブリックス」と「糖度」
「ブリックス」は搾汁液の中に溶けていて、
乾燥させると固まる物質(可溶性固形分)の割合を指します。

糖類の他に灰分やカルシウム等の栄養成分も含まれています。

サトウキビのブリックスは20%程度です(ミカンは10%程度)。

キビのブリックスの80〜90%が砂糖分で、
この砂糖分の割合が「糖度」です。


「含蜜糖」の製糖過程
さとうきびは品質検査の後細かく砕かれます。

圧搾機で絞りとられて
・「圧搾汁」と
「バガス」
に分離されます。

「バガス」とはサトウキビの絞りかすを指し、
サトウキビの重量の約25%に相当します。

製糖工場のボイラーの燃料として燃やして使われ、
製糖工場で必要な電力を十分賄えるそうですが、
「バガス」からパルプが作られたり、
新燃料を創り出す研究開発が行われたり、
農業の肥料としても微生物を活性化させる“糖蜜”も含んでいますから、
最高の肥料にもなるので、
燃やしてしまうのはもったいないですよね。

「圧搾汁」はわずかな石灰を加えて加熱することで
余分な成分が沈殿分離します。

ここで得られた「上澄み液」に、
沈殿した成分の「濾過液」を加えたものを蒸気で減圧することによって
低温で煮詰めて濃縮(最後は常圧・高温)し、
出来あがった過飽和状態の溶液を攪拌しながら冷却することで結晶化して、
黒糖が出来あがるのです。

文章では難しそうですけど、やってみると単純作業なのですが。

黒糖は30kgずつ箱詰めされ、品質検査を経て包装、出荷されます。

こうして出来あがった黒糖は
もとのキビの重量の約15%程度(=「歩留」)となります。

沈殿成分で濾過後に残ったものは「フィルターケーキ」と呼ばれて、
発酵堆肥にしてサトウキビ畑に戻されます。

製糖工場の煙突からは甘い香りが漂い、
蒸気の「ボ〜ッ」という音が鳴り響きます。

稍南製糖2.jpg
沖縄農家の7割、沖縄の耕作地の5割でキビ生産をしている
さとうきび産業をめぐっては、
政府・農水省が昨年
「砂糖及び甘味資源作物政策の基本方針」
を発表しました。

最低生産者価格制度を廃止し
「市場の需給事情を反映した取引価格が形成される制度に移行する」
ことを打ち出したのです。

同時に国産糖の製造業者への政策支援の前提として、
事業者ごとにコスト削減目標の設定、
成果の検証システムを求めているのですが、
キビ価格の買上価格が安すぎて(=海外の砂糖が安すぎるから)
キビ生産農家は、大規模生産者以外は、
大きな採算割れにあえいでいるのが実情なのです。

沖縄県内では、サトウキビを栽培している農家数は約1万8千戸で、
全農家数の約7割を占めています。

栽培面積は約2万ヘクタールで全耕地面積の約5割を占めるなど、
沖縄農業の主役であり続けています。


沖縄本島の製糖工場は2工場、離島に15工場
沖縄県内には製糖工場は17工場
(ざらめ糖などの原料をつくる分蜜糖工場が10工場、
 黒砂糖をつくる含蜜糖工場が7工場)
あり、
沖縄本島の2工場以外の15工場は離島に立地しています。

製糖会ミで順番待ちのトラック1.jpg
サトウキビの抱える問題
沖縄の農業を支える基幹作物として栽培されてきたサトウキビも、
近年では厳しい状況に立たされています。

政府は砂糖の自給率維持(現在3割)と価格安定のため、
「砂糖の価格安定等に関する法律(糖安法)」

「甘味資源特別措置法」
によって保護し、
国産品に対しては価格支持、輸入品に対しては
関税をかけて価格を調整してきました。

しかし、農産物の貿易自由化の流れ
(1993年のガット・ウルグアイラウンド合意など)により
輸入粗糖(砂糖の原料)の関税は
1キロあたり1994年で41円、1997年には20円、
現在は10円と大幅に引下げられています。

さらに1999年、
「甘味資源に関する新たな政策大綱」
が政府決定され、
粗糖については市場原理に基づく入札制度が導入されることになり
、また価格引下げを目指して合理化・低コスト化を要求されているのです。

製糖工場で順番待ちのトラック2.jpg
キビ価格
サトウキビ買上代として農家に支払われる金額は
「甘味資源特別措置法」
に基づいて政府により毎年決められます。

沖縄「復帰」以降、価格は品質にかかわらず一律であり、
また少しずつ上昇してきましたが、
1984年以降は据置き、
1989年以降は引下げられる年も出てきました。

また、1994年以降はキビの糖度によって価格差をつける
「品質取引」が導入されました。

現在の農家手取り価格は、
標準的な品質の場合1トンあたり2万470円となっています。

1kg当たり20.5円です。

さとうきびを1トン生産するのには、
約35坪の農地が必要になります。
35坪×3.30579u=115.7u

ヒューザーの販売していた「使い捨て殺人マンション」の
1部屋が「100u」ですから、
だいたいこの広さをイメージして戴けたら分かりやすいと思います

1トン当たり2万470円を35坪で生産しますから、
2万470円÷35坪=1坪当たり585円の生産性しかなく、
これでは生産者は食べてゆけません。

仮に沖縄の平均的な農家の農地3,000坪でサトウキビを生産しても、
3,000坪×1坪当たり585円=175万5千円
でしかないのですから。

製糖工場で順番を待つトラック3.jpg
砂糖の価格
砂糖の原料として使われる「分蜜糖」も
「砂糖の価格安定等に関する法律(糖安法)」
により、
政府の決めた価格で農畜産業振興事業団によって、
製糖工場から買い上げられます。

1999年の沖縄産分蜜糖はトン当たり26万2,605円で、
近年引下げられてきていますが、
それでも外国産のものに比べて7倍以上もの価格差となっています。

この価格差は輸入品に関税と共にかけられる調整金を
運用することで補われています。

「含蜜糖(=黒糖)」は糖安法の対象外で自由競争下にあります。

「沖縄振興開発特別措置法」により
、製造コストと販売価格の差額が
「価格差補給金」として補償されています。

含蜜糖工場が離島に集中
(波照間の他、伊平屋島、粟国島、多良間島、
 小浜島、西表島、与那国島の7工場)しているため、
離島経済の振興の意味合いで補償金が出されていて
、毎年約11億円が国・県から支払われていますが、
これも先々「撤廃」の方向で検討されているようです。

山積みのキビ.jpg
労働力不足とキビ離れ
1970年代に入った頃からキビ栽培は
高齢化・過疎化によって労働力が不足し始めました。

一方で1985年以降きび価格の据置き、値下げにより
相対的に収益性や賃金が低下したことで、
さらにキビ離れが進み、
若者が後を継がずに高齢化が進んだり、
肉牛や花卉、野菜などより高収益の農業に転換される畑も出てきました。

