2007年12月14日

イシガケチョウ(石崖蝶)

12月1日の乙羽岳山麓のお花畑では、
アサギマダラ(浅葱斑蝶)と一緒に
イシガケチョウ(石崖蝶)も飛んでいました。

イシガケチョウ071201−1.JPG

残念ながら、この蝶も沖縄特産ではなく、
広くアジアに分布しているようで、
日本では、徐々に紀伊半島あたりまで勢力を広げ、
このあたりが北限のようです。

イシガケチョウ071201−2.JPG

奄美大島あたりから南、
つまり沖縄県のイシガケチョウは、
亜種になるそうです。

イシガケチョウ071201−3.JPG

台湾では地図蝶と呼ばれているように、
網目模様と、よれよれに千切れたような
翅(はね)が特長です。

イシガケチョウ071201−4.JPG

卵はイヌビワ類、ガジュマル、イチジクなどの
葉の裏に産み付けられ、
幼虫もこれらの葉を食べるそうですが、
我が家の庭にはイヌビワやガジュマルがあるのですが、
この蝶は見かけたことがなく、
思わずミーハー的に撮影してしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)

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2007年12月13日

アサギマダラ(浅葱斑蝶)

本部町と今帰仁村の境界にある乙羽岳山麓の
スィートバナナホームを今月上旬に訪問したときに、
敷地内のお花畑で、
アサギマダラ(浅葱斑蝶)という、
綺麗な蝶を見つけました。

アサギマダラ071201−1.JPG

「浅黄(あさぎ)色」なら、
淡い黄色というようにイメージ出来ますが、
「浅葱(あさぎ)色」というのは、
葱(ネギ)の若芽にちなんだ色名のようで、
「緑味がかった青色」
を指すようですから、
沖縄の淡い青緑の海の色をイメージして頂ければ、
近いかもしれません。

この青緑の斑点を持つアサギマダラ(浅葱斑蝶)は、
冬に南下し、春に北上する「渡り」をする
日本で唯一の蝶ですから、
沖縄独特の蝶ではありませんが、
「アサギマダラ(浅葱斑蝶)が沖縄にやって来た」
ことは、
沖縄に冬の到来を告げていることなのです。

アサギマダラ(浅葱斑蝶)は日本本土と南西諸島、台湾まで
2千キロ近くを移動することが確認されていて、
寿命は半年程度らしいですから、
冬に南下した蝶の子孫が春に北上するようです。

春から夏にかけては本州等の
標高1,000メートルから2,000メートルほどの
涼しい高原地帯を繁殖地として、
秋、気温の低下とともに適温の生活地を求めて
南方へ移動を開始し、
九州や沖縄、さらに八重山諸島や台湾にまで
海を越えて飛んで行くのだそうです。

アサギマダラ071201−2.JPG

沖縄の渡り鳥としては、
 ・ マガモ
 ・ ツバメ
 ・ オオハクチョウ
 ・ サシバ
などがいますが、
北の国から沖縄にやって来て暖かい冬を過ごし、
春にはまた北の国に戻って繁殖を行う
ガン・カモ類やサギ類のような“冬鳥”が
アサギマダラ(浅葱斑蝶)と行動は似ていますが、
冬鳥は、同じ個体が“渡り”をして往復しています。


撮影したアサギマダラ(浅葱斑蝶)には、
移動研究のためのマーキングがされていました。

捕獲した蝶の翅(はね)の半透明部分に
 ・ 捕獲場所
 ・ 年月日
 ・ 捕獲者名
 ・ 連絡先
などの個体識別を記入し、
このマーキングされた個体が
再び捕獲された場所や日時によって、
何日で何km移動したかが分かるようなシステムになっていて、
夏に日本本土で発生したアサギマダラは
秋になると南西諸島や台湾まで南下、
繁殖した子孫が春に北上し、
日本本土に再び現れるという行動パターンや、
直線距離で1,500km以上移動したり、
1日あたり200km以上移動した個体も
明らかになったのだそうです。

撮影したアサギマダラ(浅葱斑蝶)のマーキングは、
読み方が分からないこともあって、
どこにも連絡していないのですが、
12月1日(土曜日)午後2時半くらいに
本部町と今帰仁村の境界にある乙羽岳山麓で撮影しましたので、
研究者をご存知の方がいらっしゃいましたら、
ご連絡をお願い致します。

アサギマダラ071201−3.JPG

なお、アサギマダラ(浅葱斑蝶)の撮影時は、
数えていませんが、複数いました。

標高の高い地域にいるようで、
私の住む南風原町では、今まで見たことがないので、
思わずミーハー的に撮影してしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)
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2007年12月03日

ナガマルコガネグモ(長丸黄金蜘蛛)

12月1日(土曜日)に、
本部町と今帰仁村の境界にある乙羽岳山麓の
スィートバナナホームを訪問したときに、
住居の入口付近で
ナガマルコガネグモ(長丸黄金蜘蛛)を発見しました。

071201-1.JPG

黄色や白、黒の鮮やかな腹部や
脚先にも模様がある綺麗な?クモで、
ナガコガネグモは北海道から九州まで分布しているのですが、
“マル”が付くのは、南西諸島特有のようで、
どちらにしても希少性はなく、
どこでも見かけるクモのようです。もうやだ〜(悲しい顔)

「網の端にモゾモゾ動くエサがかかった」
と思われたのは、
どうやら小さいオスのようで、
画像の鮮やかなのがメスのようです。

071201-2.JPG

スィートバナナホームでは、
山麓に多品種のバナナを露地栽培していますが、
どうやら大宜味村に移転する計画のようです。
posted by RIU at 23:43| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月19日

アシダカグモ(脚高蜘蛛)の産卵画像

網を張らずに室内を徘徊し、
人に危害を加えずに、
ゴキブリや蛾、ハエ、アリなどの虫を食べる
「生きたゴキブリホイホイ」
といえば、
タランチュラと間違うほどの
大きなアシダカグモ(脚高蜘蛛)ですが、
以前ご紹介した彼女、
2007年6月15日 アシダカグモの脱皮画像
だと思うのですが、
夜、テレビを観ているときに、
彼女が“おめでた報告”に現れました。
0706−1アシダカグモ.JPG
     卵嚢(らんのう)を抱く母グモ

