2006年04月16日

沖縄といえば「清明(シーミー)祭」

何かと年中行事の多い沖縄で、春のイベントといえば、
旧暦の3月の吉日を選んで行われる
「清明(シーミー)祭」(=祖先祭)です。

18世紀中ごろに中国から伝わった民衆儀式で、
中国の暦法にある二十四節季の一つ「清明」の季節に行われます。

門中(父系の血縁集団)墓の前で、
一族メンバーの各家族の出資や協力によって作った
料理や花などを墓前に供え先祖の霊を供養し、
先祖と料理を共食する慣習行事です。

供え物の餅を箸で返すことで、
「死者と生者が共に同じものを同じ場所で共食した」
と考えられています。

ほとんどが4月中に行われますが、
何日に行うかは一族が話し合って決めるので、
今日16日(日曜)と、
来週23日(日曜)に集中するはずです。

一般的には下記の要領で進行します。
1.家族や親族で、清明祭のスケジュールを決める。

2.メンバーの奥さんたちは、
  前日から重箱の料理の材料の買出しや
  調理の段取りなどをしなければなりませんから
  大変な忙しさになるのです。
  スーパーや市場も大混雑になり殺気立ちます。

3.当日は「墓」に集合で、
  沖縄人らしく、時間にはアバウトで集合してきます。
  集合した人は、墓掃除をします。

4.墓の前には広いスペースがあり、そこにゴザを敷き、
  その上に料理を詰めた重箱やお菓子、果物を
  ズラリと並べます。

5.代表者が線香をたき、一族は手を合わせ、
  「ウートートー」(神仏を拝むときの言葉)を唱えます。

6.重箱の料理の上には「ウチカビ」という
  黄色い紙が置かれてますが、
  これは“紙銭”のことで、
  あの世でもお金が必要と考えられていますから、
  “紙銭”を燃やすことであの世に送ったことになるのです。

7.先祖を拝んだ後は、お待ちかねの宴会タイムに入ります。
  墓に供えた重箱をみんなでつついて食べながら、
  それぞれの家族の近況報告会や自慢話が始まるのです。

8.数家族から数十、百近く集まるところもありますし、
  カラオケ機を持ち込むところまであります。
  まさに、大宴会なのです。

清明祭とは、一言でいえば「墓参り」のことですが、
本土の墓参りと違って、
先祖の墓の前で、一族が花見の宴会とかピクニックを
行うようなものなのです。


posted by RIU at 22:37| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「行事」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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