2006年12月06日

優雅なハーブティタイム

近所から、ローゼルを戴きました。

ローゼルについては、昨年記述していますので、
お時間のある方は、ご覧になって下さい。

参考記事
2005年10月18日 沖縄といえば「ローゼル」


ローゼルは、実だけではなく、茎も赤いし、
花はオクラに似ているので、誰にでもすぐに判ります。

 ローゼルの花0612-3.jpg

オクラの花0612.jpg
   オクラの花

 ローゼルの花0612-2.jpg

 ローゼルの花0612.jpg


早速、新鮮なローゼルだけでお茶をつくってみました。

ローゼルの実.jpg

ローゼルの実ー2.jpg
ローゼルティは、
赤い実の中にある緑色の種部分を取り除いて、
湯で沸かすだけですから、とても簡単ですし、
色合いも綺麗で、なにより美味しいのです。

ローゼルティ1.jpg

ローゼルティ2.jpg

甘さと酸味、若干の渋みなどが感じられて、
のど越しもよく、飲みやすく、飽きない味でお奨めですよ。

ローゼルティ3.jpg


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2006年05月18日

人ごとではない自作ハーブティーでの中毒

先日、群馬県前橋市の55歳の女性と孫の3歳女児が、
観賞用植物「カロライナジャスミン」で
自作ハーブティーを作って飲んで、
目の焦点が合わないなどの食中毒症状を訴えて入院した、
と、群馬県食品監視課が発表しました。

2人は5月11日に
自宅で観賞用に栽培していた「カロライナジャスミン」の花に
熱湯を注ぎ、
ジャスミンティーと思い込んで飲んでしまったのです。

幸い2人は快方に向かっているそうです。

「カロライナジャスミン」は黄色のラッパ状の花が咲いて、
ジャスミンと香りが似ていることで
「イエロージャスミン」
とも呼ばれたて“ジャスミン”と名付けられているのですが、
お茶にする「ジャスミン」とは全く別の科の植物なのです。

めまいや呼吸機能低下を引き起こす毒を持ち、
死に至ることもあるようです。


以前、図書館で
「沖縄の動植物の毒性」
という本をたまたま見ていたので、
私も中毒にならずに済みました。

2月に「さんぴん茶」の記事を書いた頃は、
毒性についてはまったく知らなかったので危ないところでした。

ハイビスカスや桑の葉、ドクダミ、クミスクチンの葉、
緑茶、麦茶、ほうじ茶などを
その時の気分で独自に配合して飲んでいるからです。

「カロライナジャスミン」は“ジャスミン”ではないなら、
紛らわしい名前にしてほしくないですよね。

「カロライナジャスミン」は自宅にあるのですが、
自宅庭に住んでいる「ジョロウグモ」にも
神経性の猛毒があると、
前述の本に書かれていました。

自宅で日本最大のクモを発見


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2006年03月28日

沖縄といえば「お茶」〜その16「グァバ茶」

グァバ茶
「沖縄の3大薬草」は
・ ウコン
・ クミスクチン
・ グァバ
と云われていますが、
沖縄人のはたして何人が
「沖縄の3大薬草」を答えられるのか分からないくらい、
沖縄は薬草の宝庫です。

グァバは、
・ ウコン
・ クミスクチン
と並ぶ「沖縄の3大薬草」の1つで、
果実として食用にされるだけではなく、
「茶」としても愛飲されています。

「薬草茶」を大きく分けると、
をお茶にするもの
をお茶にするもの(ウコンなど)
果実の皮をお茶にするもの(かんきつ系)
があります。
「グァバ茶」は葉をお茶にしたものです。


グァバというと、
トロピカルフルーツとしてご存知の方が多いと思います。

ハワイやグアム島、サイパン島などで
果実やジュースとして召し上がった方も多いでしょう。

グァバのタ.jpg
グアバは、高さが2〜5メートルの常緑果樹で、
樹皮はサルスベリのようにすべすべした感じになります。

熱帯および亜熱帯アメリカ、
西インド諸島などで自生していて、
知られているだけでも約150種類もあるようです。

17世紀末には台湾にも既に存在したという記録があり、
沖縄県でも古くから栽培されていたことが
伺い知ることができます。

沖縄では、グアバのことを
「バンジロウ」
とか
「バンシルー」
と呼びます。

漢方では、グアバのことを
「蕃石榴葉(ばんせきりょうよう)」
というので、
これがナマって
「バンジロー」とか「バンシルー」になったと
伝えられています。

沖縄では年中果実が採取できますが、
一番収穫量が多いのは8月〜9月ごろでしょうか。

グアバの樹勢は強健・丈夫で、
5年目くらいから結実するので
実生や接木で繁殖させることが多いです。

グァバの若木.jpg
グアバの栽培は放任で良いので、
ただ栽培場所さえ決めておけば、
勝手に自生しますので、
樹高と剪定だけに気をつける程度です。

グアバの果実や葉は、
古くから日本の沖縄や台湾などで
果実、根、葉が糖尿病、下痢、歯痛、口内炎、胃潰瘍に
効果があるとされて用いられてきました。

グアバ茶は、若葉を切り取り、
天日乾燥させて適当に刻み炒って茶にします。

グァバの花芽.jpg

果実は、品種によっても違うのですが、
・ 球形
・ 卵形
・ 洋なし型
の形をしていて、
梨やリンゴよりも2回りくらい小さく、
黄緑色をしています。
グァバのタ2.jpg

