2008年02月04日

沖縄といえば「リュウキュウスミレ」

すみれといって、
宝塚歌劇団を象徴する
「すみれの花咲く頃」
を想い出す方は、
何も熱烈宝塚ファンだけではないはずです。



阪急百貨店の開店時にも演奏されるなどして、
聴いたことがある方が多い有名な曲で、
宝塚歌劇団では78年前の1930年(昭和5年)から
歌い継がれているのに団歌ではないのだそうです。


「すみれ」は日本の花のように思えますが、
もともとの原産地は朝鮮〜中国あたりだそうで、
ともすると雑草扱いにもなる小さな花で、
「パンジー」もすみれ科の仲間のようです。

080204-1.JPG
   リュウキュウスミレ

「リュウキュウスミレ」は、
本土の「のじ(野路)すみれ」の
南西諸島から南方系の亜種で、
南西諸島に広く分布し、
沖縄で「スミレ」といえば
「リュウキュウコスミレ」を指すほど
あちこちで見かけることが出来ます。

080204-2.JPG
 小さな紫色の花は、疲れた心を癒してくれます

日当たりの良い野地、草地、海岸などに自生し、
花期は12月〜3月の冬季で、
花の色は、紫色や赤紫色などいろいろあって、
白いものは
「シロバナリュウキュウスミレ」
といわれています。

冬に咲く「リュウキュウスミレ」は夏に弱いようで、
夏季は一見枯れ果てて消滅したようになるのですが、
多年草なので、冬季には復活して開花します。

また、「リュウキュウスミレ」は、
全草を天日乾燥させて
クマツヅラやリュウキュウハンゲなどの乾燥物と
併せて煎じて飲むと、
 ・ ジフテリア
 ・ 咽喉炎
 ・ 結膜炎
 ・ 毒蛇咬傷

などに薬効があるそうです。

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 大宜味村の名店・前田食堂
  リュウキュウスミレは、店舗と国道58号線の間の花壇で
  咲いていました


080204-5.JPG
 名物・牛肉そば600円(器が小さめで女性でも大丈夫)


秋田県から屋久島まで分布する
「のじ(野路)すみれ」
が、
南西諸島から南方系の亜種の
「リュウキュウスミレ」
に入れ替わるのですが、
この花に限らず、奄美諸島だけで見受けられる動植物や、
沖縄諸島だけで見受けられる動植物が少なくありません。

南西諸島というと亜熱帯気候をイメージしますが、
南西諸島は実に1,200kmにも及び、
これは東海道・山陽新幹線の
東京〜博多間1175.9kmに匹敵するほどの距離で、
南西諸島の入口部分、
種子島や屋久島などの大隅諸島から南に、
屋久島と奄美大島の間の約200kmにも及ぶ
小島群のトカラ列島あたりから亜熱帯気候性が色濃くなり、
同時に動植物の生態系が変わることを意味するわけです。


今春移転する国頭村与那から
約5km北上したところにある辺野喜(べのき)川の中流で
20年前の1988年(昭和63年)に
「おりづるすみれ」
という新種が発表されたのですが、
その自生地が辺野喜ダムの底に沈んでしまって
絶滅種になってしまったことがあるように、
人間の生活環境のための犠牲になる動植物も多く、
環境省のレッドデータブックに登場するということは、
まさしくウルトラマンのカラータイマーの
赤点滅と同じ、ホントに危機的状況なわけです。

こういう話を聞くと、
いつも思い出すのが、
昔、日本テレビ系で放映されていた
「週間ストーリーランド」
というアニメ番組です。

一般視聴者から投稿されたあらすじをアニメ化する手法で、
俳優・西村雅彦が司会をして、賞金を出していました。

・ 謎の老婆シリーズ
・ 名奉行・文さんシリーズ
・ サスペンス
・ ホラー

など、多種があり、
終盤、女警部神宮寺葉子のキーワードものになって
内容がチープになってゆきましたね。

この中で特に印象深いのが、
すさんだ未来の地球に、
宇宙の神様が
「願いを1つだけ叶える」
といって、
「地球の動物で1つだけ消すのを、
 期限までに世界中の多数決で選択しろ」
という内容なのです。
(少しあやふやですがもうやだ〜(悲しい顔)

期限に、地球の動物が一同に集まり、
何の動物が消えるのか?
象かexclamation&questionライオンかexclamation&question鳥かexclamation&question
などと思って見渡していると、
「みんなの願いは聞き入れた」
という神様の声の直後に、
突然人間が消えてしまうのです。がく〜(落胆した顔)

願いごとを考えていたのは人間だけではなく、
人間を含めた地球の全動物たちで、
人間以外の動物たちは、
「人間は身勝手な考えで自然を破壊し、
 我々の住む場所を奪い、
 このままでは地球が破壊されてしまう、
 だから人間を消してほしい」

という願いが圧倒的多数だった、
という
人間から見る動物たち、動物たちから見る人間が
描かれていて、とても考えさせられる内容で、
環境破壊的な話が出るたびに、想い出してしまうのです。もうやだ〜(悲しい顔)

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 前田食堂のある大宜味村の津波(つは)という集落名は、
 「大宜味村史」によると、
 実際に昔何度も津波が押し寄せたことに由来しているそうで、
 海岸近くの集落が大被害に遭って山あいに集落ごと移転し、
 近代になって、また海岸付近に集落を形成しつつ
 あるのだそうです


posted by RIU at 13:04| 沖縄 ☀| Comment(12) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月02日