その結果製糖工場では、
原料となるキビの不足により経営が厳しくなっています。

沖縄本島では製糖会社の統廃合が進み現在では2社体制ですが、
なお経営は悪化、赤字を抱えている状況です。

労働力不足への対策としては、
株出しの増加により植付の労働力を減らすという方法がとられています。

しかし地力の低下などの問題もあり、根本的な解決策ではありません。

そして何よりもキビ栽培にかかる労働力の半分は収穫作業が占めています。

機械化は1970年代より試みられ、一部で導入されていますが、
コストと品質の面で困難を伴うためなかなか普及していません。

沖縄本島では法人化による大規模化・機械化の試みが始まりました。

「省力化・低コスト化」と「生産性のある買上価格」は
現在のキビ産業の最大の課題となっているのです。

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2005年12月23日

島バナナの“花”の「出始め」〜その4

11月28日現在の自宅バナナ園の様子
4月19日 これがバナナの「花」です
12月 7日 島バナナの“花”の「出始め」〜その2
12月12日 島バナナの“花”の「出始め」〜その3

「〜その3」から10日経過した昨日の自宅バナナ園での画像です。
その間に“3段”の「房」が登場しました。
051222バナナの花・下から.jpg
これから徐々に「房」が出てきて、「花」が垂れ下がってくるのです。

この段階では、「房」が何段になるのかは、全くわかりません。


051223島バナナの花1.jpg
これは近所のバナナ園での“島バナナ”の様子で、
今日の昼頃に撮影しました。
051223島バナナの花2.jpg

今日の沖縄は、寒かった昨日に比べて暖かく
日中17度もありました。
明日は19度にもなるようです。



posted by RIU at 16:56| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月22日

12月22日現在の自宅バナナ園の様子

本土では異常な大寒波が襲来しているようですが、
沖縄も随分寒くなりました。

今日は日中13度しかありませんでした。

051222バナナ2.jpg

寒い冬にバナナは似合いませんが、
季節ハズレのバナナは、まだまだ元気一杯で、
051222バナナ3.jpg
次々に収穫時期を迎えつつあります。
どうするのexclamation&question
051222バナナ1.jpg


051222バナナの子株.jpg
バナナの子株ですね。

バナナは「タネ」ではなくて「株」で増えて行くのですが、
これはバナナの成長と共に、自然発生的に
ちょうどタケノコと同様に、
次々とバナナの回りから出てくるのです。

一般的に、バナナは放任農業で放っておくのですが、
そうなると「密集化(群生化)」して、
房が大きくならないとか、
栄養不足で朽ちるとか、
などの現象が出てきますので、
それを防ぐために、私のバナナ園では今年の夏以降から
子株が高さ30センチを超えて、しっかりしてきた頃に
「間引く」作業=植え替え
を行っています。

私のバナナ園では、効果はテキメンだと思っています。


12月11日に収穫したバナナ
自宅に吊るしていますが、徐々に黄色くなってきました。
051222吊るしたバナナ1.jpg
黄色い大きい方は、鴨居に吊るし、
051222吊るしたバナナ.jpg
小さい方は台所に吊るしてありますが、
台所の方が寒いので、熟すのが遅いのではないかと思います。

鴨居の方は、明日あたりが食べごろかもしれません。

12月11日に収穫した大きい房は、
収穫後、熊本県の「農業法人オルガ有機」にお贈りしました。

熊本も寒いようですから、完熟はまだ先と思われます。

オルガ有機の「オルガ101」は、
50種類の微生物を混入した発酵・完熟の有機菌床(=堆肥)で、
これを先月無償で戴きましたので、その御礼でお届けしたのです。

今までいろいろな有機堆肥や有機肥料を使いましたが、
この「オルガ101」が、最も良いかもしれません。

バナナ園だけでなく、コーヒー園でも使用しています。



posted by RIU at 18:45| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

マスメディアに惑わされずに“真贋”の目を持とう!〜その2

11月 3日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その1
11月 6日 日本の“飽食”を考える
11月 9日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その2
11月10日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その3
11月11日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その4
11月12日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その5
11月13日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その6
11月21日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その7
12月 8日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その8
12月20日 マスメディアに惑わされずに“真贋”の目を持とう!〜その1

マスメディアでは「鳥インフルエンザ」を異常に大騒ぎして、
乾燥シーズンの到来によって
“ヒトインフルエンザ”の猛威も懸念されるあまり、
タミフル.jpg
インフルエンザ治療薬『タミフル』が
インターネットによる個人輸入代行で
本来の薬価の10倍近い1箱(10カプセル)3万円もの高額で
取引されるケースが出たり、副作用が大ニュースになったりしました。

中国での鳥インフルエンザの検査.jpg

昨日の
マスメディアに惑わされずに“真贋”の目を持とう!〜その1
で記載したように、
昨年度に「肺炎」で亡くなった人は、9万5,534人で、
死亡原因の第4位を占めています。

インフルエンザによる死亡は、624人でした。

2年前の「新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)」や
「鯉ヘルペス」の時もマスメディアは大騒ぎしましたが、
「鳥インフルエンザ」で死亡した日本人は、
まだ1人もいないんですよね。

日本人のヤコブ病(vCJD症)での死者は昨年の1人きりです。

もちろん、
「鳥インフルエンザ」でまだ1人も感染していないからと言って、
楽観的に安心はしていられません。

私たちは想定できうる新種のあらゆるウイルスを懸念すべきであり、
マスメディアが「鳥インフルエンザ」だけを
異常に取り上げて大騒ぎすることは、
いたずらに国民を混乱させている元凶になっている、
と言っても過言ではないのです。

何も新種のウイルスでなくても、
・ 天然痘ウイルス
・ ペスト菌
・ 炭疽菌
・ ボツリヌス菌
という4種類の感染症は、
厚生労働省が
『生物兵器テロとして用いられる可能性が高い』
と認定
していて、こんなのを大都会にバラ撒かれたら、
それこそ大惨事になるかもしれませんし、
こういう対策さえ日本は“無防備”状態です。

感染患メ?.jpg

インフルエンザ・ワクチンの8割は日本で備蓄・消費されていますし、
過去5年間の「タミフル」処方量も、
日本は全世界の77%を占めています。

かつて捏造番組が横行した「環境ホルモン騒動」や
埼玉県所沢の「ダイオキシン騒動」の時も、
マスメディアが大騒ぎしたのですが、
マスメディアが“恐怖”をあおればあおるほど、
それに便乗したビジネスが登場して
「あれが効くらしい」という“信仰”がまたたく間に増殖して、
今回のように「タミフル」の奪い合いに…もうやだ〜(悲しい顔)

家族の集合ハ真.jpg

インフルエンザは古代エジプトに記録が残っているくらい、
ヒトとの関わり合いは古いようですが、
1918年〜1919年にかけて世界的に大流行した
「スペイン風邪」が「鳥インフルエンザ」の引き合いに出されます。

WHOの
「鳥インフルエンザでは最大1億5千万人が死亡する可能性がある」
というのも、「スペイン風邪」を根拠にしているんですね。

インフルエンザの本.jpg

「スペイン風邪」は、
当時の世界の人口が12億人中、感染者数6億人、
死亡者数2,500万人〜5,000万人に上ると言われ、
第一次世界大戦終結の遠因とも言われています。

当時人口5,500万人の日本でも
2,500万人が感染し39万人が死亡した、
と言われていますから、それはもう大変な状況だったのでしょう。

この「スペイン風邪」以降、
インフルエンザは毎年流行していますが、
さらに10〜40年の周期で、
新型のヒトインフルエンザの出現と
その新型ウイルスの大流行が起こっていて、
毒性が強い場合は多数の死者が出ていることは事実です。

