2006年04月01日

沖縄といえば“宮古島の「八重干瀬(ヤビシ)」”

毎年、旧暦の3月3日になると、
宮古島で不思議な現象があります。

宮古島の位置.gif

宮古島の10分の1、
東京都の世田谷区に匹敵する
巨大サンゴ礁が隆起するのです。

“隆起”といっても「浅瀬」ですが、
潮が大きく引いたことで、
一時的に海面に近いサンゴ礁が現われる、
という現象です。

この場所は、宮古島の北西の突端の
「池間島」の沖合いです。
八重干瀬の場所.gif

今年の旧暦3月3日は、昨日の3月31日でした。

沖縄本島ではテレビニュースや新聞に出ていなかったので、
「宮古島の大潮はまだなのかなexclamation&question
と思って、宮古毎日新聞のWebを見てみると、
やはりすでに“八重干瀬まつり”が始まっていました。

しかも、「八重干瀬まつり」は、
今日までだったのでした。

沖縄って、地域情報を流すのがヘタですね。

八重干瀬は、
以前は「ヤエビシ」と言っていたように思うのですが、
現在は「ヤビシ」に統一されているようです。

以前は、池間島の民宿の漁船とか、
小型の船で行っていたものですが、
現在は「宮古フェリー」と「はやて海運」が
大きな観光船を出して、大量輸送する
“大きなイベント”に様変わりしています。

素晴らしい自然環境を満喫してもらうための
大型船や大量の観光客が干瀬に乗り上げることで、
何万年もかかって成長したサンゴを折るというのは、
少し矛盾しているようにも思います。

環境保護団体が騒ぎ出す前に、
是非一度ご覧になられたらと思います。

宮古島に飛行機で行くと、
島南岸上空から機首を右に傾けて、
着陸態勢に入ることが多いのですが、
機体が右に傾いたときに、
宮古島の南岸の海域を機上から見ることができます。

ですから、宮古島に飛行機で行かれる方は、
右側の窓側の座席を確保されると良いです。

その美しい海を見るだけでも、価値があります。

沖縄は、
「青い海」「青い空」というイメージが強いですが、
海に関しては、
沖縄本島より離島のほうが間違いなく綺麗です。
宮古島の海2.jpg

宮古島の海.jpg

宮古島のビーチ.jpg


宮古毎日新聞の3月31日付記事を
そのままコピーしておきますので、
参考までにご覧下さい。


「幻の大陸」に歓声 “八重干瀬まつり”始まる
八重干瀬まつりが
3月30日から4月1日まで3日間の日程で始まった。

初日は県内外から観光客ら約800人がツアーに参加し、
「幻の大陸」ともいわれる干上がったサンゴ礁群を訪れ、
「すごい」「きれい」などと
歓声を上げて雄大な景色を楽しんだ。

八重干瀬は、
池間島の北方約5〜15kmの沖合にある
日本最大のサンゴ礁群で、
総称して「やびじ」と呼ばれている。

全体の大きさは南北約10km、東西約7kmに及ぶ。

大潮で潮が引くと、
大小100余りのサンゴ礁群が海面に姿を現す。

この日は、宮古フェリーとはやて海運の2隻で出発。

このうち宮古フェリーの「ゆうむつ」は
「キジャカ」と呼ばれる
東西約1km、幅約600mのリーフに到着。

ツアー客らはサンゴを踏みつぶさないよう
気を付けながらリーフ上を歩き、
一面に広がった雄大な自然を満喫した。

また、29人のサンゴ礁ガイドも同行し、
ツアー客らにサンゴの名前や
八重干瀬にすむ生き物の生態などを紹介した。

茨城県から家族6人で訪れた西麻衣子さん(30)は
「普段は海中に沈んでいる所に立っているのが不思議。
 家族全員で楽しんでいます」、
西彩音ちゃん(9つ)は
「魚も夜光貝も見たよ。色がきれいだった」
とそれぞれ感動した様子だった。

八重干瀬まつりは、あす4月1日まで行われる予定。

期間中、約2,300人のツアー客が八重干瀬を訪れる。
posted by RIU at 14:24| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 沖縄といえば「観光」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月06日