どうして、以前脱皮していた彼女だと判るかというと、
アシダカグモは、一般に
「1室に1個体が生息する習性」
があるからです。

彼女も、私が危害を加えないのを充分知っていて、
暗黙にお互いに信頼関係が成り立っているために、
彼女が活動する夜になると出逢うことが多いのです。

言い方を変えれば、
彼女のエサとなる虫が近くにあるので
出てきたのでしょうから、
それだけ、部屋が散らかって
害虫にとっても住み心地が良い部屋なのでしょう。もうやだ〜(悲しい顔)

アシダカグモの産卵は年1〜2回、6〜8月ごろですが、
今日の画像は、約3ヶ月前の、
今年の6月下旬に撮影したものです。

6月15日にアシダカグモの脱皮画像を載せたので、
しばらく間を空けた方が良いと思っているうちに、
私が忘れてしまっていたのでした。もうやだ〜(悲しい顔)

画像では判りにくいのですが、
彼女は前部の触肢と第3脚で、卵嚢(らんのう)をはさんで
大事そうに持ち歩いていました。

アシダカグモの母グモは、
卵嚢(らんのう)の中の子グモが孵化するまで、
自身は餌を食べずに抱えているのだそうです。

0706−2アシダカグモ.JPG

テーブルの新聞の上で、
“おめでた報告”の後、
私がテレビ画面に集中しているうちに、
彼女を見失い、
気づいたときは、
私の真後ろの網戸(前回、脱皮していたサッシの網戸)に、
彼女が卵嚢(らんのう)を貼り付けた後でした。

0706−3アシダカグモ.JPG

0706−4アシダカグモ.JPG
 ピンボケですが、横から見ると、厚手生地のピザのようですね

0706−5アシダカグモ.JPG

数百の子グモが、
卵嚢(らんのう)の中で孵化して、
モゾモゾと動き回っていて、
そのうち、透明な袋を破って、
次から次へと子グモが這い出してきました。

0706−6アシダカグモ.JPG

子グモは1回脱皮してから外に出る、
「出廬(しゅつろ)」という過程があるらしいのですが、
子グモがあまりに小さいのと、
母グモが近くで見守っているらしいので、
顔を近づけて観察することを私が遠慮したので、
その様子はよくわかりませんでした。

0706−7アシダカグモ.JPG

数百の子グモは、翌日には全員無事に這い出していて、
空になった卵嚢(らんのう)だけが、
網戸に貼り付けられたままになっていましたが、
這い出した子グモも、
大きく成長するまでの間は、
同じく“害虫ハンター”のヤモリから
身を守らなければならないのです。

この孵化から、
すでに3ヶ月近く経過しようとしていますが、
現在の子グモたちは、約1cmほどに成長してきました。

私と、まだ信頼関係が成り立っていない子グモたちは、
私を見かけると、ものすごい速さで逃げ去ってしまいます。

私と信頼関係が成り立つ頃には、
私は新天地に移転してしまっているかもしれませんが、
新しい家主とも信頼関係が築ければ良いのですが…。

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2007年06月15日

アシダカグモ(脚高蜘蛛)の脱皮画像

なにやらエイリアンのようにも見えて、
食欲を減退させるのに充分なので、
画像を披露するのも気が引けるのですが、
アシダカグモ(脚高蜘蛛)は
ゴキブリを食べる“益虫”なので、
お許し下さい。

0614-1.JPG

昨夜、テレビを観ていたときに、
殺気を感じたので、
なにげなく庭側のサッシを見たら、
室内側のガラスで、
懸命に脱皮をしているアシダカグモを
発見してしまったのでした。もうやだ〜(悲しい顔)

0614-2.JPG

クモは、世界に3万種以上、
日本にも1,000種以上が生息しているようですが、
このアシダカグモは、
オオジョロウグモと並ぶ、日本では大型のクモで、
巣を張らない徘徊性のクモでは日本最大なのだそうです。

つまり、脚を広げると約20cmに達する
“日本版タランチュラ”
なわけですが、
 ・ オス 約3〜5年
 ・ メス 約5〜7年

というように、
クモにしては長寿で、
成長と共に、
 ・ オス  8回
 ・ メス 10回

脱皮して成体になり、
成体後でも、
オス1回、メス3回脱皮するのだそうです。

0614-3.JPG

もともと、アシダカグモは日本には生息していなかったのが、
 ・ 輸入果物などに紛れ込んできた
 ・ 江戸時代にゴキブリ退治用に人為的に輸入した

などの諸説がありますが、
それから居ついた帰化種で、
「家屋性」のクモです。

主要なエサが生きたゴキブリ(特にクロゴキブリ)や
ハエ、蛾なので、
アシダカグモは“益虫”というわけです。

0614-4.JPG

アシダカグモを見つけると、
誰でも恐怖感を覚えますが、
振動を感知するクモは、
巨大な人間なんかはるか彼方から
識別出来ているわけですから、
人前に姿を現すのは、
おそらくエサが近くにあるためでしょう。

以前、就寝中にバサッと
天井から私の顔に落ちてきたこともありました。もうやだ〜(悲しい顔)

“日本版タランチュラ”であっても、
臆病で、素手で捕まえない限り、
人間を攻撃することはないそうで、
「危険」なクモではなく、
食べ物の上なども這わないので、
家の中で人間と共生出来るようです。

0614-5.JPG

オスは、
「背中に黒い楕円の模様が2つ並んでいる」
ということからすると、
脱皮中のクモにはそれがないので、
撮影したのはメスのようですね。

東南アジアがもともとの住まいのようで、
暑さには強く、寒さには弱いので、
今までは関東地方より南に分布されていたようですが、
今や一般家庭でも暖房が普及して、
冬の家の中が暖かくなったことで、
アシダカグモも越冬出来るようになり、
生息域を拡大しつつあるようです。

ゴキブリを発見すると、
ビデオの高速早回しのようなスピードで、
追いかけ回し一撃で捕らえるのですが、
食事中に別のゴキブリを発見すると、
新たなゴキブリを追いかけ回すのだそうです。