果肉は、
・ 白色
・ 黄色
・ ピンク色
・ 赤色
と品種により様々で、
木の外見上での見分けは困難です。

食感としては、
なめらかな顆粒状の果肉で、
品種によって甘い物や酸っぱい物まであります。

グアバの黄色く熟した果実を
生食か、ジュース、ジャム、ゼリー等で食べるのですが、
生食の場合、果実の中に直径5mm程度の堅い種子が
多く含まれているのですが、
沖縄人の多くは、種をいちいち出さないで、
種も飲み込んでしまうワイルドな食べ方をしています。

長野県や山梨県では、ブドウを食べるときに
種を飲み込んでしまう人が多いと思いますが、
それと同じです。

果実が少し軟らかくなって熟した果実は芳香が強く、
甘酸っぱいトロピカルな香りがします。

ジュースにするときは、皮をむいて、
果肉を種ごとミキサーにかけて、茶こしで漉します。

沖縄では、グアバの茶やジュースが
缶やペットボトルで売られています。


グァバは、古代のインカでは
「聖なる木」と云われていたようですから、
グァバの効用はなかなか凄いのです。

食品成分表(日本食品標準成分表)にも
ビタミンCを最も多く含む食品の欄に
「グアバ」が記載されているのです。

グァバには、鉄分、カルシウム、ミネラル、
ビタミンB、ビタミンCを含んでおり、
タンニンはウーロン茶の6〜7倍も
含んでいるとされています。

可食部のビタミンCは、
レモンの6倍、みかんの8倍も含まれているのです。

グァバの葉は、乾燥してからお茶にして飲むと,
体内に入った糖分や脂肪をエネルギーに変える
(すい臓でのインスリンの分泌を促進する)働きがあると
いわれていて、
・ 血糖値を下げる
・ 糖尿病に効果がある
・ 高血圧などにも効く
・ 下痢、歯痛、口内炎、胃潰瘍、止寫、湿疹改善、
  痒み止め、あせもなどの改善
など、
糖尿や血圧が気になる方などに
特に愛飲されているのです。

また、グァバ茶はアルカリ度が高く、
常飲することで、
より美容や健康維持に役立つともいわれています。

2月 6日 沖縄といえば「お茶」〜その12「沖縄のお茶」
2月 8日 沖縄といえば「お茶」〜その13「さんぴん茶」
2月23日 沖縄といえば「お茶」〜その14「うっちん茶」
2月24日 沖縄といえば「お茶」〜その15「クミスクチン茶」

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2006年02月24日

沖縄といえば「お茶」〜その15「クミスクチン茶」

2月 6日 沖縄といえば「お茶」〜その12「沖縄のお茶」
2月 8日 沖縄といえば「お茶」〜その13「さんぴん茶」
2月23日 沖縄といえば「お茶」〜その14「うっちん茶」

クミスクチン茶
「クミスクチン」とは、
マレー語で「クミス」は「ヒゲ」、
「クチン」は「猫」のことで、
「猫のヒゲ」という意味だそうですが、
花の形が変わっていて、先がとがった円すい状になっていて、
下の方はオシベが白い花の外にまで伸びていて、
それが猫のヒゲを連想されることから名付けられたようで、
沖縄では「クミスクチン」と、そのまま使われています。

薬草研究者によって、大正12年に沖縄に持ち込まれ、
沖縄に自生するようになったと言われています。

6月26日記載 地元市場の「苗」画像
で、「クミスクチン」に少し触れていますので、
お時間のある時にご覧下さい。

・ グァバ
・ ウコン
と並ぶ「沖縄の3大薬草」の1つで、
「クミスクチン」は、「茶」として愛飲されています。

乾燥させた葉茎を煎じて飲みます。

味は若干苦めでドクダミに似ていますが、気にならない味です。

「クミスクチン」単体より、
他のお茶とのブレンドする方が多いかもしれません。

薬効は、
・ 利尿作用
・ 血圧の降下作用
・ 中性脂肪の減少効果
・ 免疫反応の正常化
で、沖縄では「健腎茶」ともいわれる
腎臓の薬草が「クミスクチン」なのです。


豊富に含まれているミネラルの中でも
特に含有量が多いのが「カリウム」です。

その役割は血液や体液の水分貯蔵量を引下げ尿の出をよくする、
すなわち「利尿作用」なのです。

そして血圧を下げるという働きもします。

「利尿効果」といえば
・ 腎臓炎
・ 腎臓結石
・ 膀胱炎
・ 尿道結石
・ 糖尿病
などに効果が期待できる、ということになります。

また血液中や体液中の余分な窒素や塩分、老廃物を
尿と共に対外へ排出する効果があるので、
・ 塩分の気になる方
・ むくみがちな方
・ 水太りの方
・ 汗をかかない方
にも効果的です。

海外でもその効果は知られていて、
ドイツでは「腎臓の薬」として古くから臨床医に使用されていたり、
オランダ、フランス、スイスの薬局方でも
「利尿薬」として扱われているのです。


また「痩せお茶」としても有名です。

ロズマリン酸というポリフェノールによる中性脂肪の減少効果があります。

このポリフェノールは、
食べものに含まれる余分な糖質や脂肪分が
腸の中で吸収されるのを阻害する働きがあって、
「飲み続けることによって中性脂肪が減る」
とされています。

さらに、このロズマリン酸には、免疫力を高める効果があるので、
「花粉症」対策にも有効のようです。

最近、富山医科薬科大学の研究で、
世界各地のクミスクチン採取し、その生理活性作用について実験した結果、
沖縄産のクミスクチンは、特に生理活性作用が強く、
他の地域産では存在しない成分が含まれていることが分かりました。

この成分は抗ガン作用(抗酸化作用)のある成分と言われています。


沖縄の南部の東海岸(太平洋側)に南城市(旧・知念村)があるのですが、
ここは「クミスクチン」が多く栽培されている地域なのですが、
農家の中高年の女性たちの肌艶は、それは驚きの若さで、
それを見るだけで「クミスクチン」効果にすがりたくなるのです。