沖縄といえば「温泉」〜その1

沖縄のイメージは
・ 青い海
・ 青い空
・ 白い砂浜
といったところでしょうが、実は沖縄には「温泉」もあるのです。
といっても、「海水温泉」ですが。

先日、風邪で微熱があるのに、カミさんの教育的指導で、
那覇市の「日の出湯」という銭湯に行ったのですが、
かえって風邪をこじらせてしまったようで、まだ直っていないんです。

今日は、同じく風邪をひいてしまったカミさんの希望で、
宜野湾市の
「JA天然温泉アロマ」
に行ってきました。
051206JA天然温泉アロマ正面.jpg
ここは、ひと言でいえば
『ゴルフ場の風呂の有料版』
です。
湯温は40〜41度で比較的ぬる目に設定されていました。
43度くらいの熱めが好きな私には少し物足りない湯温でした。
051206JA天然温泉アロマ玄関.jpg
1993年(平成5年)にJA創立50周年記念事業として、
宜野湾市とJA宜野湾、宜野湾市の主要な企業との
「第3セクター方式」で運営を計画をしたのですが、
費用の面で宜野湾市が手を引いたために、
JA宜野湾が子会社(株式会社コミュニティヴィレッジ)を設立して
運営している「温泉」で、
本土のスーパー銭湯・健康ランドの形態となっています。
051206JA天然温泉アロマ男湯入口.jpg
051206JA天然温泉アロマ女湯入口.jpg

・ 総敷地面積 7,333.5坪

・ 駐車場 500台

・ 建物(鉄筋2階建て) 
   1階−温泉
   2階−杏屋大山店(居酒屋チェーン)
  居酒屋「杏屋」は、“ビール100円”と言いながら、
  実はセット料金だとか席料とか訳のわからない請求があるので、
  支払いの段階で酔いが覚める「びっくり居酒屋」なので、
  私は1回で懲りて以降行っていません。

・ 別棟 
  JAグリーンパル(野菜・魚・雑貨販売センター)−開店休業状態
  JA宜野湾市診療所
  DAYケアセンター

・ 施設概要 
  大露天風呂(岩風呂)
  ヒノキ風呂
  泡風呂・寝湯
  ジェットバス
  サウナ(遠赤外線・低温塩)
  リラックスルーム(仮眠室)
  051206JA天然温泉アロマ男湯リラックスルーム入口.jpg
  マッサージルーム
  メイクルーム
  食堂
  051206JA天然温泉アロマ食堂.jpg
  ロビー
  フロント
  靴ロッカー
  ロッカールーム
  051206JA天然温泉アロマ男湯ロッカールーム.jpg

・ 泉質 
  ナトリウム(海水の10%程度)、塩化物泉
  .jpg

・ 源泉 
  1,300メートル、地下湯温43度、地上湯温37度
  本土では温泉のボーリングは1m当たり約8万円ですが、
  沖縄は高くて1m当たり約10万円ですから、
  1,300mは単純に1億3千万円もかかっていることになります。
  海辺ですから海水が混じるのは当然です。
  ボーリングを含めた開発コストで約3億円、
  建物・設備で約6億円、総額9億円をかけているそうです。

・ 湯量 
  1,400リットル/日
  (58リットル/時間=0.97リットル/分)
  1分で約1リットル程度ということは、
  水道の蛇口のかなり細目で水を出す程度ですから、
  温泉1に対し、水を20以上入れている感じですね。
  コーヒー(水)にクリープ(温泉)を入れる程度と言った方が
  分かりやすいでしょうか。
  こうなると、ボイラーで湯沸しをする完全な「循環式」なので、
  保健所の指導で「次亜塩素酸ナトリウム=塩素」を
  3〜6%程度湯に入れているはずです。
  お客さんは「温泉」と信じているので、湯船で顔を洗ったり、
  中には湯口から出る湯を温泉と信じて飲んでいる人もいるんですね。
  そのうち、レジオネラ菌で誰か犠牲になるかも。
  温泉の飲用許可、湯船のジャグジー、泡風呂などでの
  保健所の水質検査は大変だと思います。
  沖縄の「温泉」は、いくつかあるのですが、
  どこもこういう「水増し沸かし温泉」です。

