2006年09月28日

南城市のバナナ園

旧・東風平町の大きなバナナ園は、
秋田県出身の立岡様が8年前から運営しています。
立岡バナナ園.jpg
約1,500坪の栽培面積は、
バナナ園としては、かなり大きい方です。

ここでも、除草剤や農薬は一切使っていないようです。

栽培されている品種は「不明」とのことですが、
立岡様が「味にこだわっている」と言われる通り、
モンキー型の果実はとても美味しいのです。

小笠原種島バナナの低木といった感じで、
果房の高さは、大人が触れる高さにあります。

 台風3号接近中.jpg
この画像は、7月9日に台風3号が接近したときの画像です。
私のバナナ園の被害状況を見に行ったついでに、
近所の立岡様のバナナ園の様子も見に行ったのでした。
posted by RIU at 16:00| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月23日

バナナの病害虫〜バナナゾウムシA

バナナゾウムシは、
バナナ栽培農家にとっては、なかなかやっかいで、
前回、
2006年9月11日 バナナの病害虫〜バナナゾウムシ
で、
記述したように、
なかなか有効な手段が解明されていません。

今朝、旧・玉城村の新原(みいばる)ビーチ近くの
井上様の農園に伺い、
バナナゾウムシの対策として、
「海水を希釈せずに、そのままバナナにかける」
という対処法を、ご教授戴きました。

バナナゾウムシは、
農業試験場でも具体的な有効手段がみつかりませんし、
井上様自身も、過去いろいろな殺虫剤を使用したようですが、
どれも効果はまったくなかったようですから、
今回の「海水対処法」にしても、効果のほどは分かりませんが、
被害を指をくわえて何もしないで眺めるよりは、
“1mmの積み重ね”
は、大事なことだと思っています。

井上様の農園の、バナナゾウムシの被害で枯れた島バナナ
 バナナゾウムシの被害で枯れた島バナナ.jpg

 バナナゾウムシによる被害でかれた島バナナ2.jpg

井上様のお話では、
以前は、仮茎の途中の葉柄部分の内側に
海水をかけていたようですが、
現在は、先端部分から海水をかけ、
仮茎中心部に浸透させようとしているようです。
 海水をかける.jpg
私は海水を300倍程度で希釈して農地に撒いたり、
コーラルを撒くことはあるのですが、
海水を希釈しないで、
そのまま農地にかけたことはありませんでした。

井上様のお話では、
・ 塩害に弱いといわれるバナナでも、
  海水をかけて1ヶ月が経過したが枯れない
・ 子株が出てきた
と、
言われていました。
 海水をかける2.jpg
試行錯誤で、ひたむきな“研究熱心”さには、
頭が下がる思いでした。

「海水対処法」の効果が、どの程度あるのか、
経過を時々チェックさせて戴きたいと思っています。
posted by RIU at 16:52| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | バナナの病害虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月20日

赤ちゃんバナナ

バナナの寿命は約1年半と短いので、
バナナは数本の子株を出して、次の世代に託してゆきます。

現在、引越し準備のために
バナナの子株の掘り出し作業を進めています。
 掘り出した子株の根塊.jpg
今日は、まだ地上8cmくらいの
ボリビアバナナの子株を掘り出しましたが、
氷山が海面に浮上している部分より、
海中の塊が大きいのと同様に、
バナナも、わりと深く掘らないといけないので、
思いのほか重労働です。

バナナの子株掘りは、
ふつう雨のあと、土が軟らかくなってから
行われるのは、このためです。

赤ちゃんバナナという品種は、もちろんありませんが、
バナナの子株の小さいものは、
「赤ちゃんバナナ」
と、
独断で命名することにしました。
 移植したバナナ2.jpg
赤ちゃんバナナは、
早速80cmのポリバケツに移植しました。


以前に移植した赤ちゃんバナナ(ボリビア)も、
ご覧の通り、少し大きくなりましたが、
 80cmポリバケツで栽培中のバナナ.jpg
このままポリバケツで栽培すると、
土の量や、深さなどが不足しているために、
仮に開花しても、2段程度しか果房が出来ないはずです。

今冬は、ほとんど成育に変化が見られないはずですから、
来春には、露地に移植してあげないといけません。


posted by RIU at 12:44| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ペールで栽培中のバナナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月17日

台風13号のバナナ園への影響

台風13号台風は、八重山諸島や宮古島、久米島などに
大きな被害をもたらしましたが、
沖縄本島は、台風台風接近による強風だけで済みました。

文献でも
・ 風速20m/秒を超えると葉は裂け、葉柄は折れる
・ 風速が増すと仮茎は折れ、または倒伏する
とあるように、
バナナは強風に弱いのですが、
今回は、幸い台風台風の被害はありませんでした。

