2006年04月13日

沖縄といえば「阿旦(アダン)」

アダン3.jpg
海岸でよく見かけるタコノキ科の
亜熱帯常緑灌木(かんぼく)で
「阿旦」と書きます。

アダン1.jpg
海岸の浜辺と陸地の境い目あたりに繁茂していて、
見た目がトロピカルで沖縄らしいし、
防潮(ぼうちょう)、防風林としての効果もあります。

アダンの気根2.jpg
葉にはトゲがあり、タコの足のような“気根”で、
砂地等の軟弱な土壌に立つ樹木をしっかりと支えています。

アダン2.jpg
一見、パイナップルのような果実がぶら下がっていますが、
食用にはなりません。

宮古島や石垣島では、
月夜の晩に、ヤシガニが食べるのだそうです。

アダン6.jpg
アダンの幹の先っぽの部分の芽は、
八重山では食べるようです。

タケノコやキノコに似た食感らしく、
炒め物や細く切って酢の物にも出来るのだそうです。

沖縄本島では食べる習慣はありませんので、
八重山に行かれる方は、ぜひ召し上がってみて下さい。

なかなかの貴重品らしく、
八重山では昔からお祝いの席などに出されていたそうです。

琉球王国時代に
八重山に赴任してきた大和(やまと)在番(ざいばん)が、
「山菜の代用として食したのが始まり」
という説もあるようですが、
なぜ八重山だけでアダンの新芽を食べるのか、
歴史的に解明されていないようです。

八重山の市場では普通に売られているそうです。

アダン5.jpg
明治時代後期から大正にかけて、
アダンの葉は「パナマ帽」の原料となって、
沖縄では砂糖に次ぐ大きな産業となりました。

「白いパナマ帽」は、
アダンの葉を漂白したものだったのですね。

本土だけでなく、
米国やヨーロッパにまで輸出していたようです。

アダンの気根.jpg
タコの足のような気根からは、
丈夫な繊維が取れるようで、
これで編んだヒモで、カゴや笠、ぞうり、ムシロなどを
作ったのだそうです。

開発によって激減したアダンを守る意味で、
アダンの葉の編み方を知っている人たちは、
乱獲を危惧して、なかなかその技術を伝授しないようです。

アダン4.jpg
posted by RIU at 11:52| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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