2007年10月26日

「OPP」は“オッパッピィ”の略ではない!E

喫茶店のモーニングというと、
1970年代から80年代にかけて、
国民の9割が中流階級意識を持っていた時代では、
近所のオジさんやオバさんが、
新聞や週刊誌を熟読するぜいたくなひと時でしたが、
格差社会になった現在でも、
名古屋や岐阜の喫茶店では「モーニングサービス」といって、
ドリンクがサービスで付いてくるくらいの
充実した内容になっているようで、
なぜか「うどん」とか「茶碗蒸し」付きのもあるそうです。

愛知県は今やTOYOTAで有名ですが、
ひと昔前は繊維業が栄えていて、
その商談を喫茶店で行うことが多かったらしく、
この地域の喫茶店のサービス競争が激化しているようです。


また、喫茶店というと、
レモンジュースのことを「レスカ」といって、
3〜4mmの薄いレモン輪切りが載せられているだけで、
かつては嬉しいものでした。

ヘビーな色のメロンソーダは論外ですが、
輪切りレモンだって、
防カビ剤で汚染されたサンキストに違いないわけですから、
「残留農薬付きサンキストレモンに
 中国産ハチミツや合成シロップ、砂糖などで甘味をつけ、
 炭酸水で割った飲料」

が“レスカ”の正体であって、
期限切れ材料使用で凋落した不二家が、
レスカを商品化しただけのことはありますね。

でも、こうして考えると、
はたして喫茶店で安全なドリンクや食べ物はあるのでしょうかexclamation&question

posted by RIU at 13:24| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 危険な農薬・ポストハーベスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月25日

「OPP」は“オッパッピィ”の略ではない!D

今朝の朝刊に、
「果物で脳卒中かかりにくく 喫煙者は効果鈍る」
という記事が出ていました。

「果物を毎日たっぷり食べる人は、
 脳卒中や心筋梗塞といった循環器の病気にかかりにくい」

という疫学調査結果を、
厚生労働省研究班が発表したのです。


一方、今年の4月19日には、
サンキストレモンの自主回収の記事が
以下のように出ていました。

生鮮レモン自主回収のお知らせ
このたび、米国サンキスト・グローワーズ社から
輸入した生鮮レモンのうち、
輸入時のサンキストパシフック社(日本法人)自主検査の結果、
平成19年3月23日に輸入した
ベンチュラパシフィック選果場(パッキングハウス)の
San Marcos(サンマルコス)ラベルの一部から、
日本の基準値を上回る防カビ剤(イマザリル)が
検出されました。
検出された数値は、厚生労働省の基準値である
0.0050g/kgを0.00195g/kg上回るものでありました。
この数値については、国連の残留農薬会議(JMPR)が定めた
許容1日摂取量と比較すると、
健康被害は発生しないと考えられます。

私たちは、本件発覚後サンキストパシフィック社と協議の上、
ただちに以下のことを実施しております。
全てのレモンの選果場での作業記録および作業工程の
調査を実施致しております。(サンキストパシフィック社担当)
本件について、行政に報告するとともに、
該当する出荷分を直ちに自主回収し、
当該レモンについての出庫停止を行いました。(IPM西本社担当)
現在、日本に輸入された全てのブランドについて
自主検査を行っております。(2社共同)



要するに、
「毒が基準値を上回ったからといって、
 即座に死んだり病気になることはないよ」

という内容なわけです。

ですから、
「果物は健康に良いよ」
というのは広く知られていることですが、
 ・ 価格が高いか安いか
 ・ 美味しいかマズイか
という論点ではなく、
「見かけは立派だけど、食べても大丈夫なのexclamation&question
という原点で考えないといけないのです。


レモンというと、
「レモンイエロー」というくらい果皮が黄色ですが、
レモンは収穫時は緑色で、熟すにつれて黄色くなるのです。

輸入レモンは船便で輸送される間に追熟したり、
輸入バナナと同様にエチレン処理による追熟加工で
黄色くなっていますから、
国産のレモンの多くは緑色をしているのです。

だからといって、
緑色の国産レモンなら何でも良いのではなく、
「どうやって栽培されたかexclamation&question
を吟味しなければなりません。

柑橘類には、カミキリムシなどの害虫が
わんさか押し寄せることで、
ほとんどの果樹農家は、
水溶性農薬(殺虫剤)を散布するのですが、
果実が真っ白になるくらい殺虫剤がかかっているのです。