沖縄といえば「しまあざみ」

「あざみ」といって「あざみの歌」を想い出す方は、
中高年ということになるでしょう。

そういう私も、チャンネル権がない頃、
「なつかしの歌声」というテレビ番組を見て、
伊藤久男さんが歌っているのを聞いたことがありますが、
作曲した八洲秀章さんが最初に歌ったのが
昭和25年(1950年)らしいですから、
なつかしのメロディなわけです。



   るんるん山には山の 愁(うれ)いあり
    海には海の 悲しみや
    ましてこころの 花ぞのに
    咲しあざみの 花ならばるんるん

この曲の詞は、
昭和20年(1945年)に復員してきた当時18歳の横井弘さんが、
家族が疎開していた長野県下諏訪・霧ヶ峰八島高原で、
野に咲くあざみの花に自分の理想の女性像を重ねたもの、
とされている名曲ですが、
秋の山野を彩る草花として
日本人に古くから親しまれているこの(本土の)あざみの花は
紫色ですが、
沖縄のあざみは「しまあざみ」といって、花が白いのです。

080202-3.JPG

今春、バナナやコーヒー栽培地を移転することで、
移転先の国頭村の与那まで
何度もロングドライブをしていますが、
途中、早めの昼食を取るのに、
大宜味村の名店「前田食堂」が10時開店なので
毎回利用させて戴いています。


080202-5.JPG
  名店・前田食堂の雄姿

前田食堂と国道58号線の間の歩道の花壇、
正確には、前田食堂の隣の焼肉食堂の前の花壇に、
「しまあざみ」が咲いていました。
(撮影日1月20日)

080202-4.JPG
 前田食堂側から国道58号線を経て遠く古宇利島が望めます

紫のあざみは、日本固有種で、
沖縄の「しまあざみ」は
アジア大陸と共通する種類だそうですから、
きっと中国からの移入種なのでしょう。

「しまあざみ」は日当たりの良い海岸付近で自生していて、
葉は光沢があって、
ギザギザしてトゲのようになっていますから、
夏場の素足にビーチサンダルの格好で歩いたら痛そうですね。

080202-1.JPG

「しまあざみ」の沖縄方言は、
 ・ チバナー
 ・ ンジチチャ―

などと呼ばれ、
隣家のおばァの話では食用で、
しかも薬効もあるのだそうです。

葉(できれば若葉)は、ギザギザのトゲを取り除いて、
茹でておひたしや白和えなどに利用し、
ゴボウ状の根はヒゲ根を切って、
タワシでこすり洗いし表皮をこそぎ、
小口切りやささがきにカットして、
炊き込みご飯やきんぴらに調理できるそうです。

たんぽぽの根を焙煎してコーヒーにするくらいですから、
「しまあざみ」の根も、同様にコーヒーになるはずです。

080202-2.JPG

薬効としては、
 ・ 眼の充血
 ・ 血尿
 ・ 血便
 ・ 喀血
 ・ 打ち身
 ・ 胎毒

などがあり、
根や葉を乾燥させて、
他の薬用植物と混ぜて、
本格的な漢方薬風に服用する人もいるそうですから、
こういった自然の恵みを食事に取り入れてゆくのが
健康の秘訣のようですね。
posted by RIU at 10:59| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月27日

沖縄といえば「トラの尾(サンセベリア)」

葉の形ではなく、葉の縞模様が
トラの尾の模様に似ていることから、
 サンセベリアの花.jpg
『虎の尾(とらのお)』
と呼ばれていますが、
正式名称は
『サンセベリア』
と言うそうです。

 サンセベリアの花2.jpg 

熱帯アフリカや南アジアなど、
乾燥地帯に生息する常緑多年性多肉植物だそうで、
「冬場の水やりは必要ない」
と書いている植物図鑑もありましたが、
我が家では庭に鉢植えで出していて、
隔日くらいで水やりをしていますが、
繁殖力は旺盛で、だいぶ増えてきました。

7〜8年前に、テレビ番組の
『発掘exclamationあるある大事典』
で、
「マイナスイオンを発する植物」
と紹介されて、
一時ブームになったことがありましたね。

NASA(アメリカ航空宇宙局)でも、
空気中の有毒ガスやホルムアルデヒドなどの
環境汚染物質を浄化する働きに注目している、
といわれていましたがどうなのでしょうかexclamation&question

・ 学 名:Sansevieria
・ 原産地:アフリカ、南アジアの乾燥地帯
・ 科 名:リュウゼツラン科
・ 属 名:サンセベリア属

沖縄では、観葉植物としても、道路の花壇にしても、
あちこちで、ごくふつうに見かける植物です。

このトラの尾(サンセベリア)が、鉢植えですが、開花しました。
 サンセベリアの花3.jpg
今まで気にとめなかったからかもしれませんが、
開花したのを見たのは、初めてです。
(開花画像撮影は、7月ごろ)

舘岡バナナ園の中には、自然に繁殖(増殖)していましたね。

posted by RIU at 14:46| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月16日

沖縄といえばフウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華)

フウリンブッソウゲは、
ハワイに導入されて交配親の一種になった
原種ハイビスカスです。

 フウリンブッソウゲ3.jpg

フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華)という花名は、
他のハイビスカスの原種にはない
独特の花の形と色が魅力的で、
風に揺れる姿が風鈴を想わせる風情があることから
命名されました。