・ 営業時間 
  AM9:00〜PM10:00(年末年始はAM12:00まで)

・ 飲用 
  保健所の許可を取り飲用可能らしいですが、
  今日浴室内で見たところでは注意書きはありませんでした。
  慢性消化器病、慢性便秘症などが飲用の適応症らしいです。

・ 入場料金 
  大人1,500円、子供700円
  子供は平日はほとんど来ないようです。
  休日での子供は大人の10%程度らしいです。
  今日初めて実際に施設を利用した印象では、
  600円〜700円程度という感じで、
  1,500円という設定はぼったくりだよexclamation
  高すぎるexclamation

・ 回数券 
  5枚6,500円(1枚当たり200円の割引)

・ サービス 
  施設内の着物、かみそり、タオル2枚、シャンプー類など

・ 入場者数 
  平均約300人/日(=年間10万人弱)
  今日行ったところでは、靴のロッカーや実際の浴室内の人数は
  2時間で男女含めても約30人でした。
  営業時間帯や日にち、曜日、季節などによっても違うでしょうが、
  支配人の言った300人は、ちとオーバーかも。
  実際には、この半分強くらいだと思います。

・ 売上予想 
  300人/日、子供は大人の10%、
  大人は割引券使用などを加味すると、
  約1億4千万円の売上げ(このうち10%は温泉入浴税)
  になりますが、
  前項の通り、入場者をサバ読みしているので、
  ホントは約8千万円〜1億円程度の売上げではないでしょうか。

・ その他の収入 
  2階レストランのテナント家賃(定額家賃のみ)
  自販機の売上げ(原価率80%、利用率20%程度?)
  売店の売上げ(原価率65%、利用率10%程度?)
  マッサージの売上げ(原価率70%、利用率5%程度?)
  2階レストラン施設をテナントに貸し出していることで、
  安定収入はあるものの、
  入場料とランチ等のセット販売を阻害しています。
  カラオケや健康ランド等では、
  入場料で利益を出すのではなく、
  「儲けは飲食」というのが定石なので、
  2階のテナント貸しはマイナスに作用しているものと思われます。
  1階の食堂も、メニューの内容では
  051206天然温泉アロマ食堂メニュー.jpg
  「こだわり」が全く感じられませんでした。
  試しにオーダーしたスパゲティも、インスタント物でした。
  051206JA天然温泉アロマ・スパゲティ.jpg

・ スタッフ 職員12名(フロント含む)

・ 湯船の掃除 
  「衛生・清潔」を売りにしていて、
  毎日就業後、湯船掃除を実施しているとのこと。
  毎週1回の念入り掃除は外注委託しているところをみると、
  毎日の掃除はやや手抜きもあるはず。

・ 循環式 
  湯温が地上37℃しかないし、湯量も少ないので、
  水道水をかなり加え、ボイラーで沸かしています。
  ボイラー・空調のメンテナンスは年1回。
  シャワーは水道水を利用していますが、
  お客さんは節約しないので、水道代はだいぶかかるらしいです。
  また、原油価格の上昇による燃料費の値上げも
  入場料に転嫁できないので、深刻なようです。

・ 事故 
  湯当たり、転倒事故は頻繁にあって、
  救急車にはよくお世話になるようです。
  確かに浴室の床のテーパがゆるいのか、
  シャンプーの流れが悪く、通路が滑りやすく感じました。
  私もスッテンして後頭部を打てば、も少し脳が活性化するかも。
  100m離れた場所に診療所があり、
  24時間医者がいるので安心感があるそうです。
  お客さんは年寄りが多く、入浴には気遣っていて、
  頻繁に浴室内を見回っているようです。
  確かに30分に1回程度見回りに来ていました。
  倒れた人に対するマニュアルや教育はないようです。
  スタッフの場当たり対応で大丈夫かなexclamation&question