ですから、
「みかん狩り」に行って、
「みかんをもいで、皮をむいて食べる」
単純な食べ方であっても、
「汚染された皮を触った手で、果肉をつかんで口に入れる」
ということは、
「トイレに行って、手洗いをしないで手づかみで食べる」
より、
ある種、ひどいことなのかもしれないのです。

「そんな細かいこと言ったって…」
と思われるかもしれませんが、
スーパーで売られている「100%オレンジジュース」などは、
天然であっても、濃縮果汁還元であっても、
ほとんどのジュースは、
「汚染された皮ごと圧搾している」
のですから、
“各種農薬入りジュース”
なわけで、
こうやって考えると、
輸入小麦も汚染小麦ですから、
パンやうどん、スパゲティ、ラーメンなど
戦後、日本人は米国農業の小麦生産過剰のツケを回されながら、
いつしか「米離れ」になったとか、
農薬や食品添加物の蓄積が
キレる子供が増加している要因だとか、
農業の命でもある“種”が、
いつしか品種改良されて、1代もののF‐1種にされてしまい、
毎年種を買わざるを得なくなったとか、
トウモロコシなどの輸入飼料までさかのぼった
穀物ベースでの日本の自給率は28%で、
世界173カ国中124番目で、
砂漠の国サウジアラビアより低いとか、
日本農業のひん死的状況が、
日本社会に与えている影響って、
ものすごく大きいものに思えてくるのです。

明日に続くかも。

posted by RIU at 14:48| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 危険な農薬・ポストハーベスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月24日

「OPP」は“オッパッピィ”の略ではない!C

昨日のBの続きです。

発ガン性の防かび剤「OPP(オルトフェニルフェノール)」は、
輸入のレモンやオレンジ、グレープフルーツなどに
使われていて、
 ・ 遺伝子損傷、変異原性がある
 ・ 経口による動物実験で肝臓障害
 ・ ヘモグロビン量の低下
 ・ 腎臓、尿細管の異常
 ・ 体重抑制、成長抑制
 ・ 寿命の短縮
 ・ 腎臓ガン、膀胱ガン発生の報告がある
 ・ 環境ホルモンとしての疑いがある

という、
安全性とかけ離れた“毒”そのものですから、
日本同様にアメリカ国内でも
「発ガン性がある」
として使用が禁止されている
のです。

“毒性”を承知で、
アメリカが輸出用だけに使用するのは、
「長い船輸送の間、カビの発生や腐敗を防ぐため」
という単純な理由なのです。

アメリカは日本の約25倍の面積ですから、
生産地から輸送や貯蔵蔵などを経由して
販売店の店頭で売りきれるまでの期間は
約2週間かかるといわれています。

一般の果物なら収穫後3〜5日もたてば傷んでしまいますから、
アメリカでは、国内であっても
果実が日持ちするような薬剤散布は当たり前の国なのです。

これが海外向けだとさらに時間がかかり、
例えば、カリフォルニアから日本へ船便で輸出すると、
日本に到着するまで約3週間はかかりますから、
輸出にはさらに強烈に日持ちのする薬剤散布が
必要とされているわけです。

日本政府や厚生労働省は、
「OPP」などの毒性を充分に認識しながら、
日米間の貿易収支など政治的な背景で、
黙認しつづけているわけです。

防カビ剤の「OPP」や「TBZ」は、ワックスに混ぜられて、
柑橘類の果皮に塗られているのはご存知の通りですが、
毒性の強い殺菌剤の「イマザリル」も
一緒に使われていますから、
輸入果実の皮は毒だらけです。

「OPP」や「TBZ」で問題なのは、
果実の皮だけではなく、
薬剤が浸透して果肉にも残留してしまうことなのです。

日本では、
神奈川県、千葉県、東京都などで
貝の「アオヤギ」が原因と疑われるコレラ感染者が
多数発生した1991年(平成3年)に、
「新食品添加物表示法」
が施行され、
危険性の高い食品添加物の物質名の表示を義務付けたことで、
「OPP」は、それまでは単に「防カビ剤」だったものが、
現在では「防カビ剤:OPP」となっています。