近年は
・ 新型ヒトインフルエンザの大流行が数十年起こっていない
・ インフルエンザによる死亡率が減少している
などから、
「インフルエンザは風邪の一種、恐れる病気にあらず」
と捉える人も多いのですが、
「インフルエンザは風邪とは別の疾病」で、
流行化したインフルエンザは人類にとって危険なウイルスであることも
間違いではありません。

だからといって、「鳥インフルエンザ」が、
「スペイン風邪」と同じかどうかは、
まだ全く分からないのです。

マスメディアは、「スペイン風邪」が現代に再現されるような
“ホラー話”を平気で垂れ流し、
研究開発予算が欲しい学者が、それに手を貸して、
ますます混乱に拍車をかけてしまうのです。

平和の象徴のハトにフンをかけられる子供.jpg

子供が熱を出すと、親がいきなり「解熱剤」を飲ませ、
それが原因でインフルエンザ脳症による死亡が多発することもあります。
新型脳症.jpg
子供の体内で侵入敵と戦っている最中に強引に解熱させれば、
戦いに敗れるのは明白ですよね。

熱いときほど冷静にならないといけません。

「中枢神経系のウイルス感染症」による死者は、
日本だけで毎年3千人前後いますし、
「ウイルス肝炎」では昨年約6千人も死亡しています。

「BSE」や「鳥インフルエンザ」の危険性より、
私たちがマスメディアにあおられて狼狽(ろうばい)することの方が、
何よりも“危険”なのです。

マスメディアは時として「狼少年」の場合が多いですから、
混乱せず情報を分析し選り分けて、
自分の目で“真贋(しんがん)”を確かめて、
行動するように心がけましょう。

和田アキ子の
「ウワサを信じちゃいけないよるんるん
という歌もありましたよねexclamation

ひらめきすいません、ご指摘の通り山本リンダでしたね。もうやだ〜(悲しい顔)

posted by RIU at 17:02| 沖縄 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 危険な米国産牛肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月20日

マスメディアに惑わされずに“真贋”の目を持とう!〜その1

11月 3日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その1
11月 6日 日本の“飽食”を考える
11月 9日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その2
11月10日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その3
11月11日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その4
11月12日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その5
11月13日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その6
11月21日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その7
12月 8日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その8

米国産牛肉より国産牛肉の方が「危険」だと思い込んでいる人たちが
見ている統計資料に
「世界の飼育牛におけるBSE発生報告数」
があります。

このデータは2005年12月20日更新になっているのに、
少し誤りがあって、日本のBSE感染牛は20頭ではなくて「21頭」、
米国は1頭ではなくて、「2頭」なんですよね。

その辺りの誤差はともかくとして、
このデータの国々の、牛の飼育基準やBSE発生後の管理基準が、
国ごとにバラバラだということが、まず問題なんです。

例えば国産牛は、ご存知の通り「全頭検査」が義務付けられていますが、
米国では全頭の0.06%しか検査していなくて2頭の発見
単純計算では全頭検査では1,750頭いることにも成り得るのです。

米国では、特定危険部位肉骨粉の扱いもいいかげんだし、
何より
「ヤコブ病に感染して死ぬ人が仮に1,000人いたって、それがどうしたexclamation&question
というくらいにしか考えていない国なんですよね。

もちろん、
「なら、国産牛が安全かexclamation&question
というと、それはわかりません。

『努力をしている“差”が、「安心」につながる』
という視点で考えたときに、
米国のズサンな管理体制からして
「米国産牛肉はちょっとヤバいんじゃないのexclamation&question
ということになる、ということなのです。

阿蘇ファームランドの牛?.jpg

国内でのヤコブ病の発生については、
英国渡航歴1ヶ月の40歳台の男性が
平成13年に発病し、昨年死亡、
今年2月に国内における最初のvCJD症例として
確定された1件あるだけなんです。

下記に昨年度の死因と死亡数をまとめましたので、
まずザッとご覧下さい。


平成16年度 死因順位BEST10
(平成16年度厚生労働省人口動態調査「死因簡単分類・性別死亡数」より)

第1位 悪性新生物  32万  358人
・ 気管、気管支及び肺 5万9,922人
・ 胃の悪性新生物   5万  562人
・ 肝及び肝内胆管   3万4,510人
・ 結腸の悪性新生物  2万6,472人
・ 膵の悪性新生物   2万2,260人
・ 胆のう及び他の胆道 1万6,359人
・ 直腸S状結腸移行部及び直腸 1万3,570人
・ 食道の悪性新生物  1万1,172人
・ 乳房の悪性新生物  1万  609人
・ 前立腺の悪性新生物   8,840人
・ 悪性リンパ腫      8,401人
・ 白血病         7,048人
・ 口唇、口腔及び咽頭   5,573人
・ 膀胱の悪性新生物    5,556人
・ 子宮の悪性新生物    5,525人
・ 卵巣の悪性新生物    4,420人
・ 中枢神経系       1,622人
・ 皮膚の悪性新生物    1,138人
・ 喉頭の悪性新生物    1,042人
・ その他のリンパ組織   3,959人
・ その他の悪性新生物 2万1,798人

第2位 心疾患(高血圧性除く)15万9,625人
・ 慢性リウマチ性心疾患      2,336人
・ 急性心筋梗塞        4万4,463人
・ その他の虚血性心疾患    2万6,822人
・ 慢性非リウマチ性心内膜疾患   6,930人
・ 心筋症             3,495人
・ 不整脈及び伝導障害     2万  274人
・ 心不全           5万1,588人
・ その他の心疾患         3,717人

第3位 脳血管疾患 12万9,055人
・ くも膜下出血   1万4,737人
・ 脳内出血     3万2,060人
・ 脳梗塞      7万8,683人
・ その他の脳血管疾患  3,575人

第4位 肺炎    9万5,534人
第5位 不慮の事故 3万8,193人
第6位 自殺    3万  247人
第7位 老衰    2万4,126人
第8位 腎不全   1万9,117人
第9位 肝疾患   1万5,885人
・ 肝硬変(アルコール性を除く) 9,150人
・ その他の肝疾患       6,735人
第10位 慢性閉塞性肺疾患    1万3,444人

その他、主な死因
・ 糖尿病       1万2,637人
・ 神経系の疾患
 (髄膜炎、脊髄性筋萎縮症、パーキンソン病、アルツハイマー病など)
            1万1,902人
・ 大動脈瘤及び解離  1万  679人
・ 敗血症         7,310人
・ ウイルス肝炎      5,888人
・ 高血圧性疾患      5,706人
・ ヘルニア及び腸閉塞   5,087人
・ 胃潰瘍及び十二指腸潰瘍 3,409人
・ 喘息          3,283人
・ 結核          2,330人
・ 急性気管支炎        937人
・ インフルエンザ       624人
・ 乳幼児突然死症候群     232人
・ HIV病           49人

ヤコブ病(vCJD症)1件は2年前のデータですから、
昨年度は出ていませんでした。

「なんだ、BSE関連での感染は今まで1人か」
と考えるか、
「なるべく“正しい”情報を入手して自身で判断しよう」
と考えるか、
あなたはどちらですかexclamation&question
 
posted by RIU at 22:16| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(3) | 危険な米国産牛肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月18日

