2007年07月11日

バナナの害虫・バナナセセリ

太平洋戦争後、アメリカに占領されていた沖縄は
1972年(昭和47年)5月15日に
日本領として返還されましたが、
この前年の1971年(昭和46年)6月、
沖縄本島中部西海岸の北谷(ちゃたん)謝苅(じゃーがる)で、
バナナの害虫「バナナセセリ」が沖縄で初めて発見され、
3年後には県下全域に広がってしまいました。

バナナセセリ1.JPG

謝苅(じゃーがる)という場所で発見されたことで、
「ジャーガルバナナセセリ」
ともいわれているようです。

現在の北谷(ちゃたん)町は、
国際色豊かな若者の観光スポットとなっていますが、
ここは、1972年の復帰前までは、
米海兵隊の「ハンビー飛行場」で、
ヘリコプター部隊を中心とする米軍基地でしたから、
「ベトナム戦争中に、米軍物資にまぎれて、
インドシナ半島から沖縄(北谷・ハンビー飛行場)に
持ち込まれた」

と考えるのが自然でしょう。

バナナセセリ2.JPG

1972年の復帰から3年前の1969年(昭和44年)に、
沖縄本島中部のバナナ園で発見された
「バナナツヤオサゾウムシ」
も、
それまで沖縄には生息していなかったのですから、
これも米軍による移入・帰化種ですし、
復帰前にはやんばる(国頭村・東村)の米軍演習場に
米軍が「枯葉剤」を投与したことが明らかにされましたし(実験?)、
米軍はまったくロクなことをしてくれません。


バナナセセリ3.JPG

バナナセセリの成虫は、姿が蛾に似て茶色で、
複眼が赤いのが特長なのですが、
夕方のうす暗い頃に活動しますから、
残念ながら成虫の画像は撮れていないのですが、
バナナの葉を、葉巻のようにクルクルと巻いて、
その中を棲みかとする幼虫を、
私のミニバナナ園で発見しましたので、
ご紹介しておきます。

バナナセセリ4.JPG

バナナセセリやバナナツヤオサゾウムシは、
特に「島バナナ」が大好きなようですが、
バナナセセリは食用バナナだけでなく、
芭蕉(バショウ)にもつくようです。

バナナセセリ5.JPG

バナナセセリの幼虫が、
バナナの葉に葉巻状に巻くことで、
居場所がわかるのですが、
・ この幼虫の前後に何を食べて、どこにいるのか?
・ この幼虫は、バナナの葉を食べるのか?

は、よくわかりませんが、
益虫ではなさそうですから、
「害虫」にしておきました。もうやだ〜(悲しい顔)

バナナセセリ6.JPG

posted by RIU at 17:27| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | バナナの病害虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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