「クミスクチン」は、花の形状は全く違うのですが、
代表的な沖縄の雑草「タチアワユキセンダングサ」によく似ています。

特別な栽培をしなくても、挿し木で誰でも簡単に増やすことが出来ます。

放任して高さが50cmくらいになった頃合で、枝を切り、地面に挿せば、
冬場以外なら、まず確実に活着して増やすことが出来るのです。

「クミスクチン茶」は高いし、在庫切れが多いのですが、
沖縄では自生するくらいですから、
面倒でも自宅で「お茶」にすればよいのです。

もちろん、我が家にもあります。

posted by RIU at 14:47| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月23日

沖縄といえば「お茶」〜その14「うっちん茶」

2月6日 沖縄といえば「お茶」〜その12「沖縄のお茶」
2月8日 沖縄といえば「お茶」〜その13「さんぴん茶」

うっちん茶
・ 発掘!あるある大事典
・ スパスパ人間学
・ おもいっきりテレビ
などのテレビ番組でも、「ウコン」が何度も取り上げられ、
今や東京の女子高校生でさえ、
その名や効用が認知されるようになりました。

「ウコン」はカレー原料のターメリックのことで、
沖縄方言で「うっちん」と言います。

ですから、「うっちん茶」は「ウコン茶」ということになります。

インドやタイの僧は黄色っぽい袈裟(けさ)を肩に掛けていますが、
これは「ウコン」で染めたものなのです。

カレーの黄色も、ほとんどがウコンの色なのです。

たくあんの天然色素も「ウコン」が多いです。

インドでは紀元前から薬草として使われていたそうです。

世界的にも「ターメリック」として知られ、
料理や染料として使われています。


ウコンの種類
ウコンはショウガ科で、沖縄には下記の3種類があり、
開花の時期やクルクミン成分など薬効が違います。

クルクミンはウコンにしか含まれない薬効成分で、
強力な抗酸化作用があり、肝臓に良いとされています。

ウコンは沖縄の3大薬草
・ ウコン
・ グァバ
・ クミスクチン
の1つでもあります。

1.春ウコン(キョウオウ)
・ 肝機能の強化、免疫力向上、血液浄化、血液安定
・ 根茎の断面が黄色
・ 4〜5月ごろ開花
・ 薬効効果が秋ウコンより強く、食用に不向きで薬用として使われる

2.秋ウコン
・ 健胃作用、対腫瘍、歯周病
・ 根茎の断面がオレンジ色
・ クルクミン成分が最も多い
・ 食用(カレー粉やたくあんなどの天然着色料の原料)として使われるほか、
  衣服の染料などに利用される
・ 7〜8月ごろ開花

3.紫ウコン(ガジュツ)
・ 肝臓疾患、二日酔い、抗酸化作用、抗うつ
・ 根茎の断面がうすい紫色
・ 3〜4月ごろ開花
・ クルクミン成分は無いが、シネオール、カンファー、アズレンなどの
  多彩な精油成分を含め100種類近くの有効成分が含まれている

世界には、約50種類ものウコンがあって、
アジア・インド・中南米などを中心に広い地域で栽培されています。

ウコンはインドが原産で、7世紀ごろ中国に伝わり、
薬草や染料、スパイスなどとして利用されるようになったようです。

沖縄には、南方諸国との交易が盛んだった15世紀頃の琉球王朝時代に
中国から伝わりました。

当時は、貴重だった砂糖とならぶ「専売制」が敷かれ、
王府の厳しい管理下で栽培されていたようです。

市場で売られている「ウコン」.jpg
薬用部分は根茎で、
主成分のクルクミンは漢方でも“上薬”とされるほど
優れた効果があるのです。

根茎の形は、青果の「生姜」の小形バージョンだと
理解して戴ければよいでしょう。

ウコンの開花後、2週間〜1ヶ月後に根茎を掘り出しています。
掘り出さなければ、ウコンは自然に増えてゆきます。
冬場は葉は枯れてしまいます。

ウコン茶は、根茎を洗浄し、
薄くスライスして乾燥させたものを煎じたものです。

スーパー「丸大」の飲料コーナー.jpg
若干の苦味と香ばしさがあって、
沖縄では「さんぴん茶」とともにポピュラーなお茶なので、
缶やペットボトルでも売られています。

「ウコンは沖縄」というイメージが強いのですが、
実際には8割は輸入品で、
中国やベトナム、インドネシア遠くはトンガからも入ってきますが、
“県産”と偽って売られているものが多いです。

ウコンはベトナムからも大量に輸入されてくるのですが、
大丈夫なのでしょうかexclamation&question

ベトナム戦争で、
アメリカ軍が大量の枯葉剤(ダイオキシン)を散布したのですが、
ダイオキシンの毒性は強力で、
1グラムで体重50sの人を1万人殺す力があるといわれていますから、
個人的にはベトナムの土壌汚染がどうなっているのか心配です。

posted by RIU at 19:52| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

沖縄といえば「お茶」〜その13「さんぴん茶」

2月6日 沖縄といえば「お茶」〜その12「沖縄のお茶」

060208さんぴん茶.jpg
さんぴん茶
沖縄のお茶というと、最もポピュラーなのが「さんぴん茶」ですが、
これはジャスミン茶のことなのです。

中国で香りを楽しむお茶「香片茶(シャンペンチャ)」がなまって
「さんぺん茶」になった、と伝えられています。

060208イエロージャスミンの花.jpg
この画像は、我が家のイエロージャスミン(キソケイ)の花で、
今日撮影したものです。

ジャスミンは
・ アラビアンジャスミン(マツリカ、茉莉花)
・ イエロージャスミン(キソケイ)
・ スパニッシュジャスミン(オオバナソケイ)
・ ハゴロモジャスミン
・ マダガスカルジャスミン
・ カロライナジャスミン(ゲルセミウム)
など多くの種類があるのですが、
ジャスミン茶として使われるのは
「アラビアンジャスミン(マツリカ、茉莉花)」のようです。