沖縄では、本土に比べて
銭湯・スーパー銭湯・健康ランド・温泉・露天風呂などが少なく、
サウナ利用者は比較的多いのです。

これは、沖縄県民が湯船に浸からない習慣があって、
浴室に湯船がない家庭が多く、
シャワー利用が一般的であることに起因しているのです。

ここの「温泉」の損益シミュレーションや、
どうすればもっと良くなるか、という方法論もあるのですが、
今日はここまでにしておきましょう。


posted by RIU at 23:26| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 沖縄といえば「観光」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月25日

沖縄といえば「糸数城(いとかずグスク)」

沖縄では「城」のことを「グスク」と言います。

糸数城石碑.jpg

糸数グスクは、沖縄本島南部地方の東南東、
玉城(たまぐすく)村字糸数集落の小山頂上にあります。

糸数城説明板.jpg

糸数城の築城年代ははっきりしていないのですが、
本土で鎌倉幕府が滅亡して室町幕府が成立する頃、
今から約660年くらい前の
 「三山(沖縄本島を支配した
     北山(今帰仁)王・中山(首里)王・南山(糸満)王という
     3人の強力な首長のこと)分立」
の初め頃、
玉城(たまぐすく)城にいた玉城按司(あじ=領主)が
西方への守りとして次男を大城按司に、
三男を糸数按司に任じて
それぞれ大城城(島尻郡大里村、崖下の3kmほど先)と糸数城を
築かせたと伝えられています。

糸数城正門中側から.jpg

落城については、
糸数按司の臣下で兵頭役を務めていた怪力無双の「比嘉ウチョー」が、
増築に必要な用材等を求めて国頭地方に行った留守を見計らって、
上間按司が急襲したため落城したと伝えられています。

糸数城正門外側から.jpg

とにかく、沖縄の歴史がはっきりしないのは、
1つは1609年に薩摩の島津家久が琉球を侵略したときに、
首里城の宝物殿を略奪して、
書物類は一部を薩摩に持って行った以外は、
大部分焼却されてしまっているからなんですね。

タリバンやアルカイダが
アフガニスタンのバーミヤン石仏群を
「歴史の書き換え」と称して
破壊しまくったのと同じ行為をされているんですよ。

2つ目は、60年前の沖縄戦です。
沖縄守備隊の本部が首里城に入ったことで、
米軍は首里城を跡形もなく
軍艦からの艦砲射撃で粉砕してしまったんですね。

これによって、少しだけ残っていた琉球王朝文化財は
無くなってしまったんです。

糸数城正門西側石垣.jpg

糸数城は、標高180m前後の琉球石灰岩の丘陵上に
築城された眺望の良いグスクで、
北東側は台地につながり、グスクの南西側は断崖状となって、
天然の要塞としては最適の地形となっています。

そのため、
南側から西側は天然の断崖を利用して低い石垣が巡らされ、
台地と地続きの北側から東側では
高さ6mにおよぶ石塁が築かれ「城壁」としています。

糸数城正門西側石垣.jpg

四周を巡る石塁は南・北・西で突出して、それぞれ
・南のアザナ
・北のアザナ
・西のアザナ
と呼ばれる「物見台」らしきものが構えられています。

糸数城石垣1.jpg

60年前の沖縄戦は、米海軍の約1500隻の軍艦から、
「鉄の暴風」と呼ばれる艦砲砲弾を
1平方メートルの面積に1発の割合で撃ち込まれていて、
「沖縄の地形が変わった」とまで言われているので、
現状の石垣がどの部分が13世紀後半のもので、
どこからが近年の修復部分なのかよくわからないのが、
少々残念です。

糸数城石垣修復中.jpg

構造的には、割合“単純”と言ってもよいかもしれませんが、
石垣が”万里の長城”を思い起こさせるようで、
中国の築城技術が琉球へ導入されたような感じがしますし、
本土の城の石垣とは「石」自体も違うし、組み方も違うので、
なかなか興味深いです。

糸数城修復中2.jpg

観光史跡としては、石垣以外は全く何も無いところが、素朴で良いです。

ここにお土産屋があったり、ヘンテコな天守閣があったりすると、
神奈川県の小田原城のようになってしまうかもしれません。

posted by RIU at 22:01| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「観光」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月25日

那覇空港に隣接する「瀬長島」!

