2007年12月17日

越冬を企てるバナナツヤオサゾウムシの幼虫を発見!

私の自宅のミニバナナ園で、
秋に収穫したボリビアバナナの仮茎をノコギリで切り倒して、
園内に放置していたのですが、
どうもイヤな予感がして、
仮茎の中を調べてみることにしました。

071217 ゾウムシ1.JPG
 中央の黒い穴は、彼らが巣食った忌まわしい跡です

仮茎は年輪状になっていますから、
切れ目に親指を入れると、
簡単に層ごとに引き裂くことが出来るのですが、
071217ゾウムシ4.JPG
1枚目をはがしただけで、
バナナツヤオサゾウムシの幼虫が発見出来ましたexclamation

071217ゾウムシ2.JPG

「これだけでカブトムシとかの幼虫ではないと、
 どうして判るのさexclamation&question

という質問に、
テレビ朝日の「京都地検の女」の主人公・鶴丸あやだったら
「これ、主婦の勘ひらめき
というのでしょうが、
私は今年の4月に幼虫を捕獲し、
それをゾウムシに孵化(ふか)させたことがあるので、
この幼虫がゾウムシだと判るのです。

沖縄でのバナナ栽培での3大リスクは、
 @ 台風
 A 病害虫
 B ドロボー

ですが、
「病害虫」のほとんどが、
このバナナツヤオサゾウムシによるものです。

バナナ農家では、
「ゾウムシが出たら、
 たちまち全部に広がって全滅してしまうさ〜もうやだ〜(悲しい顔)

という迷信を信じている人が多いのですが、
沖縄で最初に発見されたのは1969年のことで、
まだ40年も経っていませんし、
このゾウムシの原産地は東南アジア
ですから、  
もし、ホントに
「このゾウムシが出たら終わり」
なら、
東南アジアのバナナは、
とっくの昔に壊滅しているはずさ〜ね〜。

そう考えると、
マンガで額にスダレが出来る深刻な顔がく〜(落胆した顔)をしなくても
「なんとか、なるさ〜ね〜」
と構えていた方が良いのです、
私は
「バナナ栽培では、
  こんな病害虫とも共生しなければならない」

と考えています。

071217ゾウムシ3.JPG
  2匹目発見exclamation

071217ゾウムシ5.JPG
  3匹目発見exclamation

と、いううちに、
この仮茎からは3匹も幼虫が発見されました。



春に捕獲した成虫に、
柑橘系を漬けた泡盛が効くことは確認済みですから、
今日捕獲した幼虫は即刻極刑として、
タイワンシロガシラやスズメのエサになるように
トタン屋根の上に放り投げておきました。

071217ゾウムシ6.JPG
 極刑のゾウムシ3兄弟

倒壊させた仮茎は、
放置して土に返すにしても、
ゾウムシ幼虫の仮宿になって、
成虫になってから、
大事なバナナ果房が生育する頃に引越しされてくると、
バナナ果房に充分樹液が回らないうちに
バナナは枯れ出しますから、
役割の終わった仮茎は
「バナナ紙」作りをした方が良いかもしれませんね。
posted by RIU at 16:07| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | バナナの病害虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
知人に教えられ、こちらのブログを拝見し大変参考になりました。

石垣島でバナナを沢山植え、農業を始めております。
何年も、バナナ3大リスクのbP(台風)で収穫ゼロが続き、昨年やっと久しぶりに5、6本採れ喜んだところです。
ゾウムシ被害もしっかり見受けられますが、見回った時に仮茎を剥いてきれいな茎にするだけです。
天災は甘受することにしていますが、害虫には少しでも抵抗してみたいです。
「柑橘皮入り泡盛」を作りかけてみようと思います。
Posted by Hoccalo Farm at 2008年01月27日 18:23
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