「生きたゴキブリホイホイ」
ですから、
各家庭に下宿してあげてほしい、
安全な生物兵器としてお奨めです。

でも、
「このアシダカグモがどうして出没するのかexclamation&question
という原因をよく考えると、
要するに、
食べ物が散らかったり、湿気が多かったり、
掃除が行き届いていなかったり、
「ゴキブリなどの害虫が発生しやすい環境の家」
だということですね、私の家が。もうやだ〜(悲しい顔)

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2006年07月30日

アフリカマイマイ、大繁殖の困惑

アフリカマイマイは、
日本国内では沖縄(おきなわ)にしかいない、
巨大なエスカルゴ風の陸生巻貝です。

 アフリカマイマイ4.jpg

農作物を食い荒らしたり、
衛生上でも寄生虫の中間宿主となっている害虫として、
忌み嫌われていて、
沖縄から持ち出すことを法律で禁止されています。


 アフリカマイマイ3.jpg

我が家の庭で大増殖中ですが、
庭では根菜類は栽培していないので、
直接の被害はありません。

 アフリカマイマイ2.jpg

コーヒー苗木の新芽が食べるのは、
デンデンムシ風の小さなマイマイで、
アフリカマイマイは食べません。

 アフリカマイマイ.jpg

アフリカマイマイは、
特にキャットフードの残りや
食品残さのあたりに群がっていて、
5分間あれば、
たちまち10匹以上は確実に発見できるほど多くなっています。

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2006年06月02日

沖縄といえば「タイワンシロガシラ」

沖縄本島にもともといた鳥ではなく、
台湾から来たような外来種であることと、
頭に白い帽子を被ったような外観から、
命名されたものと思います。
 タイワンシロガシラ6.jpg
種目:スズメ目ヒヨドリ科Pycnonotus sinensis
   体長は約15〜20cm

 タイワンシロガシラ2.jpg
「メスは、背中が褐色で尾が短い」
というのですが、よく分かりません。

敏捷性にも優れていて、
デジカメを向けただけでも飛び去りますから、
至近距離で撮影できたのはラッキーでした。
 
 タイワンシロガシラ3.jpg
見た目は可愛いのですが、沖縄では、
とくに農業関係者からは嫌われモノの筆頭ではないでしょうか。
それほどの害鳥なのです。

農作物や果樹を荒らすのですが、
スズメや他の鳥とは比較にならないほどの賢い鳥です。

島唐辛子も食べるので不思議に思っていましたが、
カプサイシンは鳥は耐性を持つことがあって、
辛さに無感覚になるらしいです。

 タイワンシロガシラ4.jpg
防鳥ネットでは、破れたところから進入し、
スズメは逃げられなくなって、逃げ惑うだけですが、
シロガシラだけは、進入経路を覚えていて、
そこから脱走しますし、
学習効果も高く、また他の鳥と違って、
顔を向き合わせて話すようなしぐさもありますから、
もしかしたら“言語”があって、会話できるのかもしれません。

台湾からの渡り鳥だとか、
米軍の人が持ち込んだものが逃げ出して繁殖したとか
諸説あります。

 タイワンシロガシラ5.jpg
復帰後4年目の1976年(昭和51年)、
ロッキード事件で田中角栄前首相が逮捕されたり、
中国で第一次天安門事件が起こったその年に
沖縄では、タイワンシロガシラが最初に確認されたのだそうです。

最初の発見から、まだ30年しか経っていないのに、
またたくまに分布して、
国立環境研究所の侵入生物データベースにも
リストアップされるほどになりました。


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2006年05月29日

沖縄といえば「イラブチャー」

海岸で発見した「イラブチャー」という魚です。
 イラブチャー.jpg

サンゴ礁の海に住む巨大な熱帯魚ですが、
ブダイの仲間で白身を刺身や煮物、汁物などで、
沖縄ではごくふつうに食べる魚です。

「沖縄の寿司屋に行くと、熱帯魚がネタで使われている」
と本土の観光客に言われるのは、
この魚を指すことが多いようです。

一般的にはオスが青や緑色をしていて、
メスが赤っぽい色をしていますから、
発見した魚はオスだということが分かります。

一般的に、スーパーでは
・Mサイズ
 (体長約20〜28cm、重量約280〜450g)
  約500円
・Lサイズ
 (体長約28〜38cm、重量約450〜800g)
  約1,000円
・特大LLサイズ
 (体長約38〜50cm、重量約800〜1,300g)
  約2,000円
のように売られていますから、
海岸で発見したのは
大物の「特大LLサイズ」ということになりますね。

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2006年05月01日

沖縄といえば「クモガイ」

海岸で「クモガイ」を発見しました。
クモガイ(上).jpg
「クモガイ」とそっくりで「スイジガイ」という、
漢字の「水」という字のような形の貝があるのですが、
沖縄や奄美では、
これらの貝を「魔除・福を呼ぶ」として、
玄関に吊るしたりしている家があります。

「スイジガイ」は“水”なので、
玄関に吊るすと家を火事から守ると考えられたようです。

「クモガイ」は「スイジガイ」にそっくりなので、
間違われていたのかもしれませんが、
「クモガイ」や「スイジガイ」のとがっている部分を折って、
「魔除け」としてネックレスにしたことが、
「勾玉」の始まりではないかとする歴史研究者もいるようです。

クモガイ(裏).jpg
とがっているのが6本が「スイジガイ」、
7本以上が「クモガイ」なのです。

形も、「クモガイ」は、横が直線っぽくて、
片側にはとがった部分がありませんし、
「スイジガイ」は、両側にとがった部分が出ていますから、
突起部分の数だけでなく、よく見ると違いが明らかです。

持ち帰った「クモガイ」を計測すると18cmありました。

今まではとがっている部分が
数本欠けたりしているのは見たことがありましたが、
完全な形でしたので、持ち帰りました。

「クモガイ」は、
紀伊半島以南の波の荒い岩礁やリーフの砂地にいる貝で、
波打ち際では砂に埋もれたりしているので、
大潮の時に割合見つけやすいです。

生きている「クモガイ」は、食用に出来るそうです。

インターネットでも、
貝殻が600円で売られていました。

画像は、だいたい実物大です。

posted by RIU at 16:43| 沖縄 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

沖縄といえば「マガキガイ」

“貝塚”を見ると、
人類が古代から貝を食用にしてきたことが分かります。

日本では300種類以上の貝類が、
何らかの形で食品として利用されているようです。

日本人は「世界一貝好きの国民」と言っても
過言ではないようです。

“食用”の貝でも、特に流通量が大きいものは養殖の対象になりますが、
・ ホタテガイ
・ カキ
・ アワビ
・ トリガイ
・ アサリ
・ ハマグリ
などの養殖貝の中でも、
圧倒的に多いホタテガイの次が、
マガキガイなのだそうです。

