2006年03月31日

沖縄といえば「クサトベラ」

クサトベラ6.jpg
沖縄の海岸に行くと必ず目にする低木で、
沖縄方言では「スーキ」といいます。

クサトベラ5.jpg
沖縄や小笠原、台湾、
フィリピン〜オーストラリアなどの、
亜熱帯・熱帯地域に分布しています。

クサトベラ1.jpg
「クサトベラ」は、漢字で書くと「草扉」です。
“扉”というより、靴べらの形を連想してしまいます。

見た目がほとんど同じような木で
「モンパノキ」というのが、
やはり沖縄の海岸でも見かけるのですが、
「葉の形」で見分けることが出来ます。

「モンパノキ」の葉は、細かい毛が生えていて厚く、
先がとがっているのですが、
クサトベラ4.jpg
「クサトベラ」の葉は、色が鮮やかな黄緑色で、
葉がツルツルしていて光沢があります。

クサトベラ2.jpg
この光沢は葉の表面にある「クチクラ層」という
被膜によって出来るのですが、
ラミネートやコーティングのような、
「保護」の役割があることで、
直接潮水がかかっても
葉が枯れないようになっているのです。

クサトベラの花3.jpg
春〜夏に、葉の下側に
5枚の白い花弁を付けた変わった花を咲かせます。
初めは白色ですが、後で黄色に変色します。
クサトベラの花2.jpg

クサトベラの花.jpg

「クサトベラ」と「モンパノキ」は、
形が似ているだけでなく、薬草としての薬効も同じです。

生葉を煮出して煎じて飲むか、
生葉をもんで出た青汁を飲むか患部に付けて使います。
・ 眠病
・ 消化剤
・ 下痢止め
・ 脚気
・ 魚毒
・ 中毒

昔から漁師の庭には必ず植えられていて、
魚による食中毒には樹皮を煎じて飲んだといわれています。

落ち葉はイラブウナギの燻製に用いるようです。

posted by RIU at 16:07| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月30日

沖縄といえば「カジマヤー」

自宅の庭で「カジマヤー」が開花しました。
カジマヤー4.jpg
沖縄方言で、「カジマヤー」とは、
『くちなし』や『風車』のことを言います。

「カジマヤー」の花が、
風車のように見えることから名付けられたようです。
カジマヤー1.jpg
「風車」というより、配管のバルブのようにも見えますね。

「カジマヤー(くちなし)」は、
西日本より南の地域で分布しているので、
特に沖縄らしいものではありませんが、
沖縄では薬草としても使われます。
カジマヤー3.jpg

薬効としては、
・ 食道炎
・ 頭痛
・ 目まい
・ 鼻血
・ 血尿
・ 不眠症
で、葉を天日乾燥させて、煎じて飲むのです。


沖縄の長寿のお祝い
60歳で還暦のお祝いをして、
88歳で米寿(トーカチ)のお祝いをするのは
本土と同じですが、
沖縄では、
「97歳のカジマヤーのお祝い」
という風習があります。

毎年、旧暦の9月7日(今年は新暦でいうと10月28日)に
行うのですが、
97歳の該当者がいないと、出来ないお祭りです。

“97歳まで元気に長生きすると、童心に還る”
という言い伝えで、
風車を持って歩くか、
車に風車を何本も飾り付けて、当人が乗り込んで
集落中にお披露目した後で、
長寿を祝う大宴会を一族郎党で行うのです。

posted by RIU at 21:38| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月29日

沖縄といえば「アカマンボウ」

特に“沖縄”らしい魚ではなく、
「アカマンボウ」といっても、
“マンボウ”に姿が似ているだけであって、
“マンボウ”とは違います。

アカマンボウ2.jpgアカマンボウ1.jpg
東京の築地市場では
「万鯛(まんだい)」
と呼ばれているそうです。

沖縄のスーパーでも、切り身がよく売られています。
アカマンボウの切り身.jpg
パサパサした、淡白な特徴がない食感で、
刺身よりも、画像のように
ムニエル、バター焼や
カルパッチョ、フライにして食べることが多いです。

毎朝、愛犬の散歩を
南城市玉城の百名〜新原(ミ―バル)ビーチでしているのですが、
この海岸に「アカマンボウ」が漂着していたので、
特別沖縄らしくない魚ですが、
書きとめておこうと思ったのです。

海岸で発見した「アカマンボウ」は、
奥武(オウ)島の港の対岸側の
釣りをする人が多い海岸に漂着していましたが、
デジカメを持ち合わせていなかったので、
撮影が出来ませんでした。


posted by RIU at 07:51| 沖縄 ☔| Comment(1) | TrackBack(1) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月28日

沖縄といえば「お茶」〜その16「グァバ茶」

グァバ茶
「沖縄の3大薬草」は
・ ウコン
・ クミスクチン
・ グァバ
と云われていますが、
沖縄人のはたして何人が
「沖縄の3大薬草」を答えられるのか分からないくらい、
沖縄は薬草の宝庫です。