 9月17日バナナ園.jpg
バナナ園では、果房も大丈夫でした


近所のバナナ園2箇所も見てきましたが、
 9月17日近所の大バナナ園.jpg
道路側の1本が倒伏していたのと、
葉柄が折れる程度で済んでいました

別の新しいバナナ園では、
“大型台風”台風の防風対策として、
葉柄を切り落としていました。
 9月17日近所のバナナ園.jpg
「支柱を立てる」という方法もあるのですが、
経済的・時間的問題もありますので、
葉柄を切り落とす農家も多いのです。

posted by RIU at 20:56| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 栽培日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月11日

バナナの病害虫〜バナナゾウムシ

マーサン種のオーナー様のバナナを土曜日に収穫し、
電柱より太い仮茎をノコギリで切り倒したところ、
仮茎の中から、2匹のバナナゾウムシが現れました。
 バナナゾウムシ3.jpg
バナナ系ゾウムシには、
・ バナナツヤオサゾウムシ(バナナクキゾウムシ)
・ バショウオサゾウムシ(バショウゾウムシ)
の2種類がありますが、
今回は芭蕉ではありませんから、
「バナナツヤオサゾウムシ(バナナクキゾウムシ)の成虫」
ということになります。
 バナナゾウムシ.jpg
バナナの大敵は、“台風”だけではないのです。

 バナナゾウムシ2.jpg
バナナゾウムシは、
どこから来るのか解明されていないのですが、
「仮茎の中に入り、卵を産み付けて、
 カブトムシの白い幼虫やハエのウジ虫のような、
 白い幼虫が中側から根茎や仮茎を食い荒らし、
 ついには仮茎の内側を空洞化させてしまい、
 バナナの果房の重みで、中がくりぬかれた仮茎が倒壊してしまう」

という、
やっかいな寄生虫なのです。

でも、不思議に若い仮茎にはいません。
果房が付いてから被害に遭うのです。
 バナナゾウムシ4.jpg
外見からは、バナナゾウムシが入り込んでいるかどうかの
識別は困難ですが、
夏頃から仮茎が黒ずんで来たとか、
開花したのに、いっこうに成長しないとかの、
倒壊のカウントダウンが始まる頃になると、
「成長が遅いし、何かおかしいなexclamation&question
と、思う頃には、
仮茎の中がくりぬかれているわけですね。

文献では、
・ 年4回以内の世代を繰り返し、各月とも各態が混在する
・ 幼虫の発生密度(沖縄)は、3月から漸減し、
  5月にピークに達する
・ 夏季は少なく、秋季(10月)に再び密度が高くなる
とあります。

実際には、
「一部のバナナがゾウムシの被害に遭うと、
 そのバナナ畑にはほとんどに蔓延していて、防ぎようがない」

とも言われています。
 バナナゾウムシ5.jpg
防除法は、文献でも
・ 古株の更新、被害仮茎の除去
・ 中耕、除草、根本への土寄せ時に肥料を与える
・ 発生地からの種苗を植え付けない

など、
結局有効な手段がまだ解明されていないようです。

農業試験場の害虫担当者でも、
「打つ手なしで、焼却処分しかない」
と言うのですから、困ったものです。

人間でも植物でも、
「免疫力を高めること」
が大事で、
バナナも土壌も“健康”管理に気をつければ、
私は、それほど恐れることはないと考えています。

ゾウムシの殺虫剤が出来たとしても、
木酢液や焼酎、薬草など
自然なものから作り上げた完全無害なものなら良いですが、
防毒マスクをしないと噴霧できないような有毒殺虫剤なら、
私は興味はないのです。

posted by RIU at 21:33| 沖縄 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | バナナの病害虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月08日

バナナ栽培の降雨量について〜補足

平成15年度における都道府県の「年間降雨量」の、
多い方から20番目までを挙げてみました。

バナナは、葉が大きく蒸散量が多いこともあって、
豊富な水分がある環境を好みます。

年間降水量は1,200mm以上で、
時期によってのかたよりがなく、
平均に分布しているのが望ましく、
毎月75mmの降雨がある地域では
バナナに灌水する必要がなく、
さらに100mm/月を超える地域では、
その生育や収量が安定すると言われています。

「降雨量」では、日本の都道府県は、そのほとんどが
バナナの生育条件である
「年間降水量1,200mm以上」
をクリアしています。

都道府県別「年間降雨量」(平成15年度)BEST20
1. 静岡  3310.5mm
2. 高知  2904.0mm
3. 宮崎  2700.5mm
4. 富山  2331.5mm
5. 山口  2299.5mm
6. 岐阜  2285.0mm
7. 熊本  2256.0mm
8. 島根  2223.5mm
9. 福井  2074.0mm
10.石川  2073.0mm
11.徳島  2060.0mm
12.鹿児島 2035.0mm
13.大分  1963.0mm
14.滋賀  1926.0mm
15.愛知  1905.0mm
16.佐賀  1892.5mm
17.東京  1854.0mm
18.京都  1813.5mm
19.三重  1761.0mm
20.鳥取  1745.0mm
 …
24.和歌山 1659.5mm
 …