5枚の花弁が細く深く裂けて反り返り,細く裂けています。
 フウリンブッソウゲ.jpg
花柄は下に長く伸びて、
先端付近には筒状の雄シベがついています。

ハイビスカス(ブッソウゲ)が、通常“一日花”なのに対して、
フウリンブッソウゲは何日も咲き続けます。

沖縄では、ハイビスカスと共に垣根の代表的な植物でしたが、
ブロック塀やコンクリートの普及に伴なって減少し、
最近では、垣根より観賞用として家の庭先や公園など、
一部でしか見かけなくなりました。

沖縄への導入歴は、はっきりしませんが、
戦前に発行された「桃原農園植物目録」に
「風鈴咲」の名称で紹介されていることから、
戦前であることは間違いありません。

一般名:フウリンブッソウゲ (風鈴仏桑花)
学 名 :Hibiscus schizopetalus(ヒビスクス・スキゾペタルス)
別 名:Fringed Hibiscus(フリンジド・ハイビスカス)、
    Coral Hibiscus(コーラル・ハイビスカス)
科属名:アオイ科フヨウ属
原産地:1874年モムバサ(東アフリカ)で採集
樹 高:1〜3m(非耐寒性常緑低木)
花 径:5〜20cm
花 色:赤(通常)、桃、白の絞り
開花時期 :沖縄では周年
沖縄方言名:アカバナー


フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華)の学名である
スキゾペタルス(schizopetalus)とは、
ラテン語で、「切れ込みのある花弁」という意味だそうです。
 フウリンブッソウゲ2.jpg
また、花の色や形が珊瑚に似ていることから
コーラル・ハイビスカス(Coral Hibiscus)とも
呼ばれているようですが、
私には、風鈴や珊瑚よりも
「線香花火」に見えるのですが…

posted by RIU at 20:50| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月31日

秋ウコンが開花しました!

かつて琉球王朝では
「ウコンに専売制度を敷いていた」
と言われるほど重要な生薬でした。

 秋ウコン.jpg

ウコンは、ショウガ科の多年草で、
インド、ベトナム、トンガ、中国南部、台湾、
日本では、種子島、屋久島、奄美大島〜沖縄など
南西諸島に自生しています。

 秋ウコン2.jpg

沖縄ではウコンのことを「ウッチン」と呼びます。

形状は、芭蕉やグラジオラスに似ていて、
草丈は約1.5メートルくらいにもなります。

冬になると葉や茎は枯れてしまいます。

 秋ウコンの花2.jpg

薬用や染料に使われるのは根茎の部分で、
ショウガによく似ています。

・ 春ウコン
・ 秋ウコン
・ 紫ウコン
という種類は、
・ 開花の時期
・ 根の断面
・ 有効成分
などで、種類を分けています。


今頃の時期に花が咲くのは、秋ウコンです。

 秋ウコンの花.jpg

沖縄の健康食品というと「ウコン」が最初に上がるくらい、
マスコミに取り上げられて有名になりましたが、
健康食品で使われるウコンは、そのほとんどが輸入物です。

今や、輸入比率は8割近い、とも言われています。
posted by RIU at 10:54| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月26日

マダガスカルジャスミンの花と実

 マダガスカルジャスミンの花.jpg
「ジャスミン」という名が付いているのに、
本当のジャスミンではありません。

ジャスミンと同じように芳香のある白い花が咲いて
花の形も似ているマダガスカル原産の植物なので
「マダガスカルジャスミン」
という名前をもらっているのです。


本当のジャスミンはモクセイ科ソケイ属で、
マダガスカルジャスミンはトウワタ科の
ツル性常緑広葉低木ですから、科まで違う植物なのです。

 マダガスカルジャスミンの花2.jpg
この花はブーケ等に良く使われるそうです。
夜になると香りが強くなるようです。

大きくなった美味しそうな実を採り、切断してみました。
 マダガスカルジャスミンの実.jpg

 実の切断.jpg
まったく、食用には不向きだったのは残念ですが、
中にさなぎのようなものが入っていて、
その中には種が詰まっていました。

 マダガスカルジャスミンの結実.jpg
最初は、丸い形で、
だんだんと細長くパパイヤのような形になります。
 マダガスカルジャスミンの丸い実.jpg
上は、雲南百薬のムカゴ(根塊)で、
右上は、葉の裏に張り付いたマイマイです。

今年4月頃に切り取った実を切断し乾燥させたものが、
この画像です。

 マダガスカルジャスミンの種.jpg
タンポポの種のようなフワフワした羽が付いた種ですが、
マダガスカルジャスミンは挿し木で簡単に増やせますから、
種の意味合いは少なそうですね。
 マダガスカルジャスミンの種2.jpg

posted by RIU at 13:14| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月05日

沖縄といえば「シチヘンゲ(七変化)」

 平和記念公園の太平洋側の断崖.jpg
平和記念公園の韓国人慰霊碑の垣根に
「ランタナ」の花が咲いていました。

 平和記念公園案内図.jpg
平和記念公園に行く度に、いつも違和感を感じてしまうのです。

 平和の礎.jpg
ドミノのように建てられている「平和の礎」には、
軍人や民間人、そして、国籍の区別なく、
沖縄戦で亡くなられたすべての人々の氏名が
刻まれていることになっています。