つまり、日本政府や厚生労働省は
「OPP」の危険性を充分認識した上で、
消費者に選択を任せるという
無責任な逃げ道をつくったわけです。

小泉・前総理が、米国産牛肉の輸入再開で、
「購入するかどうかは消費者の判断」
と言ったことが思い出されますね。

また同様に、輸入バナナ等には
「TBZ」という防カビ剤が使用されていますが、
「微量でも精子に障害を与える」
ことが、
5年前の2002年(平成14年)に
京都府立大学から発表されていますし、
また、東京都立衛生研究所のラット実験では、
胎児の奇形性が確認されているのです。

動物実験によるヒト推定致死量は
20〜30gといわれていることで、
「オレンジやグレープフルーツを
 1万個食べるわけじゃないから大丈夫だ」

というノー天気な人まで出ているようですが、
この論法は、
「青酸カリを服用して即死するか、
 ヒ素やトリカブトを微量飲まされ続けて寿命を縮めるのか」

というようなもので私はナンセンスだと思います。

日本の国民は
「濃度がどうあれ、毒リンゴを食べる白雪姫状態にある」
のは、間違いないのですから。


1995年(平成7年)にWTO(世界貿易機関)が発足し、
国際基準をクリアしている食品の輸入を
加盟国は拒否できなくなりました。

国際基準を決定しているのは
コーデックス(FAO WHO合同食品企画委員会)ですが、
この基準のなかには
ポストハーベストを認めているものがあります。

アメリカはさらに輸出を拡大しようと
コーデックスに働きかけ基準を緩めようとしています。

このままでは、
危険な輸入農産物はますます増える傾向にあり、
国や世界で決められた基準は、
「国民の健康より政治的判断による」
ことになり、
“安全基準”は信頼できないものになりそうです。

こうなってくると、
防カビ剤が使用されていない国産の柑橘類、
 ・ ミカン
 ・ ハッサク
 ・ イヨカン
 ・ 夏ミカン
 ・ カボス
 ・ 柚子(ユズ)
 ・ キンカン
 ・ スダチ
 ・ デコポン
 ・ レモン
 ・ シークヮーサー
 ・ タンカン
 ・ カーブチー

などを見直し、
さらに、高くついても
JASマークの付いた無農薬栽培のものを
生産地から取り寄せたりするのが、
最も安全・安心な方法でしょう。


明日に続きます。

posted by RIU at 10:56| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 危険な農薬・ポストハーベスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月23日

「OPP」は“オッパッピィ”の略ではない!B

昨日の続きです。

日本では、「OPP(オルトフェニルフェノール)」は
もともと農薬として使われていたのですが、
あまりに毒性が強いことで、
1969年(昭和44年)に使用禁止になっています。

1975年(昭和50年)、
農林省(当時)が輸入果実から「OPP」を検出したことで、
汚染果実を全て廃棄処分としたのですが、
当時は、「MADE IN JAPAN」が世界的に
「安かろう悪かろう」という評価から
“高品質”に移行する過程の時期で、
国産の自動車や電化製品がアメリカに大量輸出され、
日米間で貿易不均衡問題が生じている最中で、
それを解消する手段の1つとして、
柑橘類の輸入がされていましたから、
「OPP」散布の果実が廃棄処分された行為について、
当然のごとくアメリカは激怒して、
日本政府に「OPP」の使用許可を迫り、
「OPPの使用を認めなければ、
制裁措置として自動車や電化製品の輸入を制限する」

という、
北朝鮮なみの恫喝を仕掛けてきたわけです。

日本政府はオタオタして対応に苦慮し、
ついに1977年(昭和52年)4月に、
日本では農薬を収穫後の果実に使用することは禁止しているので、
「OPP」を「食品添加物」とする
という屁理屈で、その使用を認めてしまったのでした。

1つ許可すると、もうなし崩しに許可するハメになり、
翌年の1978年(昭和53年)には、
防かび剤の「TBZ(チアベンダゾール)」の使用まで
認めてしまったのです。

これを契機に、
サンキストのオレンジやレモン、さらにグレープフルーツが
雪崩(なだれ)を打って日本に大量輸入することになり、
全国のスーパーに置かれるようになり、
それは同時に、
日本の消費者は残留した危険な化学物質を
日常的に摂取させられることになり、
現在に至っているわけです。