050924瀬長島1.jpg
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沖縄観光のガイドブックには、きっと書かれていないと思うのですが、
那覇空港に隣接する「瀬長島」は、地元の人の“癒しスポット”です。

傾きかけた太陽がゆっくりとオレンジ色に染まりながら
海の境を美しく溶かしてゆく…、
そんなロマンチックな絵画のような大パノラマ景色を一望できますし、
画像のように那覇空港に着陸する飛行機を間近で見ることができます。

近くのJUSCOやコンビニで、弁当や飲み物を買って、
「時計を見ない」“ゆとり”というのは、
けっこう“贅沢”な気分になるから不思議です。

そういう、時間を忘れてたたずむのも、
沖縄らしいし、健康的だし、良いことだと思います。

実際、お昼時は営業車で弁当を食べている人は多いです。

またこの島は、イヌがよく捨てられるのでも有名です。

6月16日 那覇空港に隣接する「瀬長島」は“イヌ捨て島”!

昨日も、海岸近くで1頭見かけました。

寂しげな表情で、頭を下げかげんにして小走りしていました。

痩せて、汚れていました。

人に飼われたイヌは、自力でエサを取れないんですよね。

飢え死にするか、
愛護センターに捕まって5日後にガス室送りになるかの、
どっちにしても残酷な結末しかないのです。

こういう捨てイヌさえ目撃しなければ、
1度は足を運ぶ価値がある、と推薦したい場所です。
posted by RIU at 10:44| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「観光」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月09日

五感で満喫する“夜店・屋台・露店”の考察

私は変人のせいか、海外に行くときは、
必ず現地のマーケットを散策するようにしています。

「お決まりの観光コース」には、まず行きません。

観光バスによる『市中引き回しの刑』なんかは、
参加する人の気が知れません。

幸い、私はフィリピン人やタイ人に間違われるので、
東南アジアでは街中を大胆不敵にかっ歩しても、
比較的“安心”なので、東南アジアの“夜店・屋台・露店”が特に好きです。

お香や漢方薬、スパイスの香りが充満している街や混雑した通り、
雑然としたマーケットやエネルギッシュな“夜店・屋台・露店”には、
観光客向けにはない“素顔”があって、
その土地の暮らしぶりを反映する「鏡」のようなものを感じます。

その国の気候風土や文化、歴史、習慣に寄り添う人々の素顔や行き交う姿、
飾り気のない素朴な暮らし等、
生活感が“凝縮”されているように感じるのです。

偽ブランド品、海賊?CD、イミテーション時計、怪しげな漢方薬、
軽食、菓子や揚げ物、惣菜などの副食、フレッシュジュース、
野菜・果物などの生鮮食品、スパイス・調味料、乾物、食器、布、
衣類、生活雑貨、玩具など普段着の人々が楽しむ姿を眺めていると、
“夜店・屋台・露店”が東南アジアに根ざす伝統習慣、
娯楽の場でもあることを実感してしまうわけです。

治安・衛生上の問題もありますが、
見るだけではなく、参加することも大事で、
怪しげな商品や食べ物を恐るおそる手に取ったり、
買ったり、食べてみたりすると、それが例えハズレであっても、
さらにその国の理解度が深まったように感じます。

混雑した店や行列の長さは、一種の人気のバロメーターで、
比較的“安全”だということも、経験上理解できてきました。

東南アジアでは、高温多湿なために、食物の長期保存ができません。

調理は食事のたびに行い、すぐ食べる、食べきりの生活が発達しています。

タイの都市では、多くが共稼ぎで、食事のほとんどは、
基本的に「外食」に頼っています。

早朝には、道端の両側に、お粥や麺を売る露天が並びますから、
通勤通学途中の家族がそろって朝食を取ることができるんですね。

夕方には、同じ場所に様々な副食を売る店が並びますので、
好みの料理をビニール袋に入れたり新聞紙に包んだりして、
自宅に持ち帰ります。
自宅では、ご飯を炊くだけで夕食ができるのです。