 沖縄からの距離.jpg
「平和の礎」には、
23万人を超える沖縄戦戦没者が刻名されていますが,
そのうち旧植民地出身者は,
・ 台湾人28名
・ 大韓民国の人々52名
・ 朝鮮民主主義人民共和国の人々82名
とだけ記されているのです。

強制連行された朝鮮出身の軍人・軍属と従軍「慰安婦」は
少なくとも数千人が沖縄戦で命を落としたはずだと思うのです。

刻まれた数が異常に少ないのは、
正確に調べられないことよりも、
韓国・北朝鮮・中国の抵抗が障壁となっていることに
起因しているようです。

 米軍兵士の戦没メの礎と奥が日本人の礎.jpg
「国籍の区別なく」というと、一見聞こえは良いのですが、
沖縄戦で家族や親族、友人・知人をを殺りくした
米軍兵士の戦没者氏名が記されている礎が
身近な犠牲者と並んで建てられていたら、
はたして平静に見れるでしょうか。

加害者と被害者を一緒に並べるようなものだと思うのです。
(沖縄民間人犠牲者の立場から見た思いです)

 韓国人慰霊塔公園入口.jpg
韓国人慰霊碑も、平和記念公園の分かりにくい端にあり、
ここを訪れる訪問者は少なく、
気がつかない人の方が多いのではないでしょうか。
 韓国人慰霊塔「石碑」.jpg

 韓国人慰霊塔.jpg
ここには、矢印があり、“祖国”を指しているのです。

「シチヘンゲ(七変化)」
・ 和名: シチヘンゲ(七変化)
・ 科名: 熊葛(クマツヅラ)科
・ 属名: ランタナ属
・ 学名: Lantana camara
・ 英名: common lantana
・ 性状: 高さ2mくらいの常緑低木(非耐寒性)
・ 原産地:亜熱帯アフリカ
・ 花言葉:「合意、協力、確かな計画性」
 ランタナ.jpg
花が開いてから時間が経つと色が変化することから
“七変化”と命名されたようです。

花の色は、オレンジ、白、うす紫、黄色、
各色との組み合わせなどいろいろあり、鮮やかです。

挿し木で簡単に増やせるようです。

「シチヘンゲ(七変化)」の花は綺麗なのですが、
「世界の侵略的外来種ワースト100」
に入れられているのです。

環境省でも「シチヘンゲ(七変化)」を「外来生物法」の
“要注意外来生物リスト”に指定されていて、
「生態系を乱す」と位置づけられ、
・ 国際自然保護連合(IUCN)の
  「世界の外来入種ワースト100」に含まれていて、
  海外で問題になっていること

・日本では、小笠原や沖縄等で野生化していて、
 分布拡大のおそれがある場合には防除の検討が望まれる
となっていました。

花は「綺麗だ」という見方だけではなく、
“生態系”も考えなければダメなのですね。


そういえば、沖縄ではマングースが野生化し、
本島北部に生息する希少野生動物ヤンバルクイナを襲い、
絶滅に追いやろうとしています。
(マングースだけでなく野良猫も同罪ですが)

明治時代は、ハブの毒を消す血清がなく、
かまれると死亡するケースが多くて、
ハブの被害は深刻な社会問題だったことから、
東大の先生がハブ退治として、
今から約100年前の1910年に
インドから21匹を沖縄本島に導入したのです。

「ハブとマングースの戦い」というショーが
観光に使われたこともありましたが、
動物愛護団体からのクレームで中止され、
以降マングースは表舞台から姿を消し、
県内で生息域を広げて、
現在ではその数が3万匹とも5万匹とも
いわれるような異常繁殖となって、
沖縄の生態系でも警鐘が鳴らされるようになりました。

本島南部でも、最近よく畑で見かけるようになりました。

かつて奄美大島では、ハブ対策として、
イタチを2,500匹以上放したこともあるのですが、
ハブにやられて全滅してしまい、
今度はハブ対策に毒薬を散布したことで、
薬剤が海に流れて魚や貝に害を及ぼしてしまって、
これも中止になったことがありました。

そうした中で、マングース作戦は、
ハブ対策の最後の切り札として登場したのです。

当時の沖縄にはそれほどハブが多くはびこり、
人間や家畜の被害が深刻だったということですが、
野生化したマングースは、
何もハブだけを攻撃するのではなく、
襲いやすい小動物を捕えてしまうのです。

当たり前の話ですが、
さすがの東大の先生も、
こんなことが分からなかったのでしょうか。



posted by RIU at 12:29| 沖縄 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月24日

沖縄といえば「アマリリス」

アマリリスは中南米を中心として
およそ70種が分布している球根性の植物で、
ラッパのような形をした花を横向きに咲かせます。

沖縄独特の花ではないのですが、
3月下旬〜4月下旬の“春”にかけて、
あちこちで見かけます。

花色は赤、ピンク、白を基調に
筋が入ったり縁取りになったりと
バラエティーに富んだ模様があり、
鮮やかで美しい花色が楽しめます。
アマリリス(赤).jpg
情熱的な真紅の赤は
「レッドライオン」と呼ばれているようです。

よく見ると、
花は三角形に逆三角形が重なった形で六角形に見えます。
オシベも六個ありました。
アマリリス(白).jpg
1株から2本の花茎が出て
、一つの花茎の先には4個の花を
直角にラッパ状につけています。