島バナナの「ドラム缶」栽培

「庭がない」、あるいは「日当たりの良い室内」や
「ベランダや駐車場」などで島バナナを栽培したい、
という人には、「ドラム缶」栽培という方法があります。

051218ドラム缶1.jpg

もちろん、ホームセンターでは、
直径1メートルほどの大きな樹脂製の鉢も売られていますが、
なにしろ高価ですから、
それなら「中古の空きドラム缶」のフタを取って、
“鉢”に利用してしまう方が、はるかに安上がりでしょう。

「中古の空きドラム缶」の相場は、ドラムの程度や
中に入っていたか(洗浄が必要なことも)にもよりますが、
1本約3,000円前後のはずです。

ガソリンスタンドや油を扱っている店舗に相談されると、
容易に手に入りますよ。

051218ドラム缶2.jpg

私のバナナ園では、全て露地植え(地面に植える方式)なので、
「ドラム缶」栽培は、
那覇市の沖縄そば店「守礼そば」のものを撮影させて戴きました。

ここの「沖縄そば」は、
私は沖縄で最高に美味しいと思っていますから、
時々伺うお店なのですが、
帰りには、愛犬用に「だし骨(豚)」をポリ袋一杯戴ける
親切なお店でもあるのです。


バナナは成長すると、
幹の直径が25〜30センチになりますし、
高さも3メートルにはなるので、
土をなるべく多く入れるには、
画像のように「ドラム缶」を半分に切断しないで、
そのまま使った方が良いと思います。

「ドラム缶」を半分に切断すると土の量も少なくなり、
バナナが土の栄養成分を十分に吸収できずに、
小さい“房”になるような気がします。

沖縄は台風の通り道ですから、
強風で倒れることも懸念されて、半分に切断したのかもしれませんが、
ドラム缶栽培は、本当は2種類あって、
1つは、単純に円柱型のドラム缶を立てて、
フタを取った中に、土を入れて栽培する上記の方法ですよね。

この方法の欠点は、
・ 最初からドラム缶の下にキャスターを取り付けない限り、
  重量的に移動は困難
・ 台風や強風で、バナナが被害に遭う可能性があること
にあります。

この場合の対処方法は、イザというときは、
バナナの葉を切り落とす以外に方法はありません。


そのためにもう1つの方法として、
「ドラム缶」を横にして、3割くらいを水平溶断してしまう方法です。

不安定な変な形ですが、この中に土を入れて栽培するのです。

051218ドラム缶・横.jpg

この方式の特徴は、
台風襲来時に、一時的にバナナごと地面に倒すことで
台風被害からバナナを守ることができるのです。

最初の縦型の方法では、重すぎて移動が困難ですから、
台風の被害に遭う可能性があるわけですから、
その“改良版”といえるのかもしれません。

「守礼そば」店では、
残念ながら「横ドラム」ではバナナを栽培していませんが、
イメージはつかんで戴けるでしょうかexclamation&question


また、「ドラム缶」は、
“風呂”にする方法もある
ようなので、
ぜひ庭やベランダで、雪を見ながら
温泉気分で入られたらいかがでしょうかexclamation&question


posted by RIU at 17:38| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月15日

地元市場の「野菜」画像〜その2

「ウコン」と「ノニ」は、野菜に属するのでしょうかexclamation&question

051213ウコン.jpg
ウコン
ショウガ科クルクマ属に属する多年草なので、
見かけは「ショウガ」に似ています。

沖縄では「ウッチン」、
中国名では「薑黄(キョウオウ)」と言います。

一般的に、日本でウコンというと、「秋ウコン」のことで、
カレーやスパイスの「ターメリック」のことですね。

春ウコンの中国名が「鬱金(ウッキン)」で、
和名がキョウオウと言いますから、
ウコンの種類は「春・秋・紫」で分ける方が分かりやすいと思います。

紫ウコンは、中国名が「莪朮 (ガジュツ)」と言って、
ウコン特有の肝機能に効果があると言われている
「クルクミン」という成分の含有率は僅かなのですが、
100種類以上の精油成分が豊富に含まれていることが確認されていて、
春・秋ウコンより薬効が強く薬品に分類されていて、
紫ウコン歯周病・口臭、胃潰瘍(ピロリ菌に対する強力な殺菌効果)、
糖尿病、高血圧、更年期障害等に効くと言われています。

「あるある大事典」では、「クルクミン」に注目して「春・秋ウコン」が、
「すぱすぱ人間学」では、薬効成分が豊富な「紫ウコン」が
取り上げられています。

ウコンは確かに身体に良いのですが、難点は「吸収率の悪さ」です。

ウコンは水に溶けないのですが、
ウコンは油に対しては「エマルジョン」という、
油に溶けたような感じになるので、
油と一緒に摂取することが、最もウコンの吸収率が良いようです。


051213ノニ.jpg
ノニ
「6月26日 地元市場の「苗」画像」で掲載していますので、
こちらをご覧下さい。

posted by RIU at 23:01| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元市場では | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月14日

地元市場の「野菜」画像

051213島ニンジン.jpg
島ニンジン
「ニンジン」というと、一般的には“赤”ですが、
沖縄県特有の在来種で、「島ニンジン」という
ゴボウのように細長くて黄色いニンジンがあります。

沖縄方言では「チデークニー」と言います。
「ひでえ国」ではありません。
「チ」は黄色がなまった言い方で、
「デークニー」は大根のことを意味します。
つまり、黄色い大根という名前なんですね。

甘みがあり、煮ものや炒め物、汁物にと
県内では幅広く使われています。

味は、一般的なニンジンが食べ慣れているので、
それと比較すると、やや漢方的な味がして
好き嫌いがはっきり分かれるところです。

11〜2月に収穫される沖縄の冬野菜ですね。
沖縄本島中部の中城村の特産品ですが、
近年知名度が上がって認知されるようになってから、
県内のあちこちで栽培されるようになりました。

ビタミンAの母体であるカロチンが
赤ニンジンより豊富に含まれているそうです。


051213島大根.jpg
島大根
沖縄方言で「デー(大)クニー」と言って、
本当は丸々と太くて短い沖縄独特の品種なのですが、
画像の大根は、どうやらこのタイプではなく、
一般的な大根を途中で引っこ抜いたものかもしれませんね。もうやだ〜(悲しい顔)

本当の島大根は、辛味が少なくて、きめが細かく煮崩れしにくいので、
煮物に向いているんですが…


051213パパイアカット.jpg
パパイアの千切り
パパイアというと、
沖縄では果物より、「野菜」として食することが多いです。

パパイアには、カルシウム、鉄分、ビタミンCと
ベータカロチン(ビタミンA)も多く、
また「パパイン」というタンパク質などを分解する酵素が入っていて、
疲労回復や老化防止、胃のもたれの解消に効果的なんですね。