東京都立衛生研究所が飼料に「OPP」を1.25%混ぜ、
ラットに食べさせた毒性試験を行ったところ、
83%に膀胱ガンが発生し、腎臓障害も見られました。

また、柑橘類とバナナに使われる防カビ剤「TBZ」を、
毎日ラットに体重1kg当たり0.7〜2.4g食べさせたところ、
胎児に外表奇形と骨格異常(脊椎癒着と口蓋裂)が現れ、
催奇形性が確認されています。

その重要な結果を厚生省(当時)は無視し、
厚生省が独自に再実験を行いexclamation&question
「発ガン性も催奇形性も認められない」
という、いつものウヤムヤに持ち込まれ、
当然、「OPP」の使用禁止には至らず
現在に至っているわけです。

厚生省(当時)の再実験による「安全性」が本当なら、
厚生労働省の食堂や職員の家庭で、
ぜひ毎日使用してほしいものですね。


明日に続きます。

posted by RIU at 14:46| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 危険な農薬・ポストハーベスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月22日

「OPP」は“オッパッピィ”の略ではない!A

昨日の続きです。

レモンの国産比率は5%にも届きませんから、
国産レモンの果実の多くは
生産地近郊で地産地消されてしまって、
都心のスーパーではなかなか見かけることが少ないわけです。

日本でのレモンの栽培地は、
基本的に酸性土壌の柑橘類の栽培地と同じですが、
レモンは潮風に強いために、海岸沿いでの栽培も可能なので、
沖縄でも栽培する農家がいます。

成木した1本の木から
100個〜150個ほどの果実が採れるそうなので、
私も興味はあるのですが、
レモンなどの柑橘類の自然栽培では、
カミキリムシを始めとした害虫がわんさかと押し寄せたり、
またレモンの木は
根から他の植物を枯らす作用のある成分を放出するらしいので、
バナナやコーヒーと同じ区画での栽培は避けて、
シークヮーサーなどの柑橘類とまとめた区画で
栽培する必要がありそうです。


国内で販売されているレモンは、
ご存知のようにほとんどがアメリカなどからの輸入品です。

レモンと言えば「サンキスト」ですが、
「サンキスト・グロワーズ・インコーポレーテッド
 (=サンキスト社)」
は、
1893年(明治26年)にアメリカ・カリフォルニア州において
設立された農業協同組合で、
現在はカリフォルニア州及び、アリゾナ州の
約6,500の生産農家から構成されている、
世界で最も歴史のある柑橘類生産出荷団体の1つなのです。


日本では、収穫後の農作物に
農薬をかけることは禁止されているのですが、
外国では、収穫した穀物、果物、野菜などを貯蔵したり、
輸出する場合に、
農薬をかけることが一般的で、
これがポストハーベストといわれるものです。

ポストハーベストは、
 ・「ポスト(〜の後)」
 ・「ハーベスト(収穫)」

を組み合わせた造語で、
「収穫した作物に農薬処理を行うこと」
を意味しています。

海外から輸入される
 ・ 小麦、大豆、米、とうもろこしなどの穀物
 ・ オレンジ、レモン、バナナといった果実類
 ・ ジャガイモ、カボチャといった野菜類

など、
ほとんどの輸入農作物には
ポストハーベスト農薬の恐れがあるわけです。

海外から輸入される生鮮野菜は、
食品衛生法にしたがって
厚生労働省が残留農薬を検査するのですが、
「またまた中国野菜から残留農薬が検出された」
などの報道が、今や日常的になってきましたね。

「収穫後に農薬をかけるなんて、
 どうしてそんなよけいなことするのexclamation&question

というのは、
輸送中に害虫やカビの発生による品質低下を防ぐなど、
農作物を長期保管・品質保持するために、
わざわざお金をかけて農薬をふりかけているわけです。

ポストハーベスト農薬は、
生産現場で使われる農薬と基本的に同じ成分ですが、
収穫した農作物に直接ふりかけたり、
薬液に作物を漬けこんだりするので、
収穫前に農薬を散布する場合に比べて、
農薬残留度は限りなく高くなることが、
「汚染されたものを口から体内に入れるのだから、
 どう考えても人体に良いわけがない」

ということになるわけです。

ポストハーベスト農薬の目的は、
「病害虫除けと品質保持」
にありますから、
台所で調理する時点まで必ず残留しているわけです。

残留していなければ意味がありませんからね。

柑橘類などの防カビ剤として使う「TBZ」は催奇形性、
「OPP」は発ガン性があり、
穀類では有機リン系の殺虫剤が多く、
神経系を侵し、環境ホルモンの作用もあるので危険なのですが、
輸入時に行われる「くん蒸処理」は、
これとは別に行われています。