「アマリリス」の花言葉は
「誇り」、「素敵」、「ほどよい美しさ」、「静寂」ですが、
隣り合った花同士が
おしゃべりをしているように見えることから、
「おしゃべり」というのもあって、
これが一番ピッタリかもしれませんね。
アマリリス(ピンク).jpg
18世紀に原産地ペルーからヨーロッパに持ち込まれて、
品種改良が繰り返されて、
19世紀には現在のような大輪種が誕生していたようです。

図書館に行って、
「花のギャラリー」という本を借りたのですが、
絵画で見ても、
やはり19世紀には大輪種になっているようでした。
花のギャラリー.jpg
日本には江戸時代に原種が入り、
明治時代には改良された園芸品種が入り、
全国に普及したようです。

「アマリリス」は、ヒガンバナ科で、
学名「Hippeastrum」(ヒッペアストルム)は、
古代ローマの詩人の作った田園詩に登場する
乙女の名前に由来しているのだそうです。


posted by RIU at 11:51| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

沖縄といえば「阿旦(アダン)」

アダン3.jpg
海岸でよく見かけるタコノキ科の
亜熱帯常緑灌木(かんぼく)で
「阿旦」と書きます。

アダン1.jpg
海岸の浜辺と陸地の境い目あたりに繁茂していて、
見た目がトロピカルで沖縄らしいし、
防潮(ぼうちょう)、防風林としての効果もあります。

アダンの気根2.jpg
葉にはトゲがあり、タコの足のような“気根”で、
砂地等の軟弱な土壌に立つ樹木をしっかりと支えています。

アダン2.jpg
一見、パイナップルのような果実がぶら下がっていますが、
食用にはなりません。

宮古島や石垣島では、
月夜の晩に、ヤシガニが食べるのだそうです。

アダン6.jpg
アダンの幹の先っぽの部分の芽は、
八重山では食べるようです。

タケノコやキノコに似た食感らしく、
炒め物や細く切って酢の物にも出来るのだそうです。

沖縄本島では食べる習慣はありませんので、
八重山に行かれる方は、ぜひ召し上がってみて下さい。

なかなかの貴重品らしく、
八重山では昔からお祝いの席などに出されていたそうです。

琉球王国時代に
八重山に赴任してきた大和(やまと)在番(ざいばん)が、
「山菜の代用として食したのが始まり」
という説もあるようですが、
なぜ八重山だけでアダンの新芽を食べるのか、
歴史的に解明されていないようです。

八重山の市場では普通に売られているそうです。

アダン5.jpg
明治時代後期から大正にかけて、
アダンの葉は「パナマ帽」の原料となって、
沖縄では砂糖に次ぐ大きな産業となりました。

「白いパナマ帽」は、
アダンの葉を漂白したものだったのですね。

本土だけでなく、
米国やヨーロッパにまで輸出していたようです。

アダンの気根.jpg
タコの足のような気根からは、
丈夫な繊維が取れるようで、
これで編んだヒモで、カゴや笠、ぞうり、ムシロなどを
作ったのだそうです。

開発によって激減したアダンを守る意味で、
アダンの葉の編み方を知っている人たちは、
乱獲を危惧して、なかなかその技術を伝授しないようです。

アダン4.jpg
posted by RIU at 11:52| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月11日

沖縄といえば「(月橘)げっきつ」

自宅の庭の「げっきつ」が赤い実を付けました。
げっきつ1.jpg
実の大きさは1cmほどで、食用には向かないようです。

実がなる前に白い綺麗な花が咲いていたのですが、
画像がどこかにいってしまいましたので、
発見次第入れる予定です。

「げっきつ」は、
ミカン科の高さ3〜8mになる成長の遅い小高木ですが、
英名で「オレンジジャスミン」というように、
オレンジやジャスミンに似た香りがすることから、
名づけられたようです。

中国では
「九里香(きゅうりこう・香りが九里先まで届くという意味)」
「姫千里香(ひめせんりこう・香りが千里まで届くという意味)」
と言われ、
和名は
「月橘(げっきつ・月夜にミカンの香りがするという意味)」で、
香りにちなんだネーミングになっています。

沖縄方言では「ギキジ」「ギキジャー」という、薬草です。

薬効効果としては、
・ 下痢止め
・ 腸炎
・ 盲腸炎
・ 胃腸疾患
・ 月経不順
・ 腫れ物の痛み止め
・ かゆみ止め
などで、
「げっきつ」の葉や茎を煎じて服用するのだそうです。

げっきつ2.jpg

台湾、インド、南中国、フィリピン、
マレーシアなど東南アジアに分布していて、
沖縄ではどこにでも生えていますが、
特徴がないので分かりにくいです。

観葉植物として、鉢物でも人気があるようです。

鉢を置いた部屋だけではなく、
その周りまで香りが漂う、“天然芳香剤”と
いわれているようです。

沖縄の県花「でいご」と同様に、
「げっきつ」もたくさん花が咲くと
“台風の当たり年”になる、
という言い伝えがあるのです。

昨年、上品な白い花がたくさん咲いたので、
今年の実が多くついているのですが、
「でいご」の花も咲き乱れていますから、
今年は大きな台風がいくつも来そうです。

posted by RIU at 16:51| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月09日

沖縄といえば「でいご」

でいごの花5.jpg
「でいご」は「悌梧」と書き、
沖縄方言では「ディーダ」です。

1967年に県民投票で沖縄県の「県花」になっています。
このとき落選の2位は「ハイビスカス」でした。
私は「でいご」より「ハイビスカス」の方が好きです。
ちなみに「県木」は、“琉球松”です。

