2005年12月06日

沖縄といえば「温泉」〜その1

沖縄のイメージは
・ 青い海
・ 青い空
・ 白い砂浜
といったところでしょうが、実は沖縄には「温泉」もあるのです。
といっても、「海水温泉」ですが。

先日、風邪で微熱があるのに、カミさんの教育的指導で、
那覇市の「日の出湯」という銭湯に行ったのですが、
かえって風邪をこじらせてしまったようで、まだ直っていないんです。

今日は、同じく風邪をひいてしまったカミさんの希望で、
宜野湾市の
「JA天然温泉アロマ」
に行ってきました。
051206JA天然温泉アロマ正面.jpg
ここは、ひと言でいえば
『ゴルフ場の風呂の有料版』
です。
湯温は40〜41度で比較的ぬる目に設定されていました。
43度くらいの熱めが好きな私には少し物足りない湯温でした。
051206JA天然温泉アロマ玄関.jpg
1993年(平成5年)にJA創立50周年記念事業として、
宜野湾市とJA宜野湾、宜野湾市の主要な企業との
「第3セクター方式」で運営を計画をしたのですが、
費用の面で宜野湾市が手を引いたために、
JA宜野湾が子会社(株式会社コミュニティヴィレッジ)を設立して
運営している「温泉」で、
本土のスーパー銭湯・健康ランドの形態となっています。
051206JA天然温泉アロマ男湯入口.jpg
051206JA天然温泉アロマ女湯入口.jpg

・ 総敷地面積 7,333.5坪

・ 駐車場 500台

・ 建物(鉄筋2階建て) 
   1階−温泉
   2階−杏屋大山店(居酒屋チェーン)
  居酒屋「杏屋」は、“ビール100円”と言いながら、
  実はセット料金だとか席料とか訳のわからない請求があるので、
  支払いの段階で酔いが覚める「びっくり居酒屋」なので、
  私は1回で懲りて以降行っていません。

・ 別棟 
  JAグリーンパル(野菜・魚・雑貨販売センター)−開店休業状態
  JA宜野湾市診療所
  DAYケアセンター

・ 施設概要 
  大露天風呂(岩風呂)
  ヒノキ風呂
  泡風呂・寝湯
  ジェットバス
  サウナ(遠赤外線・低温塩)
  リラックスルーム(仮眠室)
  051206JA天然温泉アロマ男湯リラックスルーム入口.jpg
  マッサージルーム
  メイクルーム
  食堂
  051206JA天然温泉アロマ食堂.jpg
  ロビー
  フロント
  靴ロッカー
  ロッカールーム
  051206JA天然温泉アロマ男湯ロッカールーム.jpg

・ 泉質 
  ナトリウム(海水の10%程度)、塩化物泉
  .jpg

・ 源泉 
  1,300メートル、地下湯温43度、地上湯温37度
  本土では温泉のボーリングは1m当たり約8万円ですが、
  沖縄は高くて1m当たり約10万円ですから、
  1,300mは単純に1億3千万円もかかっていることになります。
  海辺ですから海水が混じるのは当然です。
  ボーリングを含めた開発コストで約3億円、
  建物・設備で約6億円、総額9億円をかけているそうです。

・ 湯量 
  1,400リットル/日
  (58リットル/時間=0.97リットル/分)
  1分で約1リットル程度ということは、
  水道の蛇口のかなり細目で水を出す程度ですから、
  温泉1に対し、水を20以上入れている感じですね。
  コーヒー(水)にクリープ(温泉)を入れる程度と言った方が
  分かりやすいでしょうか。
  こうなると、ボイラーで湯沸しをする完全な「循環式」なので、
  保健所の指導で「次亜塩素酸ナトリウム=塩素」を
  3〜6%程度湯に入れているはずです。
  お客さんは「温泉」と信じているので、湯船で顔を洗ったり、
  中には湯口から出る湯を温泉と信じて飲んでいる人もいるんですね。
  そのうち、レジオネラ菌で誰か犠牲になるかも。
  温泉の飲用許可、湯船のジャグジー、泡風呂などでの
  保健所の水質検査は大変だと思います。
  沖縄の「温泉」は、いくつかあるのですが、
  どこもこういう「水増し沸かし温泉」です。

・ 営業時間 
  AM9:00〜PM10:00(年末年始はAM12:00まで)

・ 飲用 
  保健所の許可を取り飲用可能らしいですが、
  今日浴室内で見たところでは注意書きはありませんでした。
  慢性消化器病、慢性便秘症などが飲用の適応症らしいです。

