2006年09月11日

バナナの病害虫〜バナナゾウムシ

マーサン種のオーナー様のバナナを土曜日に収穫し、
電柱より太い仮茎をノコギリで切り倒したところ、
仮茎の中から、2匹のバナナゾウムシが現れました。
 バナナゾウムシ3.jpg
バナナ系ゾウムシには、
・ バナナツヤオサゾウムシ(バナナクキゾウムシ)
・ バショウオサゾウムシ(バショウゾウムシ)
の2種類がありますが、
今回は芭蕉ではありませんから、
「バナナツヤオサゾウムシ(バナナクキゾウムシ)の成虫」
ということになります。
 バナナゾウムシ.jpg
バナナの大敵は、“台風”だけではないのです。

 バナナゾウムシ2.jpg
バナナゾウムシは、
どこから来るのか解明されていないのですが、
「仮茎の中に入り、卵を産み付けて、
 カブトムシの白い幼虫やハエのウジ虫のような、
 白い幼虫が中側から根茎や仮茎を食い荒らし、
 ついには仮茎の内側を空洞化させてしまい、
 バナナの果房の重みで、中がくりぬかれた仮茎が倒壊してしまう」

という、
やっかいな寄生虫なのです。

でも、不思議に若い仮茎にはいません。
果房が付いてから被害に遭うのです。
 バナナゾウムシ4.jpg
外見からは、バナナゾウムシが入り込んでいるかどうかの
識別は困難ですが、
夏頃から仮茎が黒ずんで来たとか、
開花したのに、いっこうに成長しないとかの、
倒壊のカウントダウンが始まる頃になると、
「成長が遅いし、何かおかしいなexclamation&question
と、思う頃には、
仮茎の中がくりぬかれているわけですね。

文献では、
・ 年4回以内の世代を繰り返し、各月とも各態が混在する
・ 幼虫の発生密度(沖縄)は、3月から漸減し、
  5月にピークに達する
・ 夏季は少なく、秋季(10月)に再び密度が高くなる
とあります。

実際には、
「一部のバナナがゾウムシの被害に遭うと、
 そのバナナ畑にはほとんどに蔓延していて、防ぎようがない」

とも言われています。
 バナナゾウムシ5.jpg
防除法は、文献でも
・ 古株の更新、被害仮茎の除去
・ 中耕、除草、根本への土寄せ時に肥料を与える
・ 発生地からの種苗を植え付けない

など、
結局有効な手段がまだ解明されていないようです。

農業試験場の害虫担当者でも、
「打つ手なしで、焼却処分しかない」
と言うのですから、困ったものです。

人間でも植物でも、
「免疫力を高めること」
が大事で、
バナナも土壌も“健康”管理に気をつければ、
私は、それほど恐れることはないと考えています。

ゾウムシの殺虫剤が出来たとしても、
木酢液や焼酎、薬草など
自然なものから作り上げた完全無害なものなら良いですが、
防毒マスクをしないと噴霧できないような有毒殺虫剤なら、
私は興味はないのです。

posted by RIU at 21:33| 沖縄 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | バナナの病害虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日奄美大島からバナナを送ってもらいました。
素人判断で大きなビニールにりんごと一緒にいれて様子を見ています。たべたいけどまだ緑いろで固いので、ちょっとカレーにいれてみようかと思っています。楽しみです。ゾウ虫こまったものですね。突然バナナが嫌いになってくれたらいいのに。  
Posted by コンコン at 2006年09月13日 09:52
“追熟”を早めようと、リンゴと一緒にビニールの袋に入れるのは、
フルーツのエチレンガスを利用する、というお考えですね。

時々、触ってみて軟らかければ、緑色でも熟していますからご注意下さい。

カレーに入れるバナナは、普通は調理用バナナをジャガイモの代用として
入れるのですが、フルーツバナナを入れると、
おそらく煮込むうちに溶け出すのではないかと思います。

どうなったか、また教えてください。
Posted by 岡田康子 at 2006年09月13日 12:25
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。