2006年02月08日

沖縄といえば「お茶」〜その13「さんぴん茶」

2月6日 沖縄といえば「お茶」〜その12「沖縄のお茶」

060208さんぴん茶.jpg
さんぴん茶
沖縄のお茶というと、最もポピュラーなのが「さんぴん茶」ですが、
これはジャスミン茶のことなのです。

中国で香りを楽しむお茶「香片茶(シャンペンチャ)」がなまって
「さんぺん茶」になった、と伝えられています。

060208イエロージャスミンの花.jpg
この画像は、我が家のイエロージャスミン(キソケイ)の花で、
今日撮影したものです。

ジャスミンは
・ アラビアンジャスミン(マツリカ、茉莉花)
・ イエロージャスミン(キソケイ)
・ スパニッシュジャスミン(オオバナソケイ)
・ ハゴロモジャスミン
・ マダガスカルジャスミン
・ カロライナジャスミン(ゲルセミウム)
など多くの種類があるのですが、
ジャスミン茶として使われるのは
「アラビアンジャスミン(マツリカ、茉莉花)」のようです。

イエロージャスミン(キソケイ)は“ジャスミンの仲間”というだけなので、
香りはありません。

マダガスカルジャスミンとカロライナジャスミン(ゲルセミウム)は、
ジャスミンとは別の種類になるようです。

“ジャスミン”という名でダマサレて苗木を買ってしまい、
台所の外枠に植えたのですが、どうりでちっとも香りがないはずです。
060208マダガスカルジャスミンの花.jpg
画像は、昨年の初夏に撮影したものですが、
白い大きな花がマダガスカルジャスミンの花で、
右の小さい花が「雲南百薬」の花です。

左側のヘンテコな「実」はマダガスカルジャスミンのツルから
出てきたものですが、一体何なのでしょうかexclamation&question

ジャスミン茶は、
アラビアンジャスミンの葉を夕方になる前に摘み取って、
茶葉への香り付けに使うのだそうです。

緑茶や烏龍茶の茶葉をジャスミンの花びらと混ぜて、
風通しのよい場所で乾燥させて作るのだそうです。


沖縄には「一茶碗茶(チュチャワンジャー)」という言葉があります。

お茶を出されて1杯きりで断るのは良く思われない風習があって、
「もう1杯飲んで行きなさい」
とまた注がれるのですが、これは
「急がなくても、お茶を飲んでいるうちに、
 厄と出会わずに済むようになるよ〜」
という相手を思いやる心を表わした意味をもっているのです。

風水や風情を感じる慣習ですが、最近はあまり聞かなくなった言葉です。

沖縄に、茶の葉を使った「お茶」が伝わったのは、
15世紀頃と言われています。

琉球王朝時代に中国との交易でお茶も伝わり、
中国茶の主に半発酵茶が輸入されていたようです。

当時、琉球中山(ちゅうざん)王国の受入れ港だったのは、
名茶の産地である福建省の福州で、
「琉球福州館」という出先機関があって、
ここで船積みをされていたと伝えられています。

当時のお茶は、漢方薬の薬草として入ってきたようです。

ジャスミン茶は、上品な香りが魅力ですが、
沖縄ではジャスミンの木が多く、
お茶を飲むときには茶碗に、
摘んだ花を浮かべるオシャレな飲み方がされていたようです。

ミネラル分の多い海風や
「太陽ジリジリ(てぃーだかんかん)」の下で飲むのは
「さんぴん茶」がぴったりだ、
と沖縄の先人たちは選りすぐったのでしょうか。


posted by RIU at 14:55| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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