イエロージャスミン(キソケイ)は“ジャスミンの仲間”というだけなので、
香りはありません。

マダガスカルジャスミンとカロライナジャスミン(ゲルセミウム)は、
ジャスミンとは別の種類になるようです。

“ジャスミン”という名でダマサレて苗木を買ってしまい、
台所の外枠に植えたのですが、どうりでちっとも香りがないはずです。
060208マダガスカルジャスミンの花.jpg
画像は、昨年の初夏に撮影したものですが、
白い大きな花がマダガスカルジャスミンの花で、
右の小さい花が「雲南百薬」の花です。

左側のヘンテコな「実」はマダガスカルジャスミンのツルから
出てきたものですが、一体何なのでしょうかexclamation&question

ジャスミン茶は、
アラビアンジャスミンの葉を夕方になる前に摘み取って、
茶葉への香り付けに使うのだそうです。

緑茶や烏龍茶の茶葉をジャスミンの花びらと混ぜて、
風通しのよい場所で乾燥させて作るのだそうです。


沖縄には「一茶碗茶(チュチャワンジャー)」という言葉があります。

お茶を出されて1杯きりで断るのは良く思われない風習があって、
「もう1杯飲んで行きなさい」
とまた注がれるのですが、これは
「急がなくても、お茶を飲んでいるうちに、
 厄と出会わずに済むようになるよ〜」
という相手を思いやる心を表わした意味をもっているのです。

風水や風情を感じる慣習ですが、最近はあまり聞かなくなった言葉です。

沖縄に、茶の葉を使った「お茶」が伝わったのは、
15世紀頃と言われています。

琉球王朝時代に中国との交易でお茶も伝わり、
中国茶の主に半発酵茶が輸入されていたようです。

当時、琉球中山(ちゅうざん)王国の受入れ港だったのは、
名茶の産地である福建省の福州で、
「琉球福州館」という出先機関があって、
ここで船積みをされていたと伝えられています。

当時のお茶は、漢方薬の薬草として入ってきたようです。

ジャスミン茶は、上品な香りが魅力ですが、
沖縄ではジャスミンの木が多く、
お茶を飲むときには茶碗に、
摘んだ花を浮かべるオシャレな飲み方がされていたようです。

ミネラル分の多い海風や
「太陽ジリジリ(てぃーだかんかん)」の下で飲むのは
「さんぴん茶」がぴったりだ、
と沖縄の先人たちは選りすぐったのでしょうか。


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2006年02月06日

沖縄といえば「お茶」〜その12「沖縄のお茶」

10月 4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月 5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」
10月 6日 沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」
10月 7日 沖縄といえば「お茶」〜その4
「世界のお茶を製法によって4つに分類する」
10月 8日 沖縄といえば「お茶」〜その5「中国茶の種類」
10月12日 沖縄といえば「お茶」〜その6
「中国茶の歴史−@発祥と起源」
10月16日 沖縄といえば「お茶」〜その7
「中国茶の歴史−A茶の始まりと変遷」
10月26日 沖縄といえば「お茶」〜その8
「中国茶の歴史−B茶の製法が発達した唐代」
10月29日 沖縄といえば「お茶」〜その9「中国茶の歴史−C宋代〜明代」
12月30日 沖縄といえば「お茶」〜その10「中国茶の歴史−D喫茶文明が最盛期の清代」
 2月 5日 沖縄といえば「お茶」〜その11「中国茶の歴史−E中国茶の復活」

沖縄は、日本列島の最南西端に位置して、
北東から南西にかけて600kmにも達し
有人島等48、無人島113からなる群島です。

亜熱帯の気候で、気温20度以上の日が8ヶ月、
つまり年間の3分の2以上が“夏”なのです。

沖縄では、様々な薬草を煎じてつくられている薬草茶や、
中国から伝来した中国茶など多種多様なお茶があります。

060206さんぴん茶.jpg
沖縄のお茶
・ うっちん茶
・ 月桃茶
・ さんぴん茶
・ ハイビスカス茶
・ 山城茶
・ ぶくぶくー茶
・ 長命草茶
・ ゴーヤー茶
・ ノニ茶
・ グァバ茶
・ クミスクチン茶
・ アロエ茶
・ ハブ茶
・ シークヮーサー茶
・ ハママーチ茶
・ クマツヅラ茶
・ ギンネム茶
・ 沖縄紅茶

もっとあるかもしれませんが、途中で思い出せば随時追加します。

順番はどうなるかわかりませんが
以上の沖縄のお茶について、書きたいと思います。


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2006年02月05日

沖縄といえば「お茶」〜その11「中国茶の歴史−E中国茶の復活」

10月 4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月 5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」
10月 6日 沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」
10月 7日 沖縄といえば「お茶」〜その4
「世界のお茶を製法によって4つに分類する」
10月 8日 沖縄といえば「お茶」〜その5「中国茶の種類」
10月12日 沖縄といえば「お茶」〜その6
「中国茶の歴史−@発祥と起源」
10月16日 沖縄といえば「お茶」〜その7
「中国茶の歴史−A茶の始まりと変遷」
10月26日 沖縄といえば「お茶」〜その8
「中国茶の歴史−B茶の製法が発達した唐代」
10月29日 沖縄といえば「お茶」〜その9「中国茶の歴史−C宋代〜明代」
12月30日 沖縄といえば「お茶」〜その10「中国茶の歴史−D喫茶文明が最盛期の清代」