グァバは、
・ ウコン
・ クミスクチン
と並ぶ「沖縄の3大薬草」の1つで、
果実として食用にされるだけではなく、
「茶」としても愛飲されています。

「薬草茶」を大きく分けると、
をお茶にするもの
をお茶にするもの(ウコンなど)
果実の皮をお茶にするもの(かんきつ系)
があります。
「グァバ茶」は葉をお茶にしたものです。


グァバというと、
トロピカルフルーツとしてご存知の方が多いと思います。

ハワイやグアム島、サイパン島などで
果実やジュースとして召し上がった方も多いでしょう。

グァバのタ.jpg
グアバは、高さが2〜5メートルの常緑果樹で、
樹皮はサルスベリのようにすべすべした感じになります。

熱帯および亜熱帯アメリカ、
西インド諸島などで自生していて、
知られているだけでも約150種類もあるようです。

17世紀末には台湾にも既に存在したという記録があり、
沖縄県でも古くから栽培されていたことが
伺い知ることができます。

沖縄では、グアバのことを
「バンジロウ」
とか
「バンシルー」
と呼びます。

漢方では、グアバのことを
「蕃石榴葉(ばんせきりょうよう)」
というので、
これがナマって
「バンジロー」とか「バンシルー」になったと
伝えられています。

沖縄では年中果実が採取できますが、
一番収穫量が多いのは8月〜9月ごろでしょうか。

グアバの樹勢は強健・丈夫で、
5年目くらいから結実するので
実生や接木で繁殖させることが多いです。

グァバの若木.jpg
グアバの栽培は放任で良いので、
ただ栽培場所さえ決めておけば、
勝手に自生しますので、
樹高と剪定だけに気をつける程度です。

グアバの果実や葉は、
古くから日本の沖縄や台湾などで
果実、根、葉が糖尿病、下痢、歯痛、口内炎、胃潰瘍に
効果があるとされて用いられてきました。

グアバ茶は、若葉を切り取り、
天日乾燥させて適当に刻み炒って茶にします。

グァバの花芽.jpg

果実は、品種によっても違うのですが、
・ 球形
・ 卵形
・ 洋なし型
の形をしていて、
梨やリンゴよりも2回りくらい小さく、
黄緑色をしています。
グァバのタ2.jpg

果肉は、
・ 白色
・ 黄色
・ ピンク色
・ 赤色
と品種により様々で、
木の外見上での見分けは困難です。

食感としては、
なめらかな顆粒状の果肉で、
品種によって甘い物や酸っぱい物まであります。

グアバの黄色く熟した果実を
生食か、ジュース、ジャム、ゼリー等で食べるのですが、
生食の場合、果実の中に直径5mm程度の堅い種子が
多く含まれているのですが、
沖縄人の多くは、種をいちいち出さないで、
種も飲み込んでしまうワイルドな食べ方をしています。

長野県や山梨県では、ブドウを食べるときに
種を飲み込んでしまう人が多いと思いますが、
それと同じです。

果実が少し軟らかくなって熟した果実は芳香が強く、
甘酸っぱいトロピカルな香りがします。

ジュースにするときは、皮をむいて、
果肉を種ごとミキサーにかけて、茶こしで漉します。

沖縄では、グアバの茶やジュースが
缶やペットボトルで売られています。


グァバは、古代のインカでは
「聖なる木」と云われていたようですから、
グァバの効用はなかなか凄いのです。

食品成分表(日本食品標準成分表)にも
ビタミンCを最も多く含む食品の欄に
「グアバ」が記載されているのです。

グァバには、鉄分、カルシウム、ミネラル、
ビタミンB、ビタミンCを含んでおり、
タンニンはウーロン茶の6〜7倍も
含んでいるとされています。

可食部のビタミンCは、
レモンの6倍、みかんの8倍も含まれているのです。

グァバの葉は、乾燥してからお茶にして飲むと,
体内に入った糖分や脂肪をエネルギーに変える
(すい臓でのインスリンの分泌を促進する)働きがあると
いわれていて、
・ 血糖値を下げる
・ 糖尿病に効果がある
・ 高血圧などにも効く
・ 下痢、歯痛、口内炎、胃潰瘍、止寫、湿疹改善、
  痒み止め、あせもなどの改善
など、
糖尿や血圧が気になる方などに
特に愛飲されているのです。

また、グァバ茶はアルカリ度が高く、
常飲することで、
より美容や健康維持に役立つともいわれています。

2月 6日 沖縄といえば「お茶」〜その12「沖縄のお茶」
2月 8日 沖縄といえば「お茶」〜その13「さんぴん茶」
2月23日 沖縄といえば「お茶」〜その14「うっちん茶」
2月24日 沖縄といえば「お茶」〜その15「クミスクチン茶」

posted by RIU at 15:58| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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