「マガキガイ」は、
巻貝の中では最上の味覚なのだそうですが、
おそらく私は食べた記憶がないように思えます。

食べられることも知りませんでした。

「マガキガイ」
沖縄名:コマ貝、ティラジャー
本土名:マガキガイ、チャンバラガイ
前鰓亜綱盤足目ソデボラ科

・ 沖縄や南方の貝ではなく、
  本土の房総半島以南の磯場なら、
  どこにでも生息している貝なのです。

・ 水槽の掃除用に、
  アクアショップでも販売されているようです。

マガキガイの殻.jpg
食用にしたあと、
海に貝殻を捨てに来る人(業者?)がいるのです。
貝殻ですから汚染はされないでしょうが、
モラルが欠けているようですね。

カワハギっぽい魚.jpg
カワハギっぽい魚が、皮を剥がされていました。

マガキガイの殻とカワハギっぽい魚の皮.jpg
すぐ近くに、この魚らしい皮が捨てられていました。

ナツメイモガイ?.jpg
「マガキガイ」によく似た巻貝で
「イモガイ」というのがあり、
「イモガイ」は殻が綺麗なのですが、食用なのでしょうかexclamation&question

漂着した刺し網?.jpg
荒れた海の翌日は、いろいろな漂着物があります。
ゴミが圧倒的に多いのですが、
こんな魚網も打ち上げられていました。
「刺し網」でしょうか。

小さなゴミは、毎日拾い集めているのですが、
こんな魚網になると1人では無理ですから、
やむなくそのままにしています。

posted by RIU at 16:08| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月23日

沖縄といえば「シロアゴガエル」

沖縄では1972年前まで27年間も米国の占領下におかれ、
現在でも米軍基地が多数ありますから、
生物相にも様々な影響が見られます。

私のコーヒー栽培畑で、まだ小さい3年木に、
「シロアゴガエル」が寝ているのを発見しました。
シロアゴガエル2.jpg
このカエルは樹上で暮らす“ツリーフロッグ”です。

繁殖期以外はほとんど地上に降りることはないようです。

コーヒー栽培畑には、コーヒーやハイビスカス、
シークヮーサーなどの木があるし、ため池もあるし、
除草剤や農薬を使用しないので、
虫や微生物も多いので
「シロアゴガエル」にとっては、
生活環境としては最適なのですね。

「シロアゴガエル」は、
戦後、本島中部で発見されたことから、
米軍の資材などに紛れて
インドシナ半島から移入されて帰化したらしいです。

県内では市街地や畑など、どこでもよく見かけます。

体色はかっ色で、
背面に暗色のスジがあるものとないものがいます。

シロアゴガエル.jpg
・分類:両生類 無尾目 アオガエル科
・和名:「シロアゴガエル」
・分布:インド(アッサム州)〜インドシナ半島、
 マレー半島、インドネシア、フィリピン、海南島、沖縄
・体長:7センチ前後(オスが小さい)


現在、日本に生息する両生類(移入種を含む)は60種で、
そのうちサンショウウオ類が19種、イモリ類が3種、
カエル類が38種いるのだそうです。

琉球列島(奄美諸島以南)は
面積が日本の約1%と小さいのですが、
亜熱帯のために在来の両生類が22種
(カエル類20種・イモリ類2種)と、
日本に生息する両生類、特にカエルの約半数が生息していて、
移入種のカエル3種
(オオヒキガエル・シロアゴガエル・ウシガエル)
を含めると25種もいるのだそうです。

移入種
・ オオヒキガエル:南米原産の大形のヒキガエルで、
          石垣島と南北大東島に
          移入されているそうです。

・ ウシガエル:アメリカ合衆国原産で、
        徳之島、沖縄本島、石垣島などに
        移入されているそうです。

・ シロアゴガエル:東南アジアから
          沖縄本島に移入されたものです。


昨年「特定外来生物法」が施行されて、
早くも1年が過ぎました。

「シロアゴガエル」は、
昨年「特定外生物」の2種として
規制対象に指定されています。


「シロアゴガエル」は、最初ハブの頭部分と勘違いして、
仰天してしまいました。


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2006年04月10日

自宅に日本最大のクモが生息中!

昨年9月に、日本最大のクモ(オオジョロウグモ)の
記事を書いたのですが、
その後、自宅のあちこちで
このクモを目撃してすっかり見慣れてしまいました。
オオジョロウグモ0604.jpg

そのために、親近感がわいて
名前も付けたいくらいなのですが、
図書館で「沖縄の動植物の毒性」についての本を見ていたら、
なんとこの「オオジョロウグモ」も、出ていたのです。がく〜(落胆した顔)

クモを手の平に乗せたり、
頭をなでたりしたらいけない、と言うことですね。

今日も、デジカメで草木や花を撮影していたら、
危うく「オオジョロウグモ」の巣に
触れてしまうところでした。

このクモも、長さが15cmはある大物でした。
昨年のクモでしょうかexclamation&question



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2006年03月29日

沖縄といえば「アカマンボウ」

特に“沖縄”らしい魚ではなく、
「アカマンボウ」といっても、
“マンボウ”に姿が似ているだけであって、
“マンボウ”とは違います。

アカマンボウ2.jpgアカマンボウ1.jpg
東京の築地市場では
「万鯛(まんだい)」
と呼ばれているそうです。

沖縄のスーパーでも、切り身がよく売られています。
アカマンボウの切り身.jpg
パサパサした、淡白な特徴がない食感で、
刺身よりも、画像のように
ムニエル、バター焼や
カルパッチョ、フライにして食べることが多いです。

毎朝、愛犬の散歩を
南城市玉城の百名〜新原(ミ―バル)ビーチでしているのですが、
この海岸に「アカマンボウ」が漂着していたので、
特別沖縄らしくない魚ですが、
書きとめておこうと思ったのです。

海岸で発見した「アカマンボウ」は、
奥武(オウ)島の港の対岸側の
釣りをする人が多い海岸に漂着していましたが、
デジカメを持ち合わせていなかったので、
撮影が出来ませんでした。


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2006年01月19日

沖縄といえば「ヤモリ」!