でいごの花2.jpg
「でいご」は、薬効効果もある立派な薬草で、
・ 解熱
・ 打撲
・ 睡眠薬
樹皮を天日乾燥させて、煎じて飲むのです。

愛犬に、「でいご」の生木を
ストレス解消用のおもちゃとして与えると、
確かに樹皮だけを食べてしまいます。

でいごの花4.jpg
沖縄での別名は、
「やしきこーさー(屋敷壊さ〜)」
と言います。

「でいご」は、成長力がものすごい木で、
根の力が強く、庭に植えると、
基礎を壊して家や壁を傾かせたりしてしまうから、
そう言われているのです。

でいごの花3.jpg
山梨県出身の宮沢和史がリーダーの「THE BOOM」が
1991年(平成3年)に
大ヒットさせた『島唄』の歌詞は、
るんるんでいごの花が咲き 風を呼び嵐がきた

  でいごが咲き乱れ 風を呼び嵐がきた
  繰り返す悲しみは 島渡る波の様
  ウージの森で あなたと出逢い(※ウージはさとうきび)
  ウージの下で 千代(チヨ)にさよなら
  島唄よ風に乗り 鳥とともに海を渡れ
  島唄よ風に乗り 届けておくれ
  私の涙
  …るんるん 」
で始まりますが、
最初の出だしのように、
「でいごの花が咲き乱れる年は、台風の当たり年」
という言い伝えも沖縄にあるのです。

昨年の「でいご」はさっぱり咲きませんでしたが、
沖縄本島には台風は1つも上陸しない不思議な年でした。

今年は、「でいご」が咲き乱れていますから、
5月〜10月初旬までは、
台風襲来に注意しなければいけません。

でいごの花.jpg
今年の「でいご」を見ていると、
2年前のように、
台風がいくつも来るような予感がします。


被害は困りますが、有機農業的には
「台風は大掃除」
と解釈することも出来るのです。

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2006年04月06日

一年中、花が咲き乱れる沖縄

近所の種苗センター4.jpg
毎朝の犬散歩の道路沿いに種苗センターがあるので、
時々立ち寄ります。

沖縄は、一年中いろいろな花が咲いています。

近所の種苗センター3.jpg
衝動的に思わず買ってしまいたくなる綺麗に咲いた花ですが、
じっと見るだけで我慢しています。

花はほとんど買わず、買うのは「種」にしています。

近所の種苗センター2.jpg

「花」は、期待と裏腹に、買ってから後悔することが意外とあるのです。

・ 虫がついたり
・ 枯れたり
・ 手入れが面倒だったり
・ 雑草に負けたり

そのため、立ち寄って、
「見ることで癒されている」
のです。

ケチですね。

近所の種苗センター1.jpg
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2006年04月04日

沖縄といえば「犬枇杷(いぬびわ)」

沖縄方言では「アンマチ―チー」といいます。

海岸のイヌビワ3.jpg
クワ科イチジク属の落葉低木で、
昔は「犬枇杷」のことを「イチジク」と
呼んでいたことがあるそうです。

海岸のイヌビワ.jpg

「犬枇杷」には“雄雌”があって、
両方とも実がなるのですが、
雌の実は美味しく、
雄の実はまずくて食べられないようです。

海岸のイヌビワ.jpg

自宅の庭に2本あって、
雄か雌か区別がどうやってつけるのかわかりませんが、
そのうち勇気を出して試食してみようと思います。

イヌビワのタ2.jpg

暖かい海岸に近い日当たりの良い山に生えるのですが、
沖縄特有の木ではなくて、
本土の関東地方から西南に自生しているようです。

イヌビワのタ.jpg

この「犬枇杷」も、実が食用に出来るだけではなく、
沖縄では薬草の1つなのです。
・ 浄血
・ 産後の古血を浄血する
・ 神経痛
・ リュウマチ
・ 脚気
に効用があり
、乾燥させた葉と実を煎じて飲むのだそうです。

「イチジク」の木と同様に、
枝や葉を傷つけると白い乳液が出ますから、
何となく薬効があるような気がします。

「犬枇杷」の実の中にある花粉は
「犬枇杷小蜂(いぬびわこばち)」
というハチによって運ばれるそうですが、
そんなハチ、沖縄にいるのでしょうか。




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2006年04月03日

沖縄といえば「金蓮花(きんれんか)」

沖縄では
「凌霄葉蓮(のうぜんはれん)」
と言われる「金蓮花」は、
「ナスタチューム」と言った方が
分かりやすいかもしれませんね。
ナスタチューム.jpg
「金蓮花」は、
花が黄金色で葉がハスの葉に似ていることから、
命名されたのだそうです。

また、「凌霄葉蓮(のうぜんはれん)」は、
花が凌霄葛(のうぜんかずら)に、
葉がハスの葉に似ていることから、
その名が付けられたようです。

沖縄では雑草化して、
自然に増殖するツル性の1年生草本で、
2月〜4月ごろ、オレンジや黄色の花を咲かせます。
ナスタチューム2.jpg
花言葉は「愛国心」だそうです。