最近ではアトピー性皮膚炎、花粉症、気管支喘息等の各種アレルギー、
糖尿病、高血圧症、慢性肝炎、腰痛などの
各種成人病に対しても有効性が指摘されています。

本土の高級フルーツ店などに並ぶ輸入フルーツパパイヤは、
主にハワイで生まれた品種(カポホ・ソロ、サンライズ・ソロなど)です。

沖縄では露地植えで充分に育ち、
多くの家庭では庭に植木として栽培しています。

品種としては台農2号、5号という台農系に加え、
サンライズ、フルーツタワー、甘泉、等
いろいろな種類の苗が出回っています。

苗木を植えると、バナナの18〜24ヶ月より、
さらに1年先くらいでないと実が付きません。

野菜にする青パパイアは、
千切りにしてチャンプルー(炒め物)にしたり、
ブタ肉と一緒にみそ煮にしたり、漬け物、汁物の具などにもなります。

生肉とパパイア・スライスを一緒にすると、肉が軟らかくなります。

本土の人は、食べたことがない味だと思いますが、
抵抗なく美味しく食べられるものと思います。
絶対にお奨めですexclamation


051213ハンダマ.jpg
ハンダマ
7月11日に掲載していますので、こちらをご覧下さい。


051213島唐辛子種子.jpg
島唐辛子の種子
8月2日に掲載していますので、こちらをご覧下さい。

posted by RIU at 22:24| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 地元市場では | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月13日

地元市場の「花・果樹」画像

ひまわり
051213ひまわり.jpg
沖縄では1年中、いつでも咲きます。

咲かせたい3ヶ月前に種植えをするだけで、あとは放任でOKです。

「“ひまわり”は真夏の花」のイメージがあるので、
「クリスマスや正月に咲かせれば「南国」のイメージが強く出る」、
と、あちこちで話すのですが、なぜか聞き入れられずに、
1月に咲く「桜(八重桜)」を「日本で最初に咲く桜」として
尊重してしまうのです。

そんなもん、桜前線で南から北に北上するだけなので、
何も有り難くないんですけどね。


カニステル
051213カニステル.jpg
沖縄では年中収穫できるのですが、特に冬場が多いようです。

果物ですが、食べると「焼き芋」みたいな味がして、
食感はパサパサして、美味しいとは言い難いです。

しかも、種がバカでかく、3〜4cmもあるんですね。

庭木で植えているのをよく見かけますが、
これだったらシークヮーサーやグアバ等の方が実用的で良いと思います。


四季柑
051213四季柑.jpg
「シークヮーサー」という果樹の実は、
沖縄本島北部の大宜味村という小さな村の65件の高齢農家が
主に栽培していて、
「がん抑制効果」でテレビにも度々登場していますから、
ご存知の方も多いと思います。

「シークヮーサー」の生産量は人気と共に増加傾向にあって、
昨年度は大宜味村が730トン、名護市は629トンも
あったそうですから、
沖縄県全体では年間2,000トンくらいあるのかもしれません。

沖縄では昔から、料理に搾ったりした「きんかん」のような
使い方をしていましたが、
健康食品やジュースなどにも用途開発されて、
シークヮーサーが不足気味になったことで、
台湾の「四季柑」がシークヮーサーとして使われだしたのです。

「四季柑」の実の形はシークヮーサーそっくりです。
シークヮーサーは表皮がゴツゴツしていて、
「四季柑」は、ややツルツルっぽい、というくらいでしょうか。
大きさもほとんど変わりません。

苗木も、植木の専門家でも違いはほとんど区別できません。

でも、“味”は違うのです。
「四季柑」の方が、ピンボケした酸味で美味しくないのです。

また、機能性成分(ノビレチレン、シネンセチン)の有無や
含有量などが「シークヮーサー」とは明らかに違うようです。

2年前の2003年(平成15年)4月に、
以下の業者が「台湾産四季柑」を「沖縄県産シークヮーサー」と偽って
公正取引委員会から摘発されました。

・ 与那原そば本舗・三食食品(与那原町)
・ 名護パイナップルワイナリー(名護市)
・ 渡具知(名護市)
・ ナオ・ネットワーク(那覇市)
・ 山宏物産(那覇市)
・ ビレモ沖縄(豊見城市)
・ 沖縄フジジン(宜野湾市)

沖縄総合事務局公正取引室が二十数社を調査して、
上記7社の“偽造”が発覚したわけですから、
3割の業者が不当表示の判定を受けたということは、
今をときめく「“オジャマモン”もびっくり」ですね。

2年経った現在でも、あやふやな表示をする業者が多いですから、
「シークヮーサー」表示は、よく確かめてから買うようにしましょう。

農家も知ってか知らずか、
市場でも「シークヮーサー」と表示しています。

「四季柑」はお奨めできませんよ。


島バナナ
051213島バナナ.jpg
生産者以外では、沖縄でもなかなか食べられない“島バナナ”です。

“貴重品”だから、と足元をみている訳ではないのですが、
とにかく値段が高く、消費者の立場で考えると、
食べたくてもとても買いきれる値段ではありません。

農薬漬けのフィリピンバナナと比べると、
5倍以上の価格ではないでしょうか。

地元市場でも、売れ残ることがよくあるようです。

このブログも“島バナナ”ですが、
市販の半額以下での提供や
「島バナナのオーナー募集」
を目指しています。


posted by RIU at 21:28| 沖縄 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 地元市場では | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月12日

島バナナの“花”の「出始め」〜その3

11月28日現在の自宅バナナ園の様子
4月19日 これがバナナの「花」です
12月 7日 島バナナの“花”の「出始め」〜その2

12月7日の“花”は、5日間経った今日12日には、
さらに下向きになってきました。

051212バナナの花1.jpg

だんだんと「逆Uの字型」になりつつあって、
これは無事に房が実りそうです。

051212バナナの花2.jpg

この「逆Uの字型」になるかならないか、というのは、
重要な問題なのです。

051212バナナの花3.jpg

以下の2例は、現在のバナナ園の画像ですが、失敗したものです。

理由は、“花”が「逆Uの字型」にならず、
上向きのままで「開花」してしまいました。

051212ク敗バナナ1.jpg

「開花」したということは、
「もう、房を出してもいいよ」
というサインですから、
そのまま上向きに房が出てしまったのです。

こうなると、もうダメです。

051212ク敗バナナ2.jpg

「花」が上向きに出てから横向きになるのに
葉の付け根や隣のバナナの葉が邪魔をするなど、
何らか障害があったのかもしれませんし、
「花」を下向きになるように人工的に
“誘導”出来たのかもしれませんが、
バナナにとっても、我が家にとっても不幸なことです。

「失敗バナナ」は、やがて自然に朽ちると思いますが、
もう少し様子を見てからノコギリで幹から切断することになりそうです。

でも、これらのバナナすでに株を数本ずつ出していて、
子孫に託そうとしているのです。

自然の生命力ってすごいですよね。


posted by RIU at 22:35| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月11日

今日、バナナの収穫をしました!