台湾では、多くの人が副業を持ち、
会社が終わったら、屋台で稼ぐ人もいますよね。


沖縄は、何と80以上の国の人々が共生している「多民族地域」なのです。

そのわりには、神戸や横浜のように「中華街」がないですよね。

「国際通り」と言っても、観光土産物産店ばかりで、
どこも同じものを売っていて個性がないので面白くないです。

「国際通り」は、戦後廃墟となった那覇市の中で、
米軍がブルドーザーなどの重機で全長1.6kmの道路を
切り開いたことから、1952年(昭和27年)に
アメリカの新聞記者から「奇跡の1マイル」と
評されたことに由来しているんです。

かつては沖縄を代表する商店街でしたが、郊外型大型店の出店等の影響で、
その繁栄に陰りが出て、今やさびれてしまっているんですよね。

それでも、「年間400万人近くが訪れている」と聞くと
不思議な感じがします。
ホントでしょうか?

商店街も「観光客向け」に成長したがっているようですが、
私は国際色豊かな沖縄なのだから、観光土産店ではなく、
本当の意味での
「International Market」
や、“夜店・屋台・露店”などの屋台村を
一部でも良いから創ってほしいと思っています。
posted by RIU at 22:00| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「観光」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月08日

沖縄といえば「那覇空港」

那覇空港は、昭和8年、旧日本海軍により、
小禄飛行場として設置されたのが始まりで、
その後本土と台湾を結ぶ中継基地として整備拡張され、
軍民共同で使用されていました。

昭和20年6月、
米軍の沖縄占領とともに小禄飛行場もその管理下におかれ、
大規模な拡張工事によって今日の空港にほぼ近い姿となりました。

1972年の復帰前まではアメリカ合衆国軍が管理していましたが、
沖縄の復帰に伴い日本に返還され、
現在では民間航空便と航空自衛隊とが共用しています。

民間利用分としては、
・ 国内線ターミナル
・ 国際線ターミナル
・ 貨物ターミナル
の3つのターミナルがあります。

県内の離島、本土、海外を合わせて30以上の路線が就航しています。

国土交通大臣が設置する第二種空港であり、
国内第5位の旅客数を誇る沖縄地域のハブ空港ですが、
滑走路は3千mの1本だけ。
1日150便以上が離着陸する現状から、過密化が指摘されており、
現在拡張が計画されています。


国内線
ANA  全日空
JAL  日本航空
JTA  日本トランスオーシャン航空
ANK  エアーニッポン
SKY  スカイマークエアラインズ


離島路線
JTA  日本トランスオーシャン航空
RAC  琉球エアーコミューター


国際線
 (国内線ターミナルビル北側に少し離れて隣接した
  ローカルなターミナルビルで、国際線には免税店はありません)
日本航空
アシアナ航空
中華航空    台北行きが毎日2便もあります
中国東方航空
フィリピン航空
日本アジア航空は沖縄路線からは撤退しています


交通
那覇市内から至近のロケーションなので、
リムジンなどの空港専用バスはありません。

那覇市内の路線バス網の中に「那覇空港」という停留所があり、
市内中心の那覇バスターミナルまで所要約10分、200円ですが、
利用者は少ないです。もうやだ〜(悲しい顔)

名護への高速バスが那覇空港を起点としているほか、
万座ビーチ、読谷村地区、恩納村地区などの
リゾート地への直通バスも発着しています。

沖縄には、那覇のモノレール以外は鉄道がなく、
路線バスは分かりにくく、完全な車社会なので、これも利用者は少ないです。もうやだ〜(悲しい顔)

2003年8月にはモノレールが開通し、
那覇空港を起点に住宅街の小禄地区、那覇バスターミナル、
国際通り、新都心を経て首里までの間を往復運転しています。

正式名称は沖縄都市モノレールで愛称が「ゆいレール」と言います。

那覇空港駅と首里駅間の所要時間は約27分。
運転間隔は7〜15分。

開業以来、月平均の利用客数は目標の3万人をクリアしており、
それなりに市民生活に定着してきています。
空港利用者も多くなってきました。わーい(嬉しい顔)