1949年に毛沢東が中華人民共和国を建国後、
中国共産党や中国政府は新たに茶栽培に力を入れ、
毛沢東による「山の斜面に茶畑を開くべし」という号令に基づき、
中国のお茶の生産量は1950年代末以降急激に拡大しました。

目覚しい技術革新と茶園の拡大で、
特に烏龍(ウーロン)茶の消費は世界的に急増しています。

また、台湾での茶栽培も活発になりました。
日本でも、一般的に中国茶というと、烏龍(ウーロン)茶のことをイメージする人が多いと思います。
現在の中国では緑茶が主流で、食生活に欠かせないアイテムになっています。

2002年度のデータですが、
世界で生産されているお茶は、年間で約310万トンで、
国別でのランキングでは、
1.インド      83万トン
2.中国       76万トン
3.スリランカ    31万トン
4.ケニア      29万トン
5.インドネシア   16万トン
6.トルコ      15万トン
7.ベトナム      9.0万トン
8.日本        8.5万トン
9.アルゼンチン    6.3万トン
10.バングラディシュ 5.2万トン

種類別では、
紅茶が210万トン、緑茶が68万トン、烏龍茶が16万トンと
7割近くが紅茶の生産となっています。
(コーヒーはお茶ではありません)

ようやく、中国茶の歴史が終わり、次回から「沖縄のお茶」に入ります。


posted by RIU at 13:26| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月30日

沖縄といえば「お茶」〜その10「中国茶の歴史−D喫茶文明が最盛期の清代」

10月 4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月 5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」
10月 6日 沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」
10月 7日 沖縄といえば「お茶」〜その4
「世界のお茶を製法によって4つに分類する」
10月 8日 沖縄といえば「お茶」〜その5「中国茶の種類」
10月12日 沖縄といえば「お茶」〜その6
「中国茶の歴史−@発祥と起源」
10月16日 沖縄といえば「お茶」〜その7
「中国茶の歴史−A茶の始まりと変遷」
10月26日 沖縄といえば「お茶」〜その8
「中国茶の歴史−B茶の製法が発達した唐代」
10月29日 沖縄といえば「お茶」〜その9「中国茶の歴史−C宋代〜明代」


清代(1616〜1912年)に入ると、
中国各都市には「茶館」や「茶楼」が出来、
広東省で現在のスタイルの“飲茶(やむちゃ)”が始まり、
喫茶文化最盛期となります。

また、欧州への茶葉の輸出が始まったことで、
英国の紅茶文化が華やかになり、
英国人にとって紅茶が欠かせない存在になりました。

しかし、英国は茶貿易での銀流出を防ぐために、
インドのアヘンを中国に輸出してお茶を手に入れようとします。

中国側はアヘンの輸入を禁止したため、
アヘン戦争(1840〜1842年)が勃発してしまいます。

これが、清朝を崩壊へと導き、
その後「北京条約」によって、
イギリスやドイツが中国茶貿易の実権を持つようになりました。

そのため、中国茶の輸出が減少し、
中国の茶園や生産施設は荒廃してゆくことになりました。

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2005年10月29日

沖縄といえば「お茶」〜その9「中国茶の歴史−C宋代〜明代」

10月 4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月 5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」
10月 6日 沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」
10月 7日 沖縄といえば「お茶」〜その4
「世界のお茶を製法によって4つに分類する」
10月 8日 沖縄といえば「お茶」〜その5「中国茶の種類」
10月12日 沖縄といえば「お茶」〜その6
「中国茶の歴史−@発祥と起源」
10月16日 沖縄といえば「お茶」〜その7
「中国茶の歴史−A茶の始まりと変遷」
10月26日 沖縄といえば「お茶」〜その8
「中国茶の歴史−B茶の製法が発達した唐代」

闘茶(とうちゃ)が盛んに行われた宋代
宋代(960〜1279年)になると、
茶は「固形茶」「散茶」が主流になり、
さらに製造技術が発展してゆきました。

この時代の朝廷や貴族、上流階層の人たちは、
製造するにも飲むにも手間のかかる
「龍鳳(りゅうほう)茶」と呼ばれる固形茶を尊重していました。

宋代には唐代からあったとされる、
新茶の季節にお茶の“湯色”と“湯花”に関する
「利き酒のお茶バージョン」のような
勝負の「闘茶(斗茶)」が盛んに行われ、
当時お茶好きの人が増えてきたことが分かります。

宋代末期になると「白茶」「龍井(ろんじん)茶」が出現し、
徐々に固形茶がすたれ、散茶の生産量が増えてゆきました。


“茶馬貿易”が盛んになった明代
明代(1368〜1644年)には
百片のお茶で馬1頭と交換できた「茶馬貿易」が盛んになり、
この頃になるとお茶は現在のような嗜好品ではなくて、
軍事力や生活の面で欠かせない重要な存在であったことが分かります。

明代の初めには貢茶制度は廃止され、
貢茶(固形茶)は「茶馬貿易」用となり、
散茶が主流となってゆきました。

当時はお茶の製造方法でも、
釜炒りして作る紗青(しょうせい)茶が完成されました。

明代末期の上流社会では武夷岩(ぶいがん)茶が人気を博し、
発酵茶である紅茶も作られるようになりました。

また、この時代では景徳鎮(けいとくちん)
窯(かま)が開かれたことによって、
茶器に対してのこだわりも大きくなり、
また宜興(ぎこう)の茶壷(ちゃこ)が人気となってゆきました。