11月28日の画像の重い房のバナナが、
やや黄色くなってきたので、今日収穫しました。

051211収穫したバナナ1.jpg

房は吊り下げて、約10日間で完熟すると思われます。

毎日、明け方に犬散歩で海岸に行くのですが、
珊瑚の死骸の骨貝を踏んだようで踵を痛めたので、
不安定な足場で大きな房を支えきれず、バラして収穫しました。

051211収穫したバナナ2.jpg

カミさんは、また「バナナジェル」を作るようです。

posted by RIU at 23:06| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月10日

銀色に揺れる“さとうきびの花”

さとうきびの花が咲き始めると、沖縄に冬が来たことを実感します。

051210サトウキビの花1.jpg

一見、「すすき」のようにも見えますが、
「すすき」は垂れ下がり、
「さとうきび」は真っ直ぐ天に向かって伸びています。

051210ススキ.jpg
これは「すすき」です。沖縄にも多いです。

花が咲いた「さとうきび」は、
来春3月に「うーじとーし(キビ刈り)」を迎えます。

051210サトウキビの花2.jpg

昔のさとうきびは、直径が太くて軟らかい品種でした。
子供がおやつ代わりに、かじっていました。

軟らかい品種はネズミにかじられることから、
何度も品種が改良され、今ではカチカチに硬くて細い品種になりました。
歯が丈夫な人でも、かじることは出来ません。

051210サトウキビの花3.jpg

さとうきびの買上価格は、1トン当たりで2万260円です。
1kg当たり20.5円です。

さとうきびを1トン生産するのには、約35坪の農地が必要です。
35坪×3.30579u=115.7u

ヒューザーの販売していた「使い捨て殺人マンション」の
1部屋が「100u」ですから、
だいたいこの広さをイメージして戴けたら分かりやすいでしょうか。

1トン当たり2万260円を35坪で生産しますから、
2万260円÷35坪=1坪当たり585円の生産性しかなく、
これでは生産者は食べてゆけません。

仮に3,000坪の農地でさとうきびを生産しても、
3,000坪×1坪当たり585円=175万5千円
でしかありません。

それでも、さとうきびを生産するのは、
・ 収穫以外は手が掛からず、放任農業で済むため
・ 遊休地にしておくなら、少しでも換金作物を栽培した方が良い
・ 収穫したら、全て買い上げてもらえる
・ 他に収益性が高い農作物が思い浮かばない
・ 昔からやっているから
・ 生産者が高齢化して、手間がかかる農作物はしんどい
などが理由です。

051210サトウキビの花4.jpg

さとうきびの買上価格1トン当たりで2万260円というのは、
政府の補助が入っての価格なのです。

沖縄県庁の農水部では、食えない「さとうきび栽培」を奨励しています。
 「作ったら全量買い上げてもらえるのだから、
  これほど良い農作物は他にない」
という理屈です。
不思議ですよね。

posted by RIU at 18:38| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 農業雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月08日

米国産輸入牛肉は食べてはいけない〜その8

11月 3日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その1
11月 6日 日本の“飽食”を考える
11月 9日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その2
11月10日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その3
11月11日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その4
11月12日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その5
11月13日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その6
11月21日 アメリカ輸入牛肉は食べてはいけない〜その7

恐れていたことが現実になってしまいました。

ついに来週12日(月曜日)に、政府は
「米国産牛肉の輸入再開を正式決定する」
方針を固めてしまったのです。

忠犬.jpg米国産?牛肉.jpg

米国にすり寄る「政治決着」での米国産牛肉輸入再開

世間が
「耐震強度偽装事件」

「鳥インフルエンザ」
で震撼している間に、
小泉将軍様はちゃっかりと
米国産牛肉の輸入再開時期を伺っていたのでした。

来週14日(水曜日)は
姉歯元建築士ら4人が証人喚問される日ですから、
その2日前の12日(月曜日)という設定も、
なかなか手が込んでいますね。

民酒党.jpg
民主党は、
マンションの建築主であるヒューザーの小嶋進社長を
国土交通省幹部に紹介した自民党の
「伊藤公介衆院議員(元国土庁長官)の参考人招致」
も要求しましたが、自民党にあえなく拒絶されています。

政府も事件の早期解決を口では言いながら、
隠し事は平気でします。

“オジャマモン”も、政界に金をばら撒いていた効果が
ここで出てきたようで、
「逮捕を免れ、ヒューザーの破産だけで逃げ切れる」
可能性すら考えられるのです。

大物政治家を気取っている武部勤幹事長が
「悪者捜しに終始すると、マンション業界がつぶれる・・・」
といった、人の命や安全より業界や景気を優先する発言は、
米国産牛肉の輸入再開と全く同じ理屈になりますね。

相思相愛.jpg

米国産牛肉の輸入再開は、ブッシュにとって
「BIGクリスマスプレゼント」になったわけですが、
これは先月11月16日(水曜日)に
小泉将軍様が敬愛するブッシュが来日したときに、
「“指きりゲンマン”していた」
ということなのです。

その後、パタッと米国産輸入謬肉やBSE問題が
マスメディアから流されなくなったのは
「報道規制」でも敷かれていたのでしょう。

昨日、「米国産牛肉輸入再開」の記事が
全くさりげなく報道されたのはそのためです。

来週12日(月曜日)に正式決定後に、
米国に専門家を派遣して査察をし、
日本向けに輸出を再開することになります。

米国産牛肉の輸入解禁は2003年12月以来、2年ぶりになります。

「生後20カ月以下(らしい」」牛に限り
危険部位を除去するなどの条件を守れば、
「BSE検査なしで輸入することを認める」
方針なんですね。

小泉将軍様も、いよいよ
「ニッポンをぶっ壊す」
本領発揮になってきたということです。

「吉野家」をはじめとした外食産業は万歳三唱の嵐でしょうが、
人への感染第1号は、
・ 小泉党議員
・ 農水省役人
・ 「吉野家」を始めとした米国産輸入牛肉を使用する外食産業関係者
から登場してほしいものです。

総合経営研究所やヒューザーなど一連の偽装グループにも
米国産輸入牛肉を、
鍋の時期なので「危険部位」を特製“モツ煮込み”で
毎日食わせた方が良いでしょう。

米国産牛肉は通常冷凍して船便で運ぶのですが、
これだと日本に届くまでに10日〜2週間かかりますから、
検疫や流通などでクリスマスに間に合わなくなる恐れがあるので、
航空便で米国産牛肉を持ち込む業者も出てくるはずです。

小売店や外食産業の一部ではクリスマス前には、
店頭にお目見えするはずです。

珍しモノ好きの方は、レアの時期のうちに是非お求め下さい。
クルクルパーになりたければ、の話ですが。

posted by RIU at 17:31| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(3) | 危険な米国産牛肉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月07日

島バナナの“花”の「出始め」〜その2

11月28日現在の自宅バナナ園の様子
 4月19日 これがバナナの「花」ですよ

11月28日でご紹介した島バナナの“花”の「出始め」は、
今日の段階で横向きになっていました。
051207島バナナの花1.jpg

この次は、逆Uの字に先頭部分が下向きになってくるのです。

051207島バナナの花2.jpg
今日の沖縄(南風原町)の気温は、最高19度、最低14度でした。

日中はまだまだ暖かいですが、
亜熱帯では冬なのでバナナの「房」は、
おそらく“小ぶり”の可能性が高いと思われます。
posted by RIU at 22:50| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月06日

沖縄といえば「温泉」〜その1

沖縄のイメージは
・ 青い海
・ 青い空
・ 白い砂浜
といったところでしょうが、実は沖縄には「温泉」もあるのです。
といっても、「海水温泉」ですが。

先日、風邪で微熱があるのに、カミさんの教育的指導で、
那覇市の「日の出湯」という銭湯に行ったのですが、
かえって風邪をこじらせてしまったようで、まだ直っていないんです。