穀類や豆類の「くん蒸処理」は、
作物の内部に入り込む虫まで殺せる、
発ガン性がウワサされる臭化メチルが使用されています。

そのため、輸入米には、コクゾウムシが1匹もいないし、
「美味しいか、マズイか」
という論点とは違うように感じるのは私だけでしょうかexclamation&question

沖縄産バナナが、完熟後すぐに真っ黒くなるのに、
2週間以上も前に収穫されているフィリピンバナナは、
みごとな色と形をして、
全国のスーパーに陳列されているのは一体なぜでしょうかexclamation&question


明日に続きます。

posted by RIU at 11:14| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(2) | 危険な農薬・ポストハーベスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月21日

「OPP」は“オッパッピィ”の略ではない!@

「ア・ソレ、ア・ソレ、ア・ソレ、ア・ソレソレソレソレ…
 セィexclamationオッパッピィexclamation

というワンパターンネタは、
 (ダイエットDVDのビリー隊長+ルー大柴)÷2
のような、
露出が増えすぎて旬期を過ぎた感のある、
久米島出身のお笑いタレント・小島よしおですが、
「OPP」は残念ながらその省略語ではなく、
「オルトフェニルフェノール」
という、
おぞましい食品添加物のことで、
今日は、その「OPP」について書きたいと思いますが、
長くなりそうなので、何回かに分けることになりそうです。


今朝のラジオで、
沖縄本島本部半島の本部町伊豆見の
みかん狩りの案内をしていたことで、
私が9月に本島北部のみかん園を見学したときに、
生育中の青いタンカンに
真っ白になるくらい殺虫剤がかかっていたのを見て、
「国内産でも柑橘系は自然栽培以外は食べたくないなもうやだ〜(悲しい顔)
と思案したことを思い出したからです。

「OPP」は、坊カビ剤として使われますから、
みかんより、レモンの方が判りやすいと思います。


輸入レモン
 ・ 2006年度の総輸入量(生鮮・乾燥) 
   約73,085トン(2005年は約76,686トン)


レモンの輸入先
 ・ アメリカ 71%
 ・ チリ
 ・ 南アフリカ
 ・ ニュージーランド
 ・ アルゼンチン
 ・ 中国
 ・ オーストラリア


国産レモン
 ・ 広島県、愛媛県、熊本県、鹿児島県、千葉県など
 ・ 国内生産量 約3,500トン(国産比率 約4.8%)


というわけで、
国内で見かける黄色いレモンは、
ほとんどが米国産なわけです。

ちなみに、食品別の日本の食料自給率(2004年度)は、
 ・ 米   95%(主食用は100%)
 ・ 小麦  14%
 ・ 大豆  3%
 ・ 牛肉  44%
 ・ 豚肉  51%
 ・ 鶏肉  69%
 ・ 魚介類 55%

です。

現在の日本農業は、その将来よりも政治に利用されたり、
既得権益の保持のための政策が優先されたり、
国産自給率が40%を下回っても、
政治家や官僚に危機感がなかったり、
御用学者が
「日本は海外から食糧を買取れば良い」
というチープな論理がまかり通ったり、
新規就農の門戸が閉ざされていたり、
などという矛盾だらけなのですが、
それらについてはまた後日、私見を述べたいと思います。


レモンの原産地はインド北部のヒマラヤ山麓で、
10世紀ごろに中東に伝えられ、
11〜12世紀にアラビア人によって
スペインから南ヨーロッパに広がり、
アメリカへはコロンブスが2度目の航海(1943年)でもたらし、
カリフォルニアにレモンの大産地が形成されたといわれています。

日本へは1897年(明治30年)頃にアメリカから導入され、
冬季温暖で夏季に降雨の少ない瀬戸内の島嶼部や
九州を中心にレモン産地が形成されました。

現在ではアメリカ、イタリア、スペインなどが主産国ですが、
国内でも約3,500トンが生産されています。

日本は1955年(昭和30年)に現在のWTO(世界貿易機構)の前身、
GATT(関税および貿易に関する一般協定)に加盟して、
・ 1960年のプルーン、乾燥果実類、ナシ、モモ、スモモ、
  サクランボ、イチゴ、イチジク、アボガド、
  マンゴー等多くの生鮮果実が自由化
・ 1961年には干しぶどう、パイナップル、栗、
  食用ナッツ類が自由化
・ 1962年にはブドウ(欧州系以外)、ポンカン、クルミ、
  ジャム,マーマレード等が自由化
・ 1963年にバナナ
・ 1964年にレモン
・ 1971年にブドウ、グレープフルーツ、リンゴ
・ 1991年に生鮮オレンジ、
・ 1992年のオレンジ果汁
の輸入自由化を最後に、
全ての生鮮果実,果実加工品が
輸入自由化品目となってしまいました。

