2008年02月02日

沖縄といえば「しまあざみ」

「あざみ」といって「あざみの歌」を想い出す方は、
中高年ということになるでしょう。

そういう私も、チャンネル権がない頃、
「なつかしの歌声」というテレビ番組を見て、
伊藤久男さんが歌っているのを聞いたことがありますが、
作曲した八洲秀章さんが最初に歌ったのが
昭和25年(1950年)らしいですから、
なつかしのメロディなわけです。



   るんるん山には山の 愁(うれ)いあり
    海には海の 悲しみや
    ましてこころの 花ぞのに
    咲しあざみの 花ならばるんるん

この曲の詞は、
昭和20年(1945年)に復員してきた当時18歳の横井弘さんが、
家族が疎開していた長野県下諏訪・霧ヶ峰八島高原で、
野に咲くあざみの花に自分の理想の女性像を重ねたもの、
とされている名曲ですが、
秋の山野を彩る草花として
日本人に古くから親しまれているこの(本土の)あざみの花は
紫色ですが、
沖縄のあざみは「しまあざみ」といって、花が白いのです。

080202-3.JPG

今春、バナナやコーヒー栽培地を移転することで、
移転先の国頭村の与那まで
何度もロングドライブをしていますが、
途中、早めの昼食を取るのに、
大宜味村の名店「前田食堂」が10時開店なので
毎回利用させて戴いています。


080202-5.JPG
  名店・前田食堂の雄姿

前田食堂と国道58号線の間の歩道の花壇、
正確には、前田食堂の隣の焼肉食堂の前の花壇に、
「しまあざみ」が咲いていました。
(撮影日1月20日)

080202-4.JPG
 前田食堂側から国道58号線を経て遠く古宇利島が望めます

紫のあざみは、日本固有種で、
沖縄の「しまあざみ」は
アジア大陸と共通する種類だそうですから、
きっと中国からの移入種なのでしょう。

「しまあざみ」は日当たりの良い海岸付近で自生していて、
葉は光沢があって、
ギザギザしてトゲのようになっていますから、
夏場の素足にビーチサンダルの格好で歩いたら痛そうですね。

080202-1.JPG

「しまあざみ」の沖縄方言は、
 ・ チバナー
 ・ ンジチチャ―

などと呼ばれ、
隣家のおばァの話では食用で、
しかも薬効もあるのだそうです。

葉(できれば若葉)は、ギザギザのトゲを取り除いて、
茹でておひたしや白和えなどに利用し、
ゴボウ状の根はヒゲ根を切って、
タワシでこすり洗いし表皮をこそぎ、
小口切りやささがきにカットして、
炊き込みご飯やきんぴらに調理できるそうです。

たんぽぽの根を焙煎してコーヒーにするくらいですから、
「しまあざみ」の根も、同様にコーヒーになるはずです。

080202-2.JPG

薬効としては、
 ・ 眼の充血
 ・ 血尿
 ・ 血便
 ・ 喀血
 ・ 打ち身
 ・ 胎毒

などがあり、
根や葉を乾燥させて、
他の薬用植物と混ぜて、
本格的な漢方薬風に服用する人もいるそうですから、
こういった自然の恵みを食事に取り入れてゆくのが
健康の秘訣のようですね。
posted by RIU at 10:59| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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