2005年07月04日

沖縄といえば「マンゴー」!

マンゴー・市場.jpg
マンゴー.jpg
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050714市場のマンゴー苗木.jpg

マンゴーはトロピカルフルーツの“3大品目”の1つです。
その代表格は「バナナ」です。
熱帯地域で9,400万トン以上生産されている、
と言われ、日本でも102万トンが輸入(平成16年度)されています。

第2位が「マンゴー」、第3位が「パイナップル」で、
これらが、トロピカルフルーツの“3大品目”となっています。

昨今の機能性食品への関心の高まりからしても、
マンゴーは「ビタミンA」、「ビタミンC」を多く含みますし、
加工食材としても取り上げられることが多くなり、
身近な果物になりつつあります。

マンゴーはウルシ科の果樹で、
熱帯地方と一部の亜熱帯地方では古くから栽培が行われており、
熱帯のもっとも優れた果実の1つとして多くの人々に好まれています。

近年、品種改良や順化が進み、
アメリカやオーストラリアでは露地栽培が、
日本でも九州の鹿児島や宮崎などで
ハウスの加温、無加温栽培がおこなわれるようになり、
国産の新鮮果実が店頭に出回るようになりました。

その中でも耐寒性にも優れている「アーウィン種」が
日本の栽培面積の9割を占めています。
(その他は、沖縄で「ヘイデン種」が栽培されています)

平成14年度国産マンゴー出荷量の比較
1.沖縄県  1,525トン  (75.2%
2.宮崎県    358.7トン17.7%
3.鹿児島県   116.8トン( 5.8%
4.福岡県      8.4トン( 0.4%
5.愛知県      6.0トン( 0.3%
  国産合計 2027.5トン (100.0%

沖縄では、明治時代に導入され、
当初は露地植えで着花が難しく、普及できませんでしたが、
長年の研究の結果、昭和59年に宮古島でハウス栽培の技術が確立され、
県内のあちこちで栽培されるようになりました。

沖縄県がやり出すと、必ず宮崎県が後追いしますが、
果たしてマンゴーはどうでしょうかexclamation&question

宮崎県って、沖縄の農産物をパクり、マーケットに乗せるのが上手いですよ。

本土の主要都市にある、沖縄県物産公社の出城「わしたSHOP」で
売っている「ゴーヤ」は、沖縄産のゴーヤではなく、実は「宮崎産」なのです。

宮崎県がチャレンジした、
「完熟高糖度マンゴー“太陽のタマゴ”のブランド化戦略」の成功と
「沖縄県“完熟マンゴー”」戦略が実を結び、国内でも認知され、
人気が定着し、国産のリピーターが確実に増加しています。

それ以前は、フィリピン産、メキシコ産など
「酸味の残る、未熟マンゴー」の味に慣らされてきた消費者が、
国産・完熟マンゴーのホンモノの美味しさを再認識して、
一気に“マンゴー大好き人間”が急増したのだと思います。

沖縄で露地栽培が出来れば「最強」なのですが、
なにせ沖縄でも「ハウス栽培」ですから、
当然他府県も便乗の動きにあります。
特に、
鹿児島県
熊本県
長崎県
愛知県
和歌山県
などで栽培の機運が高まっています。
沖縄県は大丈夫でしょうかexclamation&question

マンゴーは、昨日のドラゴンフルーツと正反対で、
素人は手を出しにくい作物です。

年に1度の収穫時期(6月末〜8月)から、
逆算しても、
・ 1個1個の袋がけ作業
  (袋がけをしないと、実が日焼けをして、つけ根から腐ってしまいます)
・ 花が咲く2月から3月にかけて、枝を紐でくくって天井にかける作業
・ 冬季はハウスにビニールをかけて気温を保たせる作業
・ 土の手入れと枝の剪定作業
など、手がかかります。
収穫までの手間と気配りを考えたら、
他のフルーツに比べてマンゴーが高価な理由も納得できます。

もともと原産地が熱帯の果樹ですから、
年間平均気温24℃の沖縄でも露地では“涼しく”、
温度管理が難しいため「ハウス栽培」になってしまうのです。

沖縄と本土のハウスで決定的に違うのは、
本土では重油を焚いてハウス内の温度管理をしますが、
沖縄のハウスはビニールで「ただ囲うだけ」です。
それだけでも、夏場の日中はハウス内の温度が50℃くらいになります。