日本最南端の鉄道で、那覇空港駅の隣で、
最も南にある「赤嶺駅」には
『日本最南端の駅』というモニュメントもあるのです。


展望デッキ
国内線ターミナルビルにあり、滑走路の隣は青い海が広がり、
那覇から約20kmの渡嘉敷島がかすんで見え、南国気分が味わえます。

展望デッキはビルの左右2ヶ所あるのですが、
それぞれ入場料100円を徴収し、左右それぞれ独立していて、
行き来できないような意地悪な設定になっています。

また、展望デッキにはトイレ・売店・ベンチなどの設備は一切なく、
文字通り、ただ「展望」するためのデッキで、
今頃の時期なら日焼けと熱中症が期待できそうです。もうやだ〜(悲しい顔)

日本で最も「費用対効果」がない展望デッキと言えるでしょう。

実際に、見送り客と航空機の撮影をする人以外で
展望デッキを利用する人は、ほとんど見かけません。

沖縄以外の空港では、飛行機見物の家族連れや
夕暮れ時のデートを楽しむカップルをよく目にしますが、
沖縄ではそういった光景をまず見たことがありません。

那覇空港の隣の、“犬捨て島”である「瀬長島」ならタダですから、
もっぱらカップルはこっちに行くようです。

沖縄では、日常的に自衛隊や米軍の演習する航空機や
ヘリコプターを見慣れていて、またそれらの軍用機は民間機より
何倍も騒音が大きく、迷惑な存在で嫌がられています。

那覇空港の滑走路でも、民間航空機に混じって轟音を轟かせながら、
ひんぱんに離発着を繰り返し、貴重な燃料をムダに使っています。

航空機にはマイナスのイメージがあるのかもしれません。


2階出発ロビー
2階の両サイドには、ANA、JALの搭乗ゲートがあり、
その間には「ショッピングモール」、要するに観光土産SHOPがあります。

羽田空港や千歳空港、福岡空港などの「ショッピングモール」では、
両手に袋を持つ人も多く、活気がみなぎっているのですが、
那覇空港では、閑散としています。

人は流れているのですが、何せ買うものがないんですよね。もうやだ〜(悲しい顔)

売っているのは、
・ 泡盛
・ 琉球ガラス
・ ウコン、もろみ酢などの健康食品
・ 沖縄素材の化粧品
・ ちんすこう・サーターアンダギーなどの菓子
・ オリオンビール
・ ブルーシール(アイスクリーム)
・ マンゴー・パパイア・パイナップル・島バナナなどの生鮮果物
・ ゴーヤー・シークヮサーなどの生鮮野菜
などが定番でしょうか。

確かに沖縄らしいのですが、絶対に買って帰りたいものではないんですよ。もうやだ〜(悲しい顔)
しかも、異常に高いexclamation

相場ではなく、堂々と「希望小売価格」で売っています。ちっ(怒った顔)

もちろん、那覇空港ビルディング株式会社が
法外なショバ代を請求しているから、
その分商品に転嫁せざるを得ないのですが、それにしても高すぎます。

同じ品物がJUSCOでも、もっと安く買えるし、
JUSCOを基点にすれば、
もっと安く買える店があちこちにあるわけですから。

琉球ガラスは、見た目はきれいですが、
白い樹脂板の下から明かりを照らす効果で、
鮮やかな色が引き立つのですが、
少し暗い部屋や濃い目のテーブルに置くと、
ドス黒く見えてしまうんですよね。