南米ペルー原産で、1845年に渡来したのだそうです。

ジョン万次郎が乗っていた漁船が難破して、
米国の捕鯨船に救助され、
そのまま米国に渡ったのが1841年、
1839年に勃発したイギリス対清王朝のアヘン戦争が、
新王朝の敗北で中国に不利な
南京条約が締結されたのが1842年、
テキサス共和国が
アメリカ合衆国テキサス州になったのが1845年、
日本では、米国使節ペリーが浦賀に来航した(1回目)が、
1853年ですから、
幕末のあたりに「金蓮花」が渡来したわけですね。

ナスタチューム3.jpg
ハーブとしてもよく知られているようですが、
沖縄でも薬草として
・ 悪性の腫瘍
・ 腫れ物
・ 歯痛
・ 気管支炎
などに、「金蓮花」の生葉と、
モクビャッコウ、ノカラムシの生葉を
混ぜ合わせて砕いて、
患部を湿布して使うのだそうです。


我が家では、薬草効果より、
「ワサビ」
として使います。

実(種)や葉は、上品なワサビの風味がします。
ナスタチュームのタ.jpg
パスタやサラダ、寿司などに使うと、
ピリッとした風味と色合いの鮮やかさで、
料理がいっそう美味しく戴けますので、
ぜひお試し下さい。


posted by RIU at 21:39| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月02日

沖縄といえば「アロエベラ」

自宅のアロエベラが開花しました。
アロエベラの花.jpg

アラビア語で「苦い」という意味の“アロエ”ですが、
本土では“木立ちアロエ”のことをいうと思います。

沖縄では「アロエベラ」を露地栽培している人が多いです。

ヨーグルトに入れるだけでなく、
刺身にして食べたり、
ヤケド、切り傷、歯痛など
緊急時の薬草として多方面で便利に使えるからでしょう。

また、アロエベラはキダチアロエに比べ苦味が少なく、
中の透明なゼリー状の葉肉部分はほとんど無味無臭ですから、
なおさら使い勝手が良いのです。

アロエベラは、アラビア語で
「これこそ真のアロエ」
という意味だそうです。

アロエには
「アロイン」と「アロエエモジン」という成分が含まれていて、
薬効は今さらここで言うまでもないのですが、
一応上げておきましょう。
・ 糖尿病
・ 肝臓病、二日酔い
・ 便秘
・ 高血圧、低血圧
・ 胃潰瘍、胃もたれ、十二指腸潰瘍
・ 胆石
・ 肩こり、腰痛
・ ぜんそく、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎
・ 歯痛
・ ヤケド
などの薬効だけでなく、
健康や美容としても効果のある万能薬として知られていますが、
“キダチアロエ”と“アロエベラ”は
含まれる成分の大部分が共通しているのだそうです。

ただ、アロエに対して
「アレルギー」の人もいるようですから、
効果は人によっても若干違うのかもしれませんね。

アロエベラの葉を2枚で1,000円で売っている業者を
ネットで発見しましたが、
地元の市場では、2枚で50円で売っていました。
アロエベラは2枚で50円.jpg

posted by RIU at 11:26| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月31日

沖縄といえば「クサトベラ」

クサトベラ6.jpg
沖縄の海岸に行くと必ず目にする低木で、
沖縄方言では「スーキ」といいます。

クサトベラ5.jpg
沖縄や小笠原、台湾、
フィリピン〜オーストラリアなどの、
亜熱帯・熱帯地域に分布しています。

クサトベラ1.jpg
「クサトベラ」は、漢字で書くと「草扉」です。
“扉”というより、靴べらの形を連想してしまいます。

見た目がほとんど同じような木で
「モンパノキ」というのが、
やはり沖縄の海岸でも見かけるのですが、
「葉の形」で見分けることが出来ます。

「モンパノキ」の葉は、細かい毛が生えていて厚く、
先がとがっているのですが、
クサトベラ4.jpg
「クサトベラ」の葉は、色が鮮やかな黄緑色で、
葉がツルツルしていて光沢があります。

クサトベラ2.jpg
この光沢は葉の表面にある「クチクラ層」という
被膜によって出来るのですが、
ラミネートやコーティングのような、
「保護」の役割があることで、
直接潮水がかかっても
葉が枯れないようになっているのです。

クサトベラの花3.jpg
春〜夏に、葉の下側に
5枚の白い花弁を付けた変わった花を咲かせます。
初めは白色ですが、後で黄色に変色します。
クサトベラの花2.jpg

クサトベラの花.jpg

「クサトベラ」と「モンパノキ」は、
形が似ているだけでなく、薬草としての薬効も同じです。

生葉を煮出して煎じて飲むか、
生葉をもんで出た青汁を飲むか患部に付けて使います。
・ 眠病
・ 消化剤
・ 下痢止め
・ 脚気
・ 魚毒
・ 中毒

昔から漁師の庭には必ず植えられていて、
魚による食中毒には樹皮を煎じて飲んだといわれています。

落ち葉はイラブウナギの燻製に用いるようです。

posted by RIU at 16:07| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月30日

沖縄といえば「カジマヤー」

自宅の庭で「カジマヤー」が開花しました。
カジマヤー4.jpg
沖縄方言で、「カジマヤー」とは、
『くちなし』や『風車』のことを言います。

「カジマヤー」の花が、
風車のように見えることから名付けられたようです。
カジマヤー1.jpg
「風車」というより、配管のバルブのようにも見えますね。

「カジマヤー(くちなし)」は、
西日本より南の地域で分布しているので、
特に沖縄らしいものではありませんが、
沖縄では薬草としても使われます。
カジマヤー3.jpg