060119ヤモリ1.jpg
ヤモリは、沖縄方言で「ヤールー」と言います。

「ヤールー=家(ヤー)に居る」という意味でしょうかexclamation&question

「家守(やもり)」という「家の守り神」説もあるくらいですから、
沖縄ではヤモリを嫌がる人は少ないはずです。

そういえばイモリは「井守=水を守る神様」なんですね。

“神様”は、たとえ外見がトカゲに似ていても、
噛み付かないのです。

沖縄には、
・ ホオグロヤモリ
・ オンナダケヤモリ
・ クメヤモリ
・ ミナミヤモリ
・ オガサワラヤモリ
・ タシロヤモリ
・ クロイワトカゲモドキ
という多くの種類のヤモリが生息しているようですが、
沖縄本島南部のヤモリは「ホオグロヤモリ」のようです。

060119ヤモリ2.jpg
「チッ、チッ、チッ」と大きな声で鳴きます。
鳥声のようでやかましいです。
(「キッキッキッ」とも「ケッケッケッ」とも聞こえますけど、
  鳴き声はヤールーには欠かせないアイテムなんですね)

特に、湿気が高い日、雨の前によく鳴きます。

夜行性ですが、
日中でも日の当たらない陰の壁や天井には出てきます。

夜は電灯の明かりには堂々と出てきて、生きている虫しか食べません。
ハエ・蚊・クモ・ゴキブリの赤ちゃんなどの小さな虫です。

小さな虫を、どうやって発見するのでしょうかexclamation&question

沖縄では家の中にアリが沢山出没するのですが、
アリ(羽アリ?)もヤモリが食べてくれるのです。


060119ヤモリ3.jpg
孵化までは50日程らしく、どんどん新人を見かけますが、
ゴキブリホイホイを仕掛けると、
肝心のゴキブリよりヤモリがかかってしまいます。

粘着シートからヤモリを慎重に剥がそうとしても、
ヤモリの皮や手足が取れたりしてしまうのが可哀そうなので、
我が家ではゴキブリホイホイの使用は中止しています。

ヤモリは爬虫類だし見た感じはグロですが、
人に悪さはしないし、害虫を取ってくれる沖縄のヤモリは
ペットのようで、
なぜか個々に名前を付けたくなるほど愛着がわいてしまうのです。

中国ではヤモリのことを「壁虎」というそうです。


posted by RIU at 21:54| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月23日

自宅で日本最大のクモを発見!〜その3

クモ裏側から.jpg
クモ横から.jpg
引越し強要センター.jpg
引越し鬼ババ.gif

9月11日 自宅で日本最大のクモを発見!
9月14日 自宅で日本最大のクモを発見!〜その2

引越し大好きの“オオジョロウクモ”

るんるんまたも 出ました よさほいのほい〜」
この歌、昔、発禁になったんでしたね。

自宅の庭でも、よく注意して歩かないと、
突然こんなクモの巣が出来ていたりします。

夜中に寝ているときだって、
突然バサッと、大きなクモが落ちてきて、
腕に当たったりします。

もちろん、心臓が停まるほど驚きますが、
クモも驚いたようで、サワサワサワっと一目散に逃げ出します。

「近くに潜んでいるんじゃないか」と、
布団をひっくり返して入念に調べますが、
もうろうとしていることもあって見つかったことはありません。

この“オオジョロウクモ”は文献にあるように、
エサが取れないと、すぐに引越しをします。

今日は、アセロラの木に巣が張ってありました。


奈良の引越しおばはんは、
先日罰金200万円の判決を受けましたが、
問題は出所後のお礼参りですよねexclamation&question

とてもタダで済むとは思えませんが…がく〜(落胆した顔)

今日は手抜きということで。


posted by RIU at 12:24| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月11日

沖縄といえば「サメ」!

051011新報画像.jpg
051011ホホジロザメ.gif

石垣島の八重山漁協の一本釣り研究会の10隻によるサメ駆除が
10月8日(土曜)八重山海域(石垣島東沖と波照間島西沖)で
行われました。

体長3.6m、体重420sのイタチザメが捕獲されるなど、
計47匹のサメが駆除されました。

沖縄海域には、サメがウヨウヨいるのです。
特に、宮古島や八重山諸島あたりには、
獲りきれないほどのサメがいるとか。


日本の近海には約100種類のサメがいるそうです。
日本近海に生息して、人を襲うとされるサメは
・ ホホジロザメ  JAWS(ジョーズ)のモデルになったサメ
・ イタチザメ
・ シュモクザメ
・ ヨシキリザメ
・ オオメジロザメ
などです。

ホホジロザメ(=ホオジロザメ)
・ 大きなものでは、全長7m、体重3トン以上(別名JAWS)
・ 日本近海にいて、沖縄だけでなく本土でも見かけられます
・ 冒頭の下の画像です

イタチザメ
・ 大きなものでは、体長5m、体重1トン以上
・ 英名、タイガーシャーク
・ 波打ち際や、河口域に現れる事もある驚異のサメ
・ 最も凶暴なサメ
・ 沖縄にウヨウヨ
 沖縄の石垣島では、毎年漁業のためのサメ駆除が行われますが、
 このサメが非常に多くかかると言われています。
 沖縄でのサメ事故のかなりの部分は、
 このイタチザメかオオメジロザメによるものと考えられています。

シュモクザメ
・ 大きなものでは、体長4m、体重1トン以上
・ アカシュモクザメ、シロシュモクザメも危険と言われていて、
  集団化して攻撃する

オオメジロザメ
・ 体長3m、どう猛な性格で攻撃的
・ 淡水にも適応し川を上ることも
・ 沖縄にウヨウヨ
・ 那覇市の安里川では上流700mの場所で、
  稚魚が捕獲されている
・ 西表島でも、「川をさか上るサメを見た」という報告があり、
  汽水域でオオメジロザメの子供も捕獲されている
 オーストラリアのマニング川では、川の上流40kmの場所で、
 オオメジロザメが確認されている