レモンは上記の通り、
東京オリンピックのあった1964年(昭和39年)の
輸入自由化によって、
当時瀬戸内地方や九州を中心に、
3千トン近く生産拡大されていた国内のレモン栽培農家は
大打撃をうけ、生産面積が激減したのですが、
その後、1978年に米国から輸入されたレモンから「OPP」が、
1990年には「2−4D」
(レモンのヘタ枯れ防止目的の除草剤で、
 発癌物質のダイオキシンを不純物として含み、
 ベトナムにまかれた枯れ葉剤の1つ)
のの残留農薬が輸入レモンから検出されたことで、
輸入レモンの安全性が社会問題化したことで、
安全な食べ物を求める各地の生協などが
国産レモン復興の取り組みを続けたことで、
国産レモンが消費者や生産者に見直され、
各地のレモン産地が復興し始めて、
現在の3,500トンまで生産されるように至ってきたのです。


明日は、米国が発ガン性の防カビ剤
「OPP」を使う背景などについて書きたいと思います。
posted by RIU at 12:00| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 危険な農薬・ポストハーベスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月05日

ドラゴンフルーツの収穫体験

先月(9月)の8日に、
国頭村与那のドラゴンフルーツ農園に伺い、
特別にドラゴンフルーツ(赤)の
収穫体験をさせて戴きました。

070908-3.JPG

過去のドラゴンフルーツの記事

私の住んでいる南風原町近郊では、
今頃でも、満月か新月の大潮の日を中心とした1週間に、
ドラゴンフルーツの花が咲いていて、
おそらく来月の
 ・ 11月10日(土曜)新月の大潮、旧暦10月1日
 ・ 11月24日(土曜)満月の大潮、旧暦10月15日

あたりまで咲くのかもしれませんが、
ドラゴンフルーツは、
例年7月からせいぜい10月が収穫期で、
美味しいのは7月〜9月の真夏の果実ですから、
最近開花している花を見ても、
特別な感激は薄れてきています。

070908-6.JPG
 白い花の残骸は自然に落ちて、
   果実の先端に丸い跡が残ります


国頭村与那のドラゴンフルーツ農園では、
ドラゴンフルーツの上に、
粗めのネットがかけてあるのですが、
これは「カラス除け」のためだと言われていました。

070908-1.JPG

070908-2.JPG

ドラゴンフルーツを剪定バサミで切り取るには、
かなり奥に刃先を入れるような、
サボテンのような幹をザックリ傷つけるくらいの感覚で
刃先を入れないと、
果実側が傷いてしまいますので、
なかなか取りづらかったです。

070908-4.JPG
  ハサミの刃先を奥に入れるのは、けっこう大変です

070908-5.JPG
  剪定バサミで果実を切り取った直後

リンゴや梨のように、
誰でも簡単にハサミを入れられるのでもなく、
ミカンのように回して取れるわけでもなく、
サボテンのような幹からはトゲが出ているし、
収穫した実は重いし、
想像以上に面倒な収穫作業でした。もうやだ〜(悲しい顔)

070908-7.JPG

農園のあちこちには、
カラスの死骸がさらしてあり、
マカロニ・ウェスタンの
ジュリアーノ・ジェンマが出てくる映画の荒野や、
京都三条河原のさらし首を連想してしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)

070908-8.JPG

本島南部のドラゴンフルーツとの味の比較では、
格段にこちら(国頭村与那)の方が甘みがあって美味しく、
やはり果樹は酸性土壌に向いていることを改めて実感しました。

posted by RIU at 16:16| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 沖縄といえば「果物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月02日

昨日給油したガソリン価格は122円(税抜き)でした!