さらに1600年代にはヨーロッパへお茶が伝わり、
英国で注目され始めます。

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2005年10月26日

沖縄といえば「お茶」〜その8「中国茶の歴史−B茶の製法が発達した唐代」

10月 4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月 5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」
10月 6日 沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」
10月 7日 沖縄といえば「お茶」〜その4
「世界のお茶を製法によって4つに分類する」
10月 8日 沖縄といえば「お茶」〜その5「中国茶の種類」
10月12日 沖縄といえば「お茶」〜その6
「中国茶の歴史−@発祥と起源」
10月16日 沖縄といえば「お茶」〜その7
「中国茶の歴史−A茶の始まりと変遷」


唐代(618年〜907年)
この時代になると、中国全土でお茶が栽培されるようになり、
喫茶の習慣は王侯貴族から民間にまで広がり、
当時大都会であった長安や洛陽では、
どんな家庭でもお茶を飲む習慣が出来てきました。

当時のお茶は、
蒸した柔らかい茶葉を臼でついて圧縮し、
固形茶として乾燥させて保存する「団茶(餅茶)」という製法でした。

それを砕いて粉末茶にして、湯を入れて飲んでいた、
と伝えられています。

その他には、蒸した茶葉をそのまま乾燥させて散茶にしたり、
生葉を炒って仕上げる製法もあったようです。

この時代では、喫茶の風習がどんどん広がって、
茶館などが出現しています。

李白をはじめ多くの詩人、文豪が現われて文芸を盛んにし、
文人らに親しまれることでお茶の生産と消費が拡大してゆきました。

社会的にも“お茶”が認知され、
経済的にも貢献するようになったのです。

日本にお茶がもたらされたのも、この時代で、
「行基(ぎょうき)」が日本に初めて茶樹を植えた、
と伝えられています。

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2005年10月16日

沖縄といえば「お茶」〜その7「中国茶の歴史−A茶の始まりと変遷」

a href="http://okinawa-banana.seesaa.net/article/7704943.html" target="_blank">10月4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」
10月6日 沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」
10月7日 沖縄といえば「お茶」〜その4「世界のお茶を製法によって4つに分類する」
10月8日 沖縄といえば「お茶」〜その5「中国茶の種類」
10月12日 沖縄といえば「お茶」〜その6「中国茶の歴史−@発祥と起源」

漢代〜三国時代〜晋代〜南北朝時代〜隋代

漢代(紀元前202〜AD220年)
まだお茶としての飲用としてではなく、
「薬」として扱われていました。

三国時代(220〜280年)
お茶が飲用として始まった、とされています。

茶道の開祖と言われている陸羽の「茶経」によって、
中国茶の歴史が始まりました。

それ以前は、文献がなく、はっきりしていません。

「三国志・呉志」の中に、「茶をもって酒に変える」とあり、
茶を飲料とした喫茶が広がり始めたことが明らかになっていることから、
三国時代にはお茶が飲料として飲まれていたことが分かります。

晋代(265〜420年)
お茶の産地が、四川省から各地へ広がってゆきます。

東晋の元帝の時代(322年)には、
安微省で始めて貢茶(皇帝に献上するためのお茶)があった、
という記録があり、お茶は上流社会での嗜好品とされていました。

南北朝時代(439〜589年)
四川省から湖北省、安微省、江蘇省、浙江省まで
お茶の産地が広がりました。

隋代(581〜618年)
一般社会でもお茶が飲まれるまで普及してきました。

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2005年10月12日

沖縄といえば「お茶」〜その6「中国茶の歴史−@発祥と起源」

10月4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」
10月6日 沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」
10月7日 沖縄といえば「お茶」〜その4「世界のお茶を製法によって4つに分類する」
10月8日 沖縄といえば「お茶」〜その5「中国茶の種類」


お茶の発祥と起源

世界各国で、今やふつうに飲まれているお茶ですが、
もともとは中国が発祥の地と言われています。

唐代に陸羽(リクウ)によって著された
「茶経(チャキョウ)」
によって、
紀元前数百年までさかのぼる「茶の歴史」が明らかになっています。

茶樹の原産地はベトナム、ミャンマー等と国境に位置する
雲南省西双版納(シーサンハンナ)をはじめ、
貴州省、四川省とされています。

起源伝説としては、今から5000年前に、
神農(シンノウ)という、
後に漢方薬の始祖として祀られる伝説の神が、
「山の中のあらゆる草木を食べて薬効があるかないかを区別した」
とされています。

その結果、
「茶の葉を噛むことで解毒作用がある」
と伝えられ、茶は最初に薬として利用され始めた、ということです。
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2005年10月08日

沖縄といえば「お茶」〜その5「中国茶の種類」

10月4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」
10月6日 沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」
10月7日 沖縄といえば「お茶」〜その4「世界のお茶を製法によって4つに分類する」

中国茶は茶葉と水色で6種類に大別される

【緑茶】
・ [不発酵] 春草、豆、栗の香り

 緑茶は茶葉が持つ酸化酵素の働きを抑えて作る不発酵茶です。
 大半が釜炒りするため、
 水色(入れたお茶の色)は「緑」というよりは「淡黄色」です。
 渋みはなく、豆や栗に似た淡い風味があります。


【白茶】
・ [弱発酵] 梅の花、淡い果実香

 茶葉が産毛に覆われて白く見えるので「白茶」と呼ばれます。
 生産量、種類ともに少なく、産地も福建省に限られています。
 茶葉を自然にしおれさせ、弱く発酵させて作るため、
 水色は黄色で甘い香りがします。


【青茶】
・ [半発酵] 花、果実、蜜、乳など甘い香り

 烏龍茶のことです。
 産地は福建省、広東省、台湾です。
 茶葉の持つ酸化酵素の働きを促して作るため、
 「半発酵茶」と定義されます。
 青茶とは、摘んだ葉を日光にさらして発酵を促すとき、
 葉が青く変色することから、そう呼ばれています。