今日は、同じく風邪をひいてしまったカミさんの希望で、
宜野湾市の
「JA天然温泉アロマ」
に行ってきました。
051206JA天然温泉アロマ正面.jpg
ここは、ひと言でいえば
『ゴルフ場の風呂の有料版』
です。
湯温は40〜41度で比較的ぬる目に設定されていました。
43度くらいの熱めが好きな私には少し物足りない湯温でした。
051206JA天然温泉アロマ玄関.jpg
1993年(平成5年)にJA創立50周年記念事業として、
宜野湾市とJA宜野湾、宜野湾市の主要な企業との
「第3セクター方式」で運営を計画をしたのですが、
費用の面で宜野湾市が手を引いたために、
JA宜野湾が子会社(株式会社コミュニティヴィレッジ)を設立して
運営している「温泉」で、
本土のスーパー銭湯・健康ランドの形態となっています。
051206JA天然温泉アロマ男湯入口.jpg
051206JA天然温泉アロマ女湯入口.jpg

・ 総敷地面積 7,333.5坪

・ 駐車場 500台

・ 建物(鉄筋2階建て) 
   1階−温泉
   2階−杏屋大山店(居酒屋チェーン)
  居酒屋「杏屋」は、“ビール100円”と言いながら、
  実はセット料金だとか席料とか訳のわからない請求があるので、
  支払いの段階で酔いが覚める「びっくり居酒屋」なので、
  私は1回で懲りて以降行っていません。

・ 別棟 
  JAグリーンパル(野菜・魚・雑貨販売センター)−開店休業状態
  JA宜野湾市診療所
  DAYケアセンター

・ 施設概要 
  大露天風呂(岩風呂)
  ヒノキ風呂
  泡風呂・寝湯
  ジェットバス
  サウナ(遠赤外線・低温塩)
  リラックスルーム(仮眠室)
  051206JA天然温泉アロマ男湯リラックスルーム入口.jpg
  マッサージルーム
  メイクルーム
  食堂
  051206JA天然温泉アロマ食堂.jpg
  ロビー
  フロント
  靴ロッカー
  ロッカールーム
  051206JA天然温泉アロマ男湯ロッカールーム.jpg

・ 泉質 
  ナトリウム(海水の10%程度)、塩化物泉
  .jpg

・ 源泉 
  1,300メートル、地下湯温43度、地上湯温37度
  本土では温泉のボーリングは1m当たり約8万円ですが、
  沖縄は高くて1m当たり約10万円ですから、
  1,300mは単純に1億3千万円もかかっていることになります。
  海辺ですから海水が混じるのは当然です。
  ボーリングを含めた開発コストで約3億円、
  建物・設備で約6億円、総額9億円をかけているそうです。

・ 湯量 
  1,400リットル/日
  (58リットル/時間=0.97リットル/分)
  1分で約1リットル程度ということは、
  水道の蛇口のかなり細目で水を出す程度ですから、
  温泉1に対し、水を20以上入れている感じですね。
  コーヒー(水)にクリープ(温泉)を入れる程度と言った方が
  分かりやすいでしょうか。
  こうなると、ボイラーで湯沸しをする完全な「循環式」なので、
  保健所の指導で「次亜塩素酸ナトリウム=塩素」を
  3〜6%程度湯に入れているはずです。
  お客さんは「温泉」と信じているので、湯船で顔を洗ったり、
  中には湯口から出る湯を温泉と信じて飲んでいる人もいるんですね。
  そのうち、レジオネラ菌で誰か犠牲になるかも。
  温泉の飲用許可、湯船のジャグジー、泡風呂などでの
  保健所の水質検査は大変だと思います。
  沖縄の「温泉」は、いくつかあるのですが、
  どこもこういう「水増し沸かし温泉」です。

・ 営業時間 
  AM9:00〜PM10:00(年末年始はAM12:00まで)

・ 飲用 
  保健所の許可を取り飲用可能らしいですが、
  今日浴室内で見たところでは注意書きはありませんでした。
  慢性消化器病、慢性便秘症などが飲用の適応症らしいです。

・ 入場料金 
  大人1,500円、子供700円
  子供は平日はほとんど来ないようです。
  休日での子供は大人の10%程度らしいです。
  今日初めて実際に施設を利用した印象では、
  600円〜700円程度という感じで、
  1,500円という設定はぼったくりだよexclamation
  高すぎるexclamation

・ 回数券 
  5枚6,500円(1枚当たり200円の割引)

・ サービス 
  施設内の着物、かみそり、タオル2枚、シャンプー類など

・ 入場者数 
  平均約300人/日(=年間10万人弱)
  今日行ったところでは、靴のロッカーや実際の浴室内の人数は
  2時間で男女含めても約30人でした。
  営業時間帯や日にち、曜日、季節などによっても違うでしょうが、
  支配人の言った300人は、ちとオーバーかも。
  実際には、この半分強くらいだと思います。

・ 売上予想 
  300人/日、子供は大人の10%、
  大人は割引券使用などを加味すると、
  約1億4千万円の売上げ(このうち10%は温泉入浴税)
  になりますが、
  前項の通り、入場者をサバ読みしているので、
  ホントは約8千万円〜1億円程度の売上げではないでしょうか。

・ その他の収入 
  2階レストランのテナント家賃(定額家賃のみ)
  自販機の売上げ(原価率80%、利用率20%程度?)
  売店の売上げ(原価率65%、利用率10%程度?)
  マッサージの売上げ(原価率70%、利用率5%程度?)
  2階レストラン施設をテナントに貸し出していることで、
  安定収入はあるものの、
  入場料とランチ等のセット販売を阻害しています。
  カラオケや健康ランド等では、
  入場料で利益を出すのではなく、
  「儲けは飲食」というのが定石なので、
  2階のテナント貸しはマイナスに作用しているものと思われます。
  1階の食堂も、メニューの内容では
  051206天然温泉アロマ食堂メニュー.jpg
  「こだわり」が全く感じられませんでした。
  試しにオーダーしたスパゲティも、インスタント物でした。
  051206JA天然温泉アロマ・スパゲティ.jpg

・ スタッフ 職員12名(フロント含む)

・ 湯船の掃除 
  「衛生・清潔」を売りにしていて、
  毎日就業後、湯船掃除を実施しているとのこと。
  毎週1回の念入り掃除は外注委託しているところをみると、
  毎日の掃除はやや手抜きもあるはず。

・ 循環式 
  湯温が地上37℃しかないし、湯量も少ないので、
  水道水をかなり加え、ボイラーで沸かしています。
  ボイラー・空調のメンテナンスは年1回。
  シャワーは水道水を利用していますが、
  お客さんは節約しないので、水道代はだいぶかかるらしいです。
  また、原油価格の上昇による燃料費の値上げも
  入場料に転嫁できないので、深刻なようです。

・ 事故 
  湯当たり、転倒事故は頻繁にあって、
  救急車にはよくお世話になるようです。
  確かに浴室の床のテーパがゆるいのか、
  シャンプーの流れが悪く、通路が滑りやすく感じました。
  私もスッテンして後頭部を打てば、も少し脳が活性化するかも。
  100m離れた場所に診療所があり、
  24時間医者がいるので安心感があるそうです。
  お客さんは年寄りが多く、入浴には気遣っていて、
  頻繁に浴室内を見回っているようです。
  確かに30分に1回程度見回りに来ていました。
  倒れた人に対するマニュアルや教育はないようです。
  スタッフの場当たり対応で大丈夫かなexclamation&question

沖縄では、本土に比べて
銭湯・スーパー銭湯・健康ランド・温泉・露天風呂などが少なく、
サウナ利用者は比較的多いのです。

これは、沖縄県民が湯船に浸からない習慣があって、
浴室に湯船がない家庭が多く、
シャワー利用が一般的であることに起因しているのです。

ここの「温泉」の損益シミュレーションや、
どうすればもっと良くなるか、という方法論もあるのですが、
今日はここまでにしておきましょう。


posted by RIU at 23:26| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 沖縄といえば「観光」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月05日

細木数子大先生?の“失言”は「当たらずとも遠からず」!〜その2

12月1日 細木数子大先生?の“失言”は「当たらずとも遠からず」!


