2007年04月19日

バナナの害虫を捕獲!

花芽が出そうで出ないボリビアバナナの続報ですが、
いくらなんでも、遅すぎる
と思い、
バナナの仮茎や葉などを観察してみると、
何やら黒い小さな穴がありました。

070419バナナに穴が.JPG

070419バナナに穴が2.JPG

先日、奄美大島のバナナ栽培農家の方から、
「バナナに入り込む虫(おそらくゾウムシ)」
についてお問合せがありましたので、
私も警戒して観察したのですが、
どうやら、仮茎から樹液が流れ出ているのは、
仮茎が太くなったために
自然に出来た亀裂から流れ出たのではなく、
小さな“穴”から出ている様子です。がく〜(落胆した顔)

バナナの中に虫が入り込んでいるかどうかは、
外見からはまったく判りませんから、
穴のあいている葉を切断して、
中を探してみることにしました。

070419バナナの葉を切る.JPG

070419穴の付近で切断してみる.JPG

070419切断したバナナの葉の裏側.JPG
   切断した葉の裏側、黒いのが疑惑の穴

穴から葉軸を切断してみると、
中は空洞状に虫食い状態になっていました。

070419穴から葉先方向に切った断面.JPG

と、いうことは、
「虫が中にまだ居る」がく〜(落胆した顔)
ということですから、
虫食い状態をたどってゆくと、
穴から50cmも離れたところに、
幼虫を発見しました。もうやだ〜(悲しい顔)

070419虫発見.JPG

070419バナナの虫.JPG

幼虫の大きさは、約12mmです。

070419虫.JPG

「バナナの仮茎や葉軸の裏側に穴が開いていて、
 成育が止まりかげんか枯れる」

ということは、
 @ 成虫が卵を産みつける
 A バナナの中で孵化して幼虫になる
 B サナギになって成虫化し、バナナの外に出る
 C バナナの外で交尾し、メスがバナナに卵を産みつける

という流れが想像出来るわけです。


最初は、葉軸の中から虫が発見できなかったら、
バナナの葉を切ったことで、
バナナによけいな負荷を与えてしまうことを
心配していたのですが、
「穴が開いている=虫が中に居る」
ということが判りましたので、
確認のために、
別の穴の開いている葉を切って、
同じように葉軸を裂いてみると、
今度は「サナギ」になっているのを発見しました。もうやだ〜(悲しい顔)

070419サナギのいた葉.JPG

070419サナギのいた葉の断面.JPG

「サナギ」の家の大きさは約35mmで、
サナギの体長は約22mmでした。

070419バナナで発見したサナギ.JPG

070419サナギ.JPG

果房がすでに出来始めたか、
果実がこれから出来るくらいまでに成育した
大事なバナナの中を食い荒らして、
枯らしてしまうのは
バナナゾウムシの特長ですから、
花芽が出そうなボリビアバナナで、
今日発見した幼虫やサナギは、
「バナナゾウムシ」
の可能性が高いようです。もうやだ〜(悲しい顔)

念のために、幼虫とサナギの2匹は監禁して、
成虫になるまで飼おうと考えています。

明日以降、
穴の開いている葉を捜し出して、幼虫を発見したら、
“木酢液”や“泡盛+島唐辛子エキス”が有効かどうか、
かけてtestしてみようと思います。

「“敵”が何を嫌がるのか」
が、防除対策につながりますから、
それをまず探し当てなければなりませんが、
幼虫がいたボリビアバナナは、
生ゴミコンポストを置いていた場所で、
栄養過多によって、虫が寄ってきた可能性もありますし、
また、この場所は前にバナナが枯れたことがありますから、
根塊に成虫が棲み付いている可能性もあるのです。

posted by RIU at 18:20| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | バナナの病害虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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