・ 入場料金 
  大人1,500円、子供700円
  子供は平日はほとんど来ないようです。
  休日での子供は大人の10%程度らしいです。
  今日初めて実際に施設を利用した印象では、
  600円〜700円程度という感じで、
  1,500円という設定はぼったくりだよexclamation
  高すぎるexclamation

・ 回数券 
  5枚6,500円(1枚当たり200円の割引)

・ サービス 
  施設内の着物、かみそり、タオル2枚、シャンプー類など

・ 入場者数 
  平均約300人/日(=年間10万人弱)
  今日行ったところでは、靴のロッカーや実際の浴室内の人数は
  2時間で男女含めても約30人でした。
  営業時間帯や日にち、曜日、季節などによっても違うでしょうが、
  支配人の言った300人は、ちとオーバーかも。
  実際には、この半分強くらいだと思います。

・ 売上予想 
  300人/日、子供は大人の10%、
  大人は割引券使用などを加味すると、
  約1億4千万円の売上げ(このうち10%は温泉入浴税)
  になりますが、
  前項の通り、入場者をサバ読みしているので、
  ホントは約8千万円〜1億円程度の売上げではないでしょうか。

・ その他の収入 
  2階レストランのテナント家賃(定額家賃のみ)
  自販機の売上げ(原価率80%、利用率20%程度?)
  売店の売上げ(原価率65%、利用率10%程度?)
  マッサージの売上げ(原価率70%、利用率5%程度?)
  2階レストラン施設をテナントに貸し出していることで、
  安定収入はあるものの、
  入場料とランチ等のセット販売を阻害しています。
  カラオケや健康ランド等では、
  入場料で利益を出すのではなく、
  「儲けは飲食」というのが定石なので、
  2階のテナント貸しはマイナスに作用しているものと思われます。
  1階の食堂も、メニューの内容では
  051206天然温泉アロマ食堂メニュー.jpg
  「こだわり」が全く感じられませんでした。
  試しにオーダーしたスパゲティも、インスタント物でした。
  051206JA天然温泉アロマ・スパゲティ.jpg

・ スタッフ 職員12名(フロント含む)

・ 湯船の掃除 
  「衛生・清潔」を売りにしていて、
  毎日就業後、湯船掃除を実施しているとのこと。
  毎週1回の念入り掃除は外注委託しているところをみると、
  毎日の掃除はやや手抜きもあるはず。

・ 循環式 
  湯温が地上37℃しかないし、湯量も少ないので、
  水道水をかなり加え、ボイラーで沸かしています。
  ボイラー・空調のメンテナンスは年1回。
  シャワーは水道水を利用していますが、
  お客さんは節約しないので、水道代はだいぶかかるらしいです。
  また、原油価格の上昇による燃料費の値上げも
  入場料に転嫁できないので、深刻なようです。

・ 事故 
  湯当たり、転倒事故は頻繁にあって、
  救急車にはよくお世話になるようです。
  確かに浴室の床のテーパがゆるいのか、
  シャンプーの流れが悪く、通路が滑りやすく感じました。
  私もスッテンして後頭部を打てば、も少し脳が活性化するかも。
  100m離れた場所に診療所があり、
  24時間医者がいるので安心感があるそうです。
  お客さんは年寄りが多く、入浴には気遣っていて、
  頻繁に浴室内を見回っているようです。
  確かに30分に1回程度見回りに来ていました。
  倒れた人に対するマニュアルや教育はないようです。
  スタッフの場当たり対応で大丈夫かなexclamation&question

沖縄では、本土に比べて
銭湯・スーパー銭湯・健康ランド・温泉・露天風呂などが少なく、
サウナ利用者は比較的多いのです。

これは、沖縄県民が湯船に浸からない習慣があって、
浴室に湯船がない家庭が多く、
シャワー利用が一般的であることに起因しているのです。

ここの「温泉」の損益シミュレーションや、
どうすればもっと良くなるか、という方法論もあるのですが、
今日はここまでにしておきましょう。


posted by RIU at 23:26| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 沖縄といえば「観光」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック

那覇でゆったりできる銭湯、スパを探しています。
Excerpt: 南部、できれば那覇でゆったりできる銭湯、もしくはスパを探しています。 さらにワガママを言わせていただくと、安ければサイコーです。 何かいい情報がありましたら、よ...
Weblog: 沖縄Q&A情報サイト【むすびば】
Tracked: 2008-04-09 13:08
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。