サメによる事件
・ 昭和57年8月29日、
  熊本県大矢野町沖で13才の少女がサメに襲われて死亡

・ 昭和63年8月19日、
  小笠原諸島父島で素潜りをしていた42才の男性が左腕を咬まれ軽症

・ 昭和64年1月7日、
  沖縄県宮古伊良部沖で52才のダイバーが左足を咬まれ死亡

・ 平成4年3月8日、
  愛媛県松山沖で47才のダイバーが胴部を咬まれ死亡

・ 平成7年4月9日、
  愛知県伊良湖沖で50才のダイバーが右肩と腹を咬まれ死亡

・ 平成8年7月24日、
  沖縄県宮古島沖でサンゴの調査をしていた52才のダイバーが、
  右胸、下腹部を咬まれ死亡


・ 平成9年7月12日、
  沖縄県宮古島沖で55才のダイバーが両足を咬まれ死亡
  残された歯から、ホホジロザメ、オオメジロザメ、
  シュモクザメなどと判明

・ 平成12年9月16日、
  沖縄県宮古島平良市砂山ビーチ沖合い30mで
  サーフィンをしていた男性が死亡
  ボードに残された歯型から、体長2m前後のイタチザメと断定

昭和40年代か50年代か忘れましたが、
石垣島沖で中学2年生の女子がホホジロザメかイタチザメと
思われるサメに食い殺される事件がありました。

これは、父親の操縦するクルーザーが
被害に遭った長女を水上スキーで引っ張っているときに起きたのです。

何か重たくなったと感じた父親が、後ろを振り向いて見た光景は、
我が子がサメに食いつかれている姿でした。

我が子は、あっという間に海の中に引きずり込まれてしまい、
父親はなすすべもなかったという悲惨な事故があったのです。

確か、九州(熊本?)の人だったと記憶しています。


サメの目撃例
・ 平成13年2月10日、
  神奈川県真鶴町烏帽子漁場沖で、5m級のホホジロザメを目撃

・ 平成13年8月5日、
  鳥取市白兎海水浴場でシュモクザメなど、
  20匹ものサメが沖合いに現れ、海水浴客1000人が避難
  5m級のサメも確認されており、ホホジロザメとみられている

・ 平成14年7月16日、
  兵庫県神戸市須磨海水浴場の沖合いで
  体長2〜2.5mのサメ3匹を確認
  同海水浴場ではサメよけネットが取りつけられていたが
  役に立たなかった

・ 平成15年9月29日、
  沖縄県久米島町アーラ浜海水浴場近くの岩場に
  クジラの死体が漂着したので、
  その確認作業をしている最中にイタチザメ2匹が出現
  海に浮いたクジラの死体にかぶりついてきた

・ 平成16年5月17日、
  香川県仁尾町小蔦島沖の定置網でヨシキリザメ3匹を捕獲
  1匹は体長2.7m、体重100kgのメスで出産直後とみられている

・ 平成16年7月11日、
  大分県大分空港沖で体長3.8mのイタチザメを捕獲

・ 平成16年9月18日、
  沖縄県那覇市 安里川で
  オオメジロザメの稚魚(体長0.8m、体重5kg)を捕獲
  場所は泊港から700m上流で、沖縄都市モノレール美栄橋駅近く
  安里川では5年ほど前からサメが現れるようになり、
  少なくとも9匹のサメが安里川に生息しているとのこと
  柏港では「2mのサメを見た」という目撃情報も

沖縄では、この種のニュースが多すぎて、見過ごしがちです。


平成8年7月24日、沖縄県宮古島沖でサンゴの調査をしていた
52才のダイバーが、右胸、下腹部を咬まれ死亡した事故で、
翌日7月25日、沖縄タイムス朝刊21面に
下記のように掲載されました。

宮古・城辺町のサメ騒動、決め手ないまま終息へ
 管理人の通報通り、男性が本当にサメに襲われ行方不明になったのか、
あるいは漁師らの言うようにマンタを人と見間違えたのか―。

城辺町保良川ビーチ沖合のサメ騒動は決め手がないまま終息する気配だ。

海、空、陸から約100人を投入した捜索にもかかわらず、
男性の所持品は一切発見されなかった。

平良海上保安署は9日、宮古署も10日捜索を打ち切った。

「事故」、「見間違え」いずれとも断定する材料がない。

両署は地元の人や宿泊施設で未帰宅者がいないかどうかの
情報収集は続けている。

人間に間違いない
真相がはっきりしないのは、目撃証言が唯一あるだけで、
物証が何一つないためだ。

藤井一郎さん(42)の証言は
「男性はシュノーケルで3度水しぶきを上げ、息をした」
などとリアルで具体的だ。

男性はサメに襲われる直前に浅瀬で海面から上半身を出し、
何か獲物を引っ張るようなしぐさをしたという。

サメを見るのは4月のビーチオープン以来初めて。

5、6頭の群れは警察官など複数の人が目撃した。

藤井さんは
 「漁師からサメに注意しなさい、と指導されていたので
  敏感になっていた。腕も見えた。確かに人間だった。
  まぶたに焼き付いている」
とマンタやウミガメがサメに襲われたのと見間違えたのでは
との声を否定する。

宮古署は9日午後、同じ時間帯を選び、“検証”してみた。

署員を1キロ沖合に行かせ、
水中銃に見立てた細い棒が見分けられるかどうか同じ双眼鏡で調べた。

現場は逆光にはならず、確かに見えた。

藤井さんが発生から30分後に再び現場に行った際、
向かいの崖を上っていた男性については
事故との関連は否定できない、としている。

藤井さんは「夜も眠れない」と訴える。


昭和64年1月7日、沖縄県宮古伊良部沖で
52才のダイバーが左足を咬まれ死亡した事故で、
沖縄タイムスには下記のように掲載されました。


平良市漁協、サメ退治に乗り出す
「安全が確認されるまで海水浴自粛を」
平良港沖合で漁業嵩原盛義さん(52)がサメに襲われ死亡した事故で、
平良市漁協は24日、現場海域一帯にはえ縄を仕掛け、
捕獲作戦に乗り出した。