平成16年度のマンゴーの輸入量は、
1万2336トン(前年比19.7%増)で過去最高でした。

国産比率はまだ14%程度ですが、
近い将来には国産比率が20%を超え、
サクランボやキウイと共に、国際競争時代に突入するかもしれません。
その、時沖縄は大丈夫でしょうかexclamation&question

平成16年度 マンゴーの国別輸入実績
1.フィリピン    7,303トン(輸入量の59.2%
2.メキシコ     2,908トン(輸入量の23.6%
3.タイ         901トン(輸入量の 7.3%
4.台湾         506トン(輸入量の 4.1%
5.オーストラリア    469トン(輸入量の 3.8%
6.アメリカ       247トン(輸入量の 2.0%

フィリピン産は、毎年4月が輸入のピークで、
黄色く平べったい「ペリカンマンゴー」が主力
です。

メキシコ産は、7月が輸入のピークで、
赤く丸い「アップルマンゴー」が主力
です。

国内産と輸入物を比較すると、国内産の方が絶対美味しいはずですよexclamation×2
国内産のは、樹上で熟しはじめたら袋をかぶせ、
完熟すると、実が自然落下して、落ちた実をその日に収穫するという、
「成熟を待って収穫」する方法をとっていますが、
フィリピン産やメキシコ産のマンゴーは、
海上輸送のタイムラグから、完熟前に収穫し、
さらに出荷前のポストハーベスト(農薬散布)による「危険性」がある
ため、
“味”に差が出るのも当然だと思います。

もっとも、国内産でも、マンゴーは『消毒』が欠かせず、
本当に安全なのかどうかわかりませんが。

輸入マンゴーは、
度々『クロルピリホス』という農薬が高濃度で検出されています。
クロルピリホスって、聞いたことありますか?

「クロルピリホス」は、シロアリ駆除剤や建材などで使われていますが、
もともと、第2次世界大戦中に殺人兵器「神経ガス」として研究されていた
猛毒”です。

麻原彰晃や金正日、サダム・フセイン(大量破壊兵器は発見されなかったが?),
林真須美被告たちが、こぞって使いたいような危険な代物なのです。

現在は、「害虫駆除」目的の殺虫剤として、
輸出国でふんだんに吹き付けられています。

なにせ、せっかく輸出したのに、日本入国の検疫時に、
虫でも生きていたら大変ですからね。
中身の安全より、外側の無事が最重要視されてしまっているんですよexclamation×2ちっ(怒った顔)

マンゴーの残留農薬限度量は「0.05PPM」と決められているのですが、
その基準を超えて検出されるものが多いです。

検疫は全品検査ではありませんから、
国内に入ってきてしまっているのもあるわけですね。

ちなみに残留農薬限度量は、
バナナ     3.0 
キウイ     2.0
パパイア    0.01
パイナップル  0.05
茶      10.0
など、品目ごとに決められています。

「茶」って、すごいですね!
お湯をかけて、飲んでしまうものですから
「残留農薬のお湯割り」状態
ですね!

マンゴーは美味しいのですが、すぐに飛びつかずによく見てから買ってください。
・ 「エコファーマー」、「特別栽培」など、“こだわり”生産者なのか?
・ 「有機JASマーク」の認証農家なのか?
・ どういう消毒をしているのか?
・ 病害虫対策はどうしているのか?
・ 消毒薬品名は何で、どのくらいの量を使っているのか?
長生きしたければ、よく確認しないといけませんよexclamation×2

最期の画像は、露地植えで、袋がけをしないため、
数は多くできるのですが、実の大きさは5cm程度と小さいです。
肝心の味は変わりません。
生産農家は格外のB品・C品や、こういうのを食べています。

一番下の画像は、ホームセンターで売られていた「マンゴーの苗木」です。
2,800円でしたが、少し高いようですね。

さらに詳しいサイトは、参考までに下記をご覧下さい。
   種から育てるマンゴー
   平山マンゴー園
   無農薬マンゴー
   中国野菜から残留農薬   



posted by RIU at 22:16| 沖縄 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「果物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めてメールする者です。「フェネック」というクルマとアウトドアの月刊誌の編集部の馬場といいます。少し企画でお願いしたいことがありまして…。「島バナナ」はかなり難しくてもハウスなどで行なえば、本土でも栽培できますでしょうか? 難しくてでもできればページに載せたいと思っています。とり急ぎ、明日29日頃に一度メールなどをいただければと思っています。電話でも結構です。よろしくお願いいたします。
三推社 フェネック編集部 馬場
電話03−3941−5611
Posted by 三推社 フェネック編集部 馬場 at 2005年11月29日 00:52
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