薬効としては、
・ 食道炎
・ 頭痛
・ 目まい
・ 鼻血
・ 血尿
・ 不眠症
で、葉を天日乾燥させて、煎じて飲むのです。


沖縄の長寿のお祝い
60歳で還暦のお祝いをして、
88歳で米寿(トーカチ)のお祝いをするのは
本土と同じですが、
沖縄では、
「97歳のカジマヤーのお祝い」
という風習があります。

毎年、旧暦の9月7日(今年は新暦でいうと10月28日)に
行うのですが、
97歳の該当者がいないと、出来ないお祭りです。

“97歳まで元気に長生きすると、童心に還る”
という言い伝えで、
風車を持って歩くか、
車に風車を何本も飾り付けて、当人が乗り込んで
集落中にお披露目した後で、
長寿を祝う大宴会を一族郎党で行うのです。

posted by RIU at 21:38| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月27日

沖縄といえば「イッペイ」

060127イッペイ1.jpg
「一平」という人の名前ではなく、
「イッペイ」というノウゼンカズラ科の木です。

南アメリカ原産の落葉高木で、
20年前にオリオンビール社が、
「花の国際交流事業」として
南米から苗木を持ち込んだのが沖縄で普及するきっかけだったようです。

060127イッペイ2.jpg
我が家のイッペイはピンクですが、黄色いのが一般的な色のようです。

沖縄市や浦添市では、
街路樹として「イッペイ通り」という通りもあるそうです。

庭木として植える家も多く、
「あそこのイッペイ上等ね〜」
と話題になるようなサクラよりきれいな木なのです。

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2006年01月24日

沖縄といえば「カンヒザクラ(寒緋桜)」

21日(土曜日)から本島北部の本部町で、
日本一早咲きの“カンヒザクラ(寒緋桜)”が満開の
「八重岳桜まつり」が始まりました。(2月22日まで)

060124八重桜2.jpg
我が家の庭でも、咲き始めました。

060124八重桜1.jpg
カンヒザクラの特長は、鮮やかさと下向きに咲くことでしょうか。

当初はヒカンザクラ(緋寒桜)と命名されていたのですが、
「彼岸桜」や「悲観桜」と紛らわしいので
“カンヒザクラ”に変えたと言われています。


posted by RIU at 21:19| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月13日

台湾梅が開花しました!

自宅の庭で、台湾梅の花が開花しました。
060113台湾梅1.jpg
「梅切らぬバカ」という言葉があるように、
昨年剪定してから、初めての開花です。

実が付くのが楽しみになりました。

沖縄諸島は九州と台湾のほぼ中間に位置していますから、
沖縄は中国の影響が何かと多いのです。

那覇−東京間(1,500km)を半径とした円内には、
台北や上海、香港、ソウル、マニラなど、
アジアの主要都市が入りますから、
沖縄の“位置”というのは、
昔から極東アジアでは重要なポジションにあったわけです。

060113台湾梅2.jpg
「台湾梅」というのは、
本土の紀州あたりの梅と比べると、花も小さいし、実も少し小さめで、
形がラグビーボールのような形をしているのが特徴的です。

近所のあちこちでも庭に台湾梅を植えている家が多いです。

梅の原産地は中国の四川省や湖北省あたりらしいですね。

中国で梅のことを「メイ」と言いますから、
「ゥメイ」と聞こえるので「ウメ」になったらしいですが…

そのほか、
・ 熟実(うむみ)から転化した
・ 薬用の烏梅(うばい)から由来した
とかの諸説があるようですが、「ゥメイ」の「梅」で良いですよね。

「万葉集」では当初「うめ」と表記されていましたが、
その後、「牟女(むめ)」とか「宇女(うめ)」とかの
表記も見られるようです。

日本に梅が伝わったのは奈良時代以前で、
そのころ往来した遣唐使によって伝えられたと考えられています。

そのころは貴族などの高貴な人々に生菓子として食べられていたようです。

梅干しが登場するのは平安時代のことです。

戦国時代には兵糧にも加えられ、将兵たちの貴重な薬にもなったのですね。

果樹として広く栽培されるようになってきたのは江戸時代からのことで、
品種も著しく増え、全国各地で栽培されるようになりました。

量産されたことで、一般庶民にも普及したそうです。

060113台湾梅3.jpg
「梅は三毒(食べ物の毒・水の毒・血の毒のこと)を絶つ」
「朝夕1個食べれば、医者いらず」
などと言われるように、
古くからその効能が認められていました。


本土では梅の花の盛りは初春なのに、
梅雨はどうして梅の雨と書くのかというと、
梅雨の「梅」は花でなくて実の方を指していて、
梅の実は梅雨の季節が収穫時期なのだそうです。

中国では梅の実が熟す頃に降る雨の事を「梅雨」と呼んでいて、
それが江戸時代に日本へ伝わり、
日本でもそのように呼ばれるようになったそうです。

梅雨の雨が降ることで梅の実は大きく膨らんでいくのですね。


昨夜は防風雨だったのに、
今日は朝からポカポカ陽気で、先ほど24℃まで上がりました。


posted by RIU at 15:34| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「花」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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