しかも、ベトナム製なんですよ。
それを考えると高すぎます。

泡盛だって、ガラス瓶だから、全く手ぶらならまだ良いとして、
スーツケースなどの荷物がある人だったら、
帰りのことを考えたら買いたくないでしょう。

泡盛は46酒造所と1組合で150種類以上あるので、
どれが美味しいのか、どういう特徴があるのかも不明でしょう。

ちんすこう・サーターアンダギーなどの菓子だって、
本土の菓子と比較すると、数段味が落ちますよね。

沖縄で食べるから美味しいだけなんですよ。

オリオンビールは、今やアサヒビールの傘下に入り、
本土でも売られるようになりましたから、
沖縄限定ビールではなくなっています。

アイスクリームのブルーシールはあまり美味しくないですよ。
グリコや明治製菓のアイスクリームに負けてしまいます。

マンゴー・パパイア・パイナップル・島バナナなどの生鮮果物は、
高くて古いexclamation

買わないからよけい鮮度が落ちてしまうんですよね。
腐りかけているのもよく見かけますよ。

腐りかけが一番美味しいからでしょうかexclamation&question

生鮮果物は、こんなところで買ったら絶対ダメですよ。

売り場の人は、「どうやって栽培したのか」、「いつ収穫したのか」、
全くわかっていないですよ。もうやだ〜(悲しい顔)

ゴーヤー・シークヮサーなどの生鮮野菜も同様です。

私は、2階の売店でお土産を買うのはとてもお薦めできません。

搭乗ゲートに入ると、JAL、ANAそれぞれに免税店がありますが、
その説明は、「沖縄の免税店」をご覧下さい。


台風
沖縄は台風がつきものです。

今年はまだ7月中旬の台風5号が接近しただけですが、
昨年は5回も上陸か異常接近しました。

そんなときは、航空各社も運行を見合わせ、欠航することになります。

ANAは早々に欠航し、JALはギリギリ限度まで飛び続けますので、
観光客もJALの空席待ちに行列することになります。

「安全」より「金」が目当てのJALですから、
そんな芸当ができるのですが、危ないですよ。

欠航すると、那覇市内のホテルは、たちまち満室になって、
多くの人が那覇空港で夜明かしすることになります。

沖縄の台風は毎年のことだし、
台風が来る時期も7〜9月に集中しているので、
沖縄では一番のドル箱シーズンだし、
観光客も年間を通じて最も高い時期に、
数ある観光地の中からわざわざ沖縄を選んで来てくれるのですが、
台風時の欠航した人たちには、
なぜか冷たい仕打ちが待ち受けているのです。もうやだ〜(悲しい顔)
・ 泊まるところがない
・ 空港でも、毛布などの貸与えは500人程度
・ 土日は夕方5時以降、本土の銀行キャッシュカードが使用不能
・ 台風情報や出発情報、飲食店の情報などが説明不足

これに対し、県が動かないのに業を煮やした民間組織が、
昨年から動き出しました。

「もう二度と沖縄なんか来たくない」
と思う台風時のマイナスイメージを、
「台風のおかげであなたに会えた」
というプラスに変えたいとの取り組みでスタートした
「台風時観光客支援ボランティアヒューマンネットワーク」
というグループなんです。

空港で足止めされた観光客を、民間レベルで支援しようと
無償で一般家庭に宿泊させる全くのボランティアで、
実は私も誘われているんですよね。

現在、まだ30〜40件の民泊登録しかないので、
観光客でもこれを利用できる人は、まだほんの一握りなんですよ。

でも、やらないよりはたとえ少しでも
「出来ることから始める」方が良いでしょう。

昨年実施した問題点は、
・ 観光客への周知
・ 信頼性の確保
・ 受け入れ家庭
を増やすなどがあったのですが、
私が迷っているのには理由が1つだけあるんです。

ボランティアの家庭に宿泊して頂いて、
沖縄料理といえるかどうか食事をご馳走するのは良いとしても、
空港までの往復もボランティアがしなければいけない規約に
なっているんです。

人数や荷物、送迎の時間帯などを考えると、
バンタイプの車なら都合が良いでしょうが、
普通の乗用車だと問題もありますよね。

送迎の時間帯に他の用事が重なることもあるでしょうし、
車の運転は、私の家族では私だけなんですよね。

「送迎」を義務化している現在の規約だと、
なかなかボランティアはしにくいし、
受け入れ家庭は増えないのではないかと心配しています。
posted by RIU at 21:09| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 沖縄といえば「観光」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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