【紅茶】
・ [完全発酵] 蜜や果実など甘い香り

 烏龍茶が発酵を途中で止めるのに対して、
 紅茶は100%発酵のお茶です。
 中国紅茶は渋みが少なく、蜜のような香りが特徴ですが、
 雲南大葉種で作る紅茶だけは、やや渋みが感じられます。


【黒茶】
・ [後発酵] ハスの葉、樹木

 いったん緑茶に仕上げたお茶を多湿の場所に置き、
 微生物発酵させて作ります。
 熟成香を放ち、濃厚な色の茶液になるため、黒茶と分類されます。
 雲南省、広西壮族自治区で生産されます。


【黄茶】
・ [弱後発酵] 乾いた果実香

 生産地が四川省と湖南省のごく一部に限られた希少なお茶です。
 緑茶と同じように仕上げたお茶を、
 乾燥させる途中で1〜3日湿度のある状態に置き、
 弱い微生物発酵を起こして仕上げるため、茶葉が黄色くなります。

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2005年10月07日

沖縄といえば「お茶」〜その4「世界のお茶を製法によって4つに分類する」

10月4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」
10月6日 沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」


世界のお茶を製法によって4つに分類する
【不発酵茶】
・ 日本茶
・ 中国緑茶

茶葉は摘んで放っておくと、酵素の働きで酸化(発酵)してしまいます。

これを止める方法が「加熱」です。

緑茶は、摘んだ葉をすばやく加熱して酸化を止めて作ります。

綺麗な緑色をしているのは酸化を止めたせいです。

茶葉に大量に含まれるカテキンが酸化せずに保たれ、
緑色の素のクロロフィルをも保つからなのです。

日本茶と中国茶では加熱方法が違います。

日本茶の多くは茶葉を蒸しますが、
中国緑茶は、高温に熱した釜で炒るのが一般的です。


【発酵茶】
・ 烏龍茶
・ 紅茶
「発酵」は一般的には微生物発酵を指すのですが、
発酵茶は茶葉の持つ酵素による自然酸化をさせたお茶
という意味になります。

茶葉を日光にさらし、
揺らすなどして酸化を促して作る烏龍茶や紅茶が発酵茶です。

このプロセスが、花や果物に例えられる香りをもたらし、
カテキン類を減少させて独特の甘みを生むことになります。

紅茶は完全発酵、烏龍茶は半発酵と言われますが、
烏龍茶には15%程度とごく軽い発酵のものから、
80%ほど発酵させた紅茶に近いものまであります。


【後発酵茶】
・ 普洱茶
・ 阿波番茶
・ 碁石茶
・ 黄茶
・ ラペソー(タイ)

いったん緑茶に仕上げたお茶を微生物発酵させたものを、
烏龍茶や紅茶と区別して「後発酵茶」と呼びます。

有名なのは中国雲南省産の普洱茶ですが、
日本で古くから作られている阿波茶、碁石茶も同一種です。

緑茶や紅茶を多湿な場所で発酵させるので、
中国南部から東南アジアが主な産地になります。

ゆっくり時間をかけて発酵させると風味が良くなることから、
年数を経たものは「陳年茶」と言われて高値になっています。


【着香茶】
・ ジャスミン茶
・ 竜眼紅茶
・ ライチ紅茶
・ アールグレイ

紅茶や緑茶、烏龍茶に花や果物の香りを吸着させたお茶です。

フレーバーティーというと、ヨーロッパを連想しますが、
中国では17世紀から、台湾でも20世紀初頭から作られていました。

代表格はジャスミン茶です。

最近の中国茶ブームでは
ライカ紅茶やモクセイ(桂花)の香りの桂花烏龍茶が
人気を呼んでいます。

もともと香りの薄い下級茶の価値を高めるための知恵だったようですが、
今では本物の花ではなく、
人工香料で香り付けされたものが多く出回っているそうです。


posted by RIU at 22:35| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月06日

沖縄といえば「お茶」〜その3「チャとティーの語源」

10月4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」
10月5日 沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」


お茶を「チャ」と呼ぶか「ティー」と呼ぶか?
お茶を表す名詞は、大きく分けると下記の2系統に分類され、
お茶が伝えられたルートと深い関係があります。


1.中国の広東語系の「CHA(チャァ)」
  16世紀にポルトガルが中国とヨーロッパとの海上交易を始め、
  その港は広東省の香港とマカオだった関係で、
  ポルトガルでは、お茶を「CHA(チャ)」と言います。
・ インド(CHAI)
・ ロシア(CHAI)
・ トルコ(CHAI)
・ アラビア(SHAI)
・ ヒンドゥ(CAY)
・ 日本の「茶」は、奈良・平安時代に遣唐使や留学僧から伝わりました。

  琉球から中国への進貢貿易が始まったのは14世紀後半で、
  特に14〜16世紀は大交易時代とよばれ、
  中国との進貢貿易を柱に、
  日本・朝鮮・東南アジア諸国を結ぶ中継貿易が展開した時代でした。

  中国からは御冠船とよばれる冊封使をのせた船、
  また琉球からは進貢使や留学生をのせた船がさかんに往来しています。

  この時期にお茶は中国から直接導入されたはずで、
  お茶の導入は日本より早かったと思われます。


2.中国の福建語系の「TE(テー)」
  17世紀に入ると、アジア交易の覇権はオランダが握り、
  福建省の厦門(アモイ)港を拠点にします。

  お茶は、福建方言で「TE」、厦門方言で「TAI」と言います。

  オランダ東インド会社は、ジャワ近辺にも大きな拠点を置いて、
  お茶や香辛料、絹織物などの中国を始めとする
  東南アジア産品もヨーロッパに持ち込みました。

  マラッカ海峡に面した現在のインドネシア、マレーシア一帯には
  福建省出身の華僑が多く移住して交易に関わり、
  現在に至っていますが、マレー語でもお茶は、「テー」と言います。