33.沖縄  1467.5mm

沖縄の全国33位というのは以外ですが、
実は、この平成15年という年は、
沖縄では異常に雨が降らなかった年なのです。

那覇市の平成7〜16年度の
年間降雨量の平均は2,190mmで、
・ 平成10年は3,322mm
・ 平成15年は1,458mm(那覇市)
と、年によっても大きく違います。

本土の都道府県でも、
近年は集中豪雨などがありますから、
それによっても、年度で数字が違いがあるはずですよね。
posted by RIU at 06:06| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | バナナの基礎的な知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月07日

バナナ栽培の日照について

平成15年度における都道府県の「年間日照時間」の、
多い方から20番目までを挙げてみました。

バナナは熱帯植物ですから高温多湿の条件を好みますが、
同時に、“日照”が大きく成育に作用します。

バナナ栽培は、沖縄県や鹿児島県の南西諸島、
東京都の小笠原もバナナ栽培の適地なはずなのに、
なぜか沖縄県の日照時間は全国17位に低迷しています。

沖縄は、
・ 青い空
・ 青い海
・ 白いビーチ

というイメージですが、
実は以外に晴天が少なくて、
「雲1つない青空」
という都道府県ランキングでも、
全国10位までに入っていませんでした。

沖縄の最高気温は盛夏でも35℃、
昨年は36℃があってニュースになりました。

これなら、気温では本土の盛夏の方が高いのですが、
「てぃーだ かんかん」
という沖縄方言は、
「太陽 じりじり」
という意味で、沖縄の日差し(紫外線)は強いのです。


都道府県別「年間日照時間」(平成15年度)BEST20
1. 宮崎  2108.2時間
2. 高知  2065.9時間
3. 山梨  1971.2時間
4. 鹿児島 1937.2時間
5. 群馬  1935.5時間
6. 徳島  1935.1時間
7. 広島  1924.0時間
8. 愛媛  1914.3時間
9. 熊本  1912.4時間
10.埼玉  1903.0時間
11.和歌山 1894.7時間
12.愛知  1890.1時間
13.岐阜  1887.7時間
14.大分  1884.8時間
15.香川  1856.8時間
16.三重  1847.1時間

17.沖縄  1843.9時間
18.岡山  1830.2時間
19.静岡  1821.2時間
20.佐賀  1816.0時間

posted by RIU at 08:05| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | バナナの基礎的な知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月06日

バナナ栽培の気温について〜補足

平成15年度における都道府県の「平均気温」の、
高い方から20番目までを挙げてみました。

バナナは熱帯植物ですから高温多湿の条件を好み、
文献では、14〜38℃の広い範囲でバナナは生長するとされ、
成育最適気温は26〜31℃で、
月平均気温は21℃以上が良い、といわれています。

都道府県では、沖縄県がバナナ栽培の適地で、
鹿児島県の南西諸島や東京都の小笠原も、
平均気温が21℃を超えますから、
日本でのバナナの露地栽培は、
亜熱帯気候の南西諸島と小笠原が適地となるわけです。

都道府県別「平均温度」(平成15年度)BEST20
1. 沖縄  23.4℃
2. 鹿児島 18.9℃
3. 宮崎  18.0℃
4. 長崎  17.4℃
4. 熊本  17.4℃
6. 高知  17.3℃
6. 福岡  17.3℃
8. 大阪府 16.8℃
8. 兵庫  16.8℃
8. 佐賀  16.8℃
11.和歌山 16.6℃
11.大分  16.6℃
13.静岡  16.5℃
13.徳島  16.5℃
13.香川  16.5℃
13.愛媛  16.5℃
17.岡山  16.2℃
18.広島  16.1℃
19.東京  16.0℃
20.三重  15.9℃


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2006年09月03日

調理用カルダバナナに種が…

調理用カルダバナナは、8月21日に初めて買い、
その後、子株も入手し、畑に移植しました。

昨日市場で、また調理用カルダバナナが売られていました。

「天ぷらバナナ」という名前で、
1段カット(12本)270円でした。
 調理用カルダバナナ.jpg
昨夜はカレーに入れてみましたが、
ジャガイモとは少し違う食感ですが、
味は「イモ」で、カレーにもよくマッチングしました。

今朝は味噌汁に入れてみましたが、
茹でたものを入れないと、
アクが強くてアクだらけになることがわかりました。

味噌汁の具としても、違和感はまったくありませんでした。

パサパサ感があることから、
「ポテトコロッケ向き」
かもしれません。


調理用カルダバナナには、
気をつけて包丁を入れると、
1〜2粒の黒い種が入っている果実も、
まれにあることが分かりました。
 調理用カルダバナナと種.jpg
バナナの種なんて、生まれて初めて見ました。

昨夜の黒い丸い種を水に漬けていたら、
今朝には1mm程度の根が出ていました。
  カルダバナナの種.jpg
大事に発芽させて、その後どうなるのか、
追跡してみようと思いますが、
さすがに種からですと時間がかかりそうですね。

posted by RIU at 09:57| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | バナナの話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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