ドイツの養鶏は2007年から「平飼い」に
ヨーロッパ(EU)では「家畜福祉」という概念が、
食肉市場で影響を及ぼし始めているといいます。

経済的価値追求の結果として生まれた
「集約的畜産」,
「工場的畜産」
を見直し,
家畜の立場に立って「家畜福祉」を向上させようとする動きで、
「安全な食肉を確保したいという実利」

「動物愛護の精神」
がその背景にあり、
2000年にはEUの有機畜産規制が定められ,
また2001年のFAOとWHO合同食品規格委員会総会で
「家畜福祉基準の遵守を盛り込んだ“有機畜産”ガイドライン」
が採択されました。

ヨーロッパは、BSE問題が最も深刻に発生した地域です。

そしていま、鳥インフルエンザ問題が各地で蔓延する恐れがあります。

これらの問題の原因は同根です。
家畜の不健康であり、
「家畜権」を無視した劣悪な育成環境にあります。

劣悪な環境→生体の弱体→薬漬け飼育→安全性の低下
という負のサイクルのツケが最終的には人体に及ぶのです。

つまり、
「家畜の飼料内容」と「飼育環境」が
家畜の健康に影響を与えているのではないか、
という考え方です。

“有機畜産”の思想では、この点を重視しています。

日本では、この考え方が遅れているのです。


“有機畜産”はヨーロッパで生まれた考え方で、
・ 薬剤に頼らず
・ 有機栽培された穀物飼料を与え
・ 密飼いなどのストレスを与えずに
・ 家畜の行動要求に沿い十分留意した飼育方法を行う
畜産業を指しており、
家畜に不必要な苦痛を与えず
良い生活を保障しようとする「家畜福祉」の考え方に基づいています。

ケージ飼い養鶏.jpg

ヨーロッパの中でも、
環境問題の先進国ドイツでは、
卵生産用の鶏のゲージ飼育を
「2006年末で禁止するという法律」
が施行されようとしています。

これは画期的なことだと思います。

A4サイズのゲージから鶏は開放され、平飼いになり、
ドイツ産の卵は全て「平飼い卵」になるのです。

ゥ然卵養鶏2.jpgゥ然卵養鶏.jpg

ゲージ飼育が禁止された場合、
「ドイツ産の卵は1個10円ほど高くなる」
と試算されているようです。

「安全と美味しさ」そして「生産者の顔が見える」、
という品質高に対して
ドイツ国民は10円というコスト高を認めるかどうか、
注目に値します。


ドイツの完全「平飼い」移行に対して、
米国では98%以上は「ケージ飼い」で生産され、
米国ではそれを続行しようとしています。
(世界的に70〜80%は「ケージ飼い」で生産されています)

その昔、養鶏が庭先養鶏であった頃、
トリは害虫、雑菌等にさらされ、
斃死率は年間40%に及んだといわれます。

クリーンで効率的なタマゴの生産方式を求め、
試行錯誤の末、産みだされたのが「ケージシステム」と言われていて、
合理主義の米国ではEUの動きを無視して
「ケージ飼い」を貫く構えです。

日本の養鶏関係者も、
現在は米国に追随する考え方で統一しているようです。


ドイツでも法律で規制することには賛否両論あり、
激しく議論されたそうです。

しかし、先進国の農業製品が安い輸入農産物に対抗してゆくには、
品質面での圧倒的な差別化(=高品質化)しかありません。

日本でも全く同じだと思います。


posted by RIU at 23:36| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 危険な農薬・ポストハーベスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月01日

細木数子大先生?の“失言”は「当たらずとも遠からず」!

大先生?は“無敵”なのか、
テレビで言いたい放題で見ていて「うんざり」します。

個人的な好き嫌いで、ゲストを持ち上げたり、罵倒したり。

それって、「占い」を超越しているのではexclamation&question

細木大先生.jpg

大先生?が発明したという「六星占術」は、
“0(ゼロ)学占星術”という占いのパクリだという説も根強く、
また大先生はゲストをテレビ局から事前に教えてもらっていて、
それを興信所(=探偵)に調査させた内容を「占い」と称して
テレビで言い放っているんですね。

だったら誰でも出来るよexclamation

この手口は、沖縄の故・宜保愛子が使っていたのと同じです。

占いではありませんが、
「世界・不思議発見!」での黒柳徹子さんも
1週間前にテレビ局から事前に次週収録のテーマを
教えてもらっているようです。

大先生?は、最近では「霊能力」もあるようで。
ホンマかいなexclamation&question


大先生?の失言
11月11日(金曜)に放映された「幸せって何だっけ」で、
大先生?は
 「鶏卵の価格の安さを批判し、
  養鶏場では24時間明かりをつけ
  1日に2、3個も卵を産ませていること、
  エサはほとんどが薬でつくられている」
などと発言(断言)しました。

これに対し、日本養鶏協会では、
 「照明は最長でも1日あたり14時間。
  1日の産卵数は通常1個で、3個も産卵する鶏はいない。
  抗生物質など薬物も使用基準を守り、安全性が確保されている。
  細木さんの指摘するような事実はなく、
  食の安全への関心が高まる中、看過できない」
と反発してきました。

11月28日(月曜)に抗議文をテレビ局側に提出し
回答を求めています。


抗議文の内容からは、
・ 「照明は14時間」
     =「日中以外は“照明”をしている」と言っているのです。

・ 「産卵数は通常1個」=そんなもんです。
  「ケージ(かご)飼い」と「平飼い(放し飼い)」、
   鶏の種類によっても違うのですが、
   一般的には生後5ヶ月〜1年半の間の産卵率は
   75〜80%なのです。

・ 「抗生物質など薬物も使用基準を守り、安全性が確保されている」
   =抗生物質は6種類あります。
    これはあくまで日本の基準で、安全かどうかは別問題なのです。
    この基準は各国バラバラです。
    私は配合飼料や抗生物質は
    「“安全・安心”とは言えない」という考え方です。

ということで、私は大先生?の養鶏発言は、
「デタラメではなく、良いポイントをついた」
と思っています。


大先生?は、「耐震偽造グループ」をゲストに呼んで、“説教”すべしexclamation
養鶏問題で思い込みの話をするより、
世間を震撼させている人たちをゲストで呼んだ方が面白いと思います。

オジャマモン.jpg

“オジャマモン”とのトークバトルも見てみたいし、
彼らになら「地獄に落ちろexclamation」と叫んでもクレームはないのではexclamation&question


風邪からまだ復帰できず、頭がクルクルパーになっています。もうやだ〜(悲しい顔)



posted by RIU at 12:09| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 危険な農薬・ポストハーベスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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