  オランダにはこれがそのまま伝わったようで、
  「THEE(テー)」と呼ばれています。
・ マレーシア(TE)
・ イギリス(TEA)
・ ドイツ(TEE)
・ スウェーデン(TE)
・ フランス(THE)
・ スリランカ(THEY)
・ 南インド(TEY)
posted by RIU at 12:16| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月05日

沖縄といえば「お茶」〜その2「中国茶と日本茶の違い」

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10月4日 沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」

沖縄で飲まれているお茶を紹介する前に、素朴な疑問が湧きました。
「そもそもお茶とは?」

図書館で「お茶」の本を数冊借りてきましたので、
お茶の歴史や種類など基本的なことを調べてから、
沖縄のお茶を紹介することにします。


中国茶と日本茶の違い
普段飲んでいる中国茶も日本茶もインドの紅茶も、
全て同じ種類の樹の葉であって、
加工方法によって、違うお茶になっている
のです。

茶樹は、ツバキ科ツバキ属の常緑低木である、
カメリア・シネンシス【学名Camellia Sinensis】で、
画像のように小ぶりの白い椿のような花が咲きます。

椿と同様に実がなり、絞れば油も取れるようです。

茶葉の原産地は中国南部の雲南省という説が有力で、
雲南省には茶樹の原生林があり、
古いものは樹齢800年を数えるそうです。

カメリア・シネンシスには、
・ 中国種(var sinensis)・原産地「中国」
・ アッサム種(var assamica)・原産地「インドのアッサム地方」
の2つの系統があります。

この2系統は、葉の大きさに大きな違いが見られます。
・ 中国種は葉の大きさが長さ6〜9cm、幅3〜4cmと
  小型で緑茶向き
・ アッサム種は葉の大きさが長さ12〜15cm、
  幅4〜5cmと大型で紅茶などの発酵茶向き

茶葉を使ったもの以外に、
・ 麦茶
・ どくだみ茶
・ ハーブティー
なども「茶」と呼ばれています。

「煎じて、リフレッシュなどのために飲むもの」
ということが茶葉と共通していることで、
『茶』と総称されているようです。

なかなか奥が深そうです。もうやだ〜(悲しい顔)
posted by RIU at 22:04| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 沖縄といえば「茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月04日

沖縄といえば「お茶」〜その1「緑茶」

051004奥の茶畑.jpg
051004奥みどり2.jpg051004奥みどり1.jpg


沖縄は「薬草の宝庫」と言われるほど多くの薬草が自生しています。

強い紫外線を浴びて育つ沖縄の薬草や野菜、果物には
活性酸素を抑える抗酸化物質やミネラルが豊富に含まれますが、
これらの料理やお茶を使う食生活が
沖縄の長寿の要因の一つとも言われています。

「緑茶」というと、静岡茶や宇治茶、八女茶などを連想しがちですが、
沖縄でも緑茶を栽培・生産しているのです。

「緑茶」の産地は沖縄本島北部の山原(ヤンバル)に主に3ヵ所あり、
・ 奥集落では『奥みどり』
・ 石川市の山城集落では『山城茶』
・ 宜野座村では『やんばる茶』
が生産されています。

このうち、奥集落が最大の生産量で、
ここだけで年に約20トンが収穫されています。

例年3月中旬に“一番茶”が収穫されますが、
これは日本で一番早い茶摘なんです。

茶の収穫は“四番茶”まで行われ、7月頃まで続きます。

収穫された茶葉は、製茶工場に運ばれて蒸した後、
乾燥などの工程を経てパックに詰められます。

奥で茶を生産している農家は17軒あり、
そのうち7軒が早生品種の『印雑』を栽培し、
10軒は『ゆたかみどり』のを栽培しているようです。

奥集落の1月の平均気温は約15度ですが、この寒さ?でも、
「冬の間じっくりとうまみを蓄えた一番茶が最も美味しい」
と言われています。

肝心の「味」は、香りが高いことが特長で、
全国的にも評判が良く、
一部は静岡や福岡へも出荷されて、
静岡茶や八女茶に化けているくらいです。

画像は、「奥集落の茶畑」と「奥みどり」です。

「奥みどり」は国道58号線沿いの奥共同売店や
高速道路(沖縄自動車道)の終点・名護近くの道の駅「許田」でも
買うことができます。

空港売店ではあまり見かけないかもしれません。


沖縄では、コーヒー、紅茶も栽培しているのですが、
烏龍茶の栽培だけは聞いたことがないですね。


沖縄本島で国道58号線と言えば、
通らない人はいないと断言できるくらいの「大動脈」なのですが、
この58号線は沖縄だけにあるのではないのです。

鹿児島県鹿児島市から沖縄県那覇市へ至る一般国道なんです。

途中、種子島、奄美大島を経て、沖縄本島に達するのですが、
海を飛び越えた国道なのです。

奄美大島から海を飛び越えて、
沖縄本島の奥集落の橋の上に上陸して、
ここを沖縄の基点にして、
那覇市の明治橋のたもとが沖縄の58号の終点
なんです。

そこまで来たら、中途半端にしないで、
糸満市まで通して、
海を渡って、久米島〜宮古島〜石垣島〜与那国島で
終点にして欲しかったですね。

鹿児島市内での58号線は、約700mほどらしいですよ。
posted by RIU at 23:30| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 沖縄といえば「茶」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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