サメ2頭が20日ごろから平良港内でヒレを出して泳いでいるのを
複数の漁民が目撃していたことが分かった。

嵩原さんを襲ったサメは専門家によると、
イタチザメかオオメジロザメとみられ、
宮古署は嵩原さんの左手首に食い込んでいた歯のかけら2片を公開した。

平良市はビーチ近くの事故にショックを受けており、
安全が確認されるまで海水浴を控えるよう呼び掛けている。

仕掛けたはえ縄は約400メートル。

養殖中の生きたマダイをエサにはりを15本つけた。

組合長によると、
事故現場のはえ縄にはこれまでも夏場のこの時期
サメがかかることがあったという。

死亡事故は3、40年前に数回あったが、復帰後初めて。

組合長は「捕獲するまで続ける」と話している。


市漁協は2年前までは市や県から補助を受け、
来間島や伊良部島海域の漁場でサメ退治していた。

20日間で約100頭を仕留めていたという。

現在は予算措置がなされず、退治はストップしたまま。

市水産課は「希望にこたえ、予算措置したい」としている。

市は現場近くのパイナガマビーチと砂山ビーチは
家族連れや観光客が多く訪れることから
安全が確認されるまでは海水浴を控えるよう呼び掛ける看板を立てた。

ダイビング業者は
ダイビングポイントは事故現場と離れているため、通常通り潜るという。


一方、平良海上保安署は24日午後、
漁協、市、県、ダイビング業者、港湾、観光関係者を集め、
緊急対策会議を開いた。

出席者からは
「この際、徹底的に仕留めないと同じことが起きる」
と範囲を宮古全域に広げ、退治する案が出された。



冒頭の47匹のサメは焼却処分になったそうです。

神奈川県小田原市の「かまぼこ」は、
今でもサメが主原料なのでしょうかexclamation&question

沖縄は暑いので、獲った魚はすぐに腐敗が始まることで、
その廃棄処分に困っているのが現状です。

サメ軟骨の成分コンドロイチンは健康食品で有名ですが、
深海ザメから抽出した「スクワレン」という成分が、
最も効果的
、という話を聞きました。


あるダイビングのホームページでは、
ダイバーが潜る海域には俗に「人食いザメ」と呼ばれる
ごく一種のサメは棲息していません。
ジンベイザメやメムリブカなど、
おとなしくて人を襲うことのないサメは、ダイバー憧れの存在。
出会えたら逆にラッキーなのです。

とありました。

今まで「人食いザメ」に出くわさないあなたがラッキーなだけですよexclamation×2

どうも、ダイビング業者は金儲けのことばかり考えて“危険”ですね。

沖縄では、ダイビングの事故も多発しています。もうやだ〜(悲しい顔)


posted by RIU at 23:42| 沖縄 ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月14日

自宅で日本最大のクモを発見!〜その2

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9月11日 自宅で日本最大のクモを発見!

台風15号通過後、バナナ園の例のオオジョロウクモは、
25m以上の暴風雨にもメゲズに、同じ場所にいました。

画像2枚目で、
彼女が横になっているので少し見づらいのですが、
バナナに隣接して巣を張っているのが、わかるでしょうかexclamation&question

旦那は、今回も見つけることができませんでした。

バナナ園では、地面ではハブに気をつけ、
頭上ではクモに注意しなければなりませんし、
そのスキにバナナの成長過程を確認しなければなりませんから、
もう眼がカメレオン状態です。

下の画像は、昨日2階のバルコニーで撮影したもので、
巣がはっきり映っていないので、
「壁に巨大クモ出現」
のようになってしまいましたね。

この2階のクモは、今日はもういませんでした。

エサが思うように取れなかったらしく、引越してしまったようです。

ここは、洗濯物を干したりするので、
いくら益虫でも、少し離れた場所に巣を張ってほしいところです。
posted by RIU at 15:25| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月13日

沖縄のアヒル(在来種)!

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沖縄の在来種のアヒルは「観音アヒル」と言って、
淡い口ばしがピンク色をしています。

16世紀頃に中国(台湾?)から飛来してきたという説が有力です。

アヒルは渡り鳥のマガモ(真鴨)を家畜化した鳥で、
漢字では「家鴨」と書きますよね。

アヒルという呼び名は、「足広(アヒロ)」から来ているらしいです。

ドナルド・ダックもアヒルなので、確かに足が広いです。

「ニルスの不思議な旅」のアッカ隊長はガンで、
「みにくいアヒルの子」は白鳥の子でしたね。

「観音アヒル」という名前には
“神様の使い”という意味が込められているらしいです。
なかなか良い名前ですよね。

「アヒルを食べる」という実感がなかなか沸きにくいですが、
戦前の日本ではニワトリより家畜としてのアヒルの方が一般的で、
1960年代までは、「大阪アヒル」という品種も有名だったようです。

最近はアヒルより、
「アイガモ(合鴨)」
として売られることが多いそうです。

沖縄では、
・「結核」
・「喘息」
・「風邪の薬」
等の薬膳として利用されてきました。

一番下の画像は、今日食べた「薬膳アヒル汁」です。

アヒルのモモ肉のブツ切りと、柔らかく煮られた結びコンブ、
ニンジン、ゴボウ、シイタケが汁に入っていました。

身体は温まるので、確かに風邪には良いかも。

でも、
「まずくはないけど、特別美味しくもないけど、何とか完食できました」
という味でした。

県内の「アヒル汁」の相場は1000円くらいのようです。

また、アヒル肉は1kgあたり、約2500円、
1羽は約5000円と、割と高いようです。

残飯で飼育すると、成長が早い反面、肉が臭いとのことでした。

この養鶏場では、「サプリウム」という有機飼料を使用しています。

泡盛の搾りカスを絞ったものが「もろみ酢」で、
その残りをカシジェーと言うのですが、
「サプリウム」は、
そのクエン酸(=アミノ酸のかたまり)豊富なカシジェーを主原料に
大豆カス、魚粉、米ヌカ、フスマなどを発酵させた飼料で、
100%安全であり、栄養バランスも優れ、
肉質を著しく改良するものです。

久米島に「久米島地鶏」という有名な地鶏がいて、
昨年「どっちの料理ショー」にも出て、
帝国ホテルが買い付けに動いたのですが、
この久米島地鶏のエサは「サプリウム」なのです。


アヒルの羽毛は、ガチョウと同様に羽毛布団にもなっています。

羽毛は、全体重の約6%らしいです。

特に、胸部の羽毛は「ダウン」といって、最高級品です。
他は「フェザー」といって、やや格下扱いになります。


ガチョウは渡り鳥のガン(雁)を家畜化した鳥で、漢字で書くと「鵞鳥」。

ガーガー鳴く鳥なので「我(ガー)鳥=鵞」鳥、という説があります。

世界三大珍味「フォアグラ」はガチョウの肝臓ですよね。

ガチョウと紛らわしいダチョウは駱駝(らくだ)に似ているから
「駱駝鳥」=「駝鳥」となったらしいですよ。


画像の1枚目は、「観音アヒル」の雛です。

画像2枚目は、30日目

画像3枚目は、60日目

画像4枚目は、解体室の「断頭台」です。
アヒルの頭を下にして突っ込み、
円すい状の下から出た頭をちょん切る仕組みでした。

可哀そうだと思うけど、
私たちはふだん牛や豚、鶏などの肉を食べているわけですからね。

画像5枚目は、アヒルの燻製で、
奥が「観音アヒル」、手前がフランスからの輸入品です。

フランス産は、冷凍空輸のせいか、パサパサした感じで、
「観音アヒル」は、ジューシーで歯ごたえも良かったです。

一番下の画像は、「薬膳アヒル汁」です。

飼育方法や飼育環境、エサについての技術的な内容などは、次の機会にお話しましょう。
posted by RIU at 22:52| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月11日

自宅で日本最大のクモを発見!

050910オオジョロウグモ.jpg

昨日バナナ園で発見し撮影しましたが、
台風15号の影響による強風が吹き荒れているので、
画像が少しボケてしまいましたね。

クモの名前は「オオジョロウグモ」と言って、
本土にもいるようですが、図鑑では
「奄美大島以南に生息している」
と書いてあります。

大きさは、前足の先から後足の先まで全部入れると、
手の平の大きさくらいあります。

日本最大のクモと言われていて、
胴体の長さだけで5cm、
足先まで入れた全体では15cmくらいありました。

画像の巨大なのがメスで、オスは巣の端っこにいるらしいです。

オスは、メスの2割程度の大きさで、
メスの頭(頭胸部)よりも小さいようです。

大林素子と電車男(TV版の主役・伊藤淳志)が
結婚するようなものでしょうかexclamation&question

この小さいオスは成体(おとな)になると自分では網を張らず,
メスの網の端にある巣に居候をして生活しているようです。

しかも、1匹のメスの網に何匹ものオスが
共同生活していることが普通らしいので、
ハーレム状態なのでしょうかexclamation&question

オオジョロウグモの世界では、メスが主導権を握っているんですね。

このクモは、短気なのか、根気がないのか、せわしないのか、
いったん網を張る場所を決めても、
そこでエサが取れないとすぐに移動してしまうようです。

台風でエサどころではないはずでしょうから、
もういなくなっているかもしれませんね。

このクモは外見とは違い「益虫」のようです。

エサは、セミやバッタ、チョウなどの昆虫類だけでなく、
小スズメも網にかかり何日もかかって食べられることがあるようです。

このクモが、ここ数日、自宅庭で発見されたものだけで5匹もいました。

「クモが多い」ということは、エサとなる虫も多いことになります。

そう言えば、庭にはタイワンシロガシラやスズメ、
メジロなどの鳥もよく来ます。
具志頭村の海辺の自然「タイワンシロガシラ」

農薬や除草剤を使わないということは、
多様な生物と共生していることになりますから、
いちいち驚いていられません。

ちなみに、世界最大のクモは、
ブラジルのタランチュラの仲間(オオツチグモ科)で
「ルブロン・オオツチグモ」
というクモで、
メスの胴体だけでも約10cm、
足先までの全体では約30cmと言いますから、
お皿なみの大きさですね。
posted by RIU at 00:19| 沖縄 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月22日

沖縄といえば「オニヒトデ」!

オニヒトデ1.jpg
オニヒトデ2.jpg


沖縄では、八重山、宮古、慶良間、久米島などの海域のサンゴ礁で、
オニヒトデは増加傾向にあり、サンゴの被害が拡大しています。

オニヒトデが増殖している原因が、
海水温度の上昇にあるのか、
赤土流出によるのか、
正確には解明できていませんが、
オニヒトデは最近突然増殖し出したのではありません。

サンゴとオニヒトデは大昔から共生していて、
オニヒトデは増殖や減少を繰り返してきています。

オニヒトデは、毒のあるトゲで背面を覆われた大型の「ヒトデ」で、
色は灰色、オレンジ色、青色などがあり、
大きなものは直径60cmになります。

腕の数は8本〜21本あり、見た目はまさに「鬼」ヒトデです。
海では「サメ」の次に嫌われ者かもしれません。

腹側中央の口から胃を出して、サンゴに直接押し付けて消化、吸収します。
食べられたサンゴは白い骨格だけが残ります。

雌1匹で数千万個の卵を産み、雄の放精により海中で受精します。
ふ化した幼生は数週間、プランクトンとして海中を漂った後、
海底に着底して稚ヒトデとなります。

大西洋以外のさんご礁域に分布し、寿命は6〜8年と考えられています。

オニヒトデの駆除は、先のとがった矢じり状のモリで突き刺して、
ボートに積み上げるのですが、
駆除したオニヒトデは水分や塩分が多く焼却処分に向かないため、
県では処分に困っているのが実情です。

発酵させれば、有機肥料として最高なんですけどね。
県は、どうも難しく考えているようです。

沖縄では雨が降ると、小さな側溝や川が濁流状態になって、
30分以内に海に流れ出て行きます。

下水道以外の生活排水、洗剤などの界面活性剤、農薬、除草剤などが
海に流されるわけですね。

沖縄本島の沿岸2kmは、海水が汚染されているという話を聞いています。

海水自体の汚染も、オニヒトデが増殖している原因の1つだと思います。

オニヒトデはサンゴに比べて生命力が強いことで、
生態のバランスが崩れているのではないでしょうか。

沖縄人は、
「ビーチは“バーベキュー”をするところで、海水浴をするところではない」
と考えているのですが、
「海水汚染」を本能で感じ取っているせいかもしれません。
posted by RIU at 22:20| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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