8月中・下旬に130円まで上がっていたガソリン価格が、
需要低迷とともに、スタンド間の競争激化で下落し、
9月下旬では122円まで下がっていました。

1002-GAS2.JPG
 9月12日 税抜き129円=税込み135.5円

給油するたびに価格が違い、
しかも値下げの可能性があるので、
満タン給油せず、
勇気を持って
「3000円分入れて下さい」
とケチっていました。もうやだ〜(悲しい顔)

1002-GAS1.JPG
 9月16日 税抜き127円=税込み133.4円

1002-GAS3.JPG
 9月19日 税抜き124円=税込み130.2円

1002-GAS4.JPG
 9月26日 税抜き122円=税込み128.1円

「原油価格の高騰を受けて、
石油元売り各社が10月1日から、
ガソリンなど石油製品の卸価格を
1リットルあたり2.2円〜4円程度引きあげる」

というNEWSを
9月30日の深夜になって、
初めて知りましたので、
昨日の給油は勇気が要ったために、
いつもは3,000円給油なのに、
2,000円にしてしまいました。もうやだ〜(悲しい顔)

1002GAS5.JPG
 10月1日 税抜き122円=税込み128.1円

南風原石油では、今のところ様子見のようで
幸い前回と同値の122円でしたが、
今後は給油のたびに、
値上げされる可能性が高いかもしれませんね。もうやだ〜(悲しい顔)
posted by RIU at 10:43| 沖縄 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄のガソリン価格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月19日

アシダカグモ(脚高蜘蛛)の産卵画像

網を張らずに室内を徘徊し、
人に危害を加えずに、
ゴキブリや蛾、ハエ、アリなどの虫を食べる
「生きたゴキブリホイホイ」
といえば、
タランチュラと間違うほどの
大きなアシダカグモ(脚高蜘蛛)ですが、
以前ご紹介した彼女、
2007年6月15日 アシダカグモの脱皮画像
だと思うのですが、
夜、テレビを観ているときに、
彼女が“おめでた報告”に現れました。
0706−1アシダカグモ.JPG
     卵嚢(らんのう)を抱く母グモ

どうして、以前脱皮していた彼女だと判るかというと、
アシダカグモは、一般に
「1室に1個体が生息する習性」
があるからです。

彼女も、私が危害を加えないのを充分知っていて、
暗黙にお互いに信頼関係が成り立っているために、
彼女が活動する夜になると出逢うことが多いのです。

言い方を変えれば、
彼女のエサとなる虫が近くにあるので
出てきたのでしょうから、
それだけ、部屋が散らかって
害虫にとっても住み心地が良い部屋なのでしょう。もうやだ〜(悲しい顔)

アシダカグモの産卵は年1〜2回、6〜8月ごろですが、
今日の画像は、約3ヶ月前の、
今年の6月下旬に撮影したものです。

6月15日にアシダカグモの脱皮画像を載せたので、
しばらく間を空けた方が良いと思っているうちに、
私が忘れてしまっていたのでした。もうやだ〜(悲しい顔)

画像では判りにくいのですが、
彼女は前部の触肢と第3脚で、卵嚢(らんのう)をはさんで
大事そうに持ち歩いていました。

アシダカグモの母グモは、
卵嚢(らんのう)の中の子グモが孵化するまで、
自身は餌を食べずに抱えているのだそうです。

0706−2アシダカグモ.JPG

テーブルの新聞の上で、
“おめでた報告”の後、
私がテレビ画面に集中しているうちに、
彼女を見失い、
気づいたときは、
私の真後ろの網戸(前回、脱皮していたサッシの網戸)に、
彼女が卵嚢(らんのう)を貼り付けた後でした。

0706−3アシダカグモ.JPG

0706−4アシダカグモ.JPG
 ピンボケですが、横から見ると、厚手生地のピザのようですね

0706−5アシダカグモ.JPG

数百の子グモが、
卵嚢(らんのう)の中で孵化して、
モゾモゾと動き回っていて、
そのうち、透明な袋を破って、
次から次へと子グモが這い出してきました。

0706−6アシダカグモ.JPG

子グモは1回脱皮してから外に出る、
「出廬(しゅつろ)」という過程があるらしいのですが、
子グモがあまりに小さいのと、
母グモが近くで見守っているらしいので、
顔を近づけて観察することを私が遠慮したので、
その様子はよくわかりませんでした。

0706−7アシダカグモ.JPG

数百の子グモは、翌日には全員無事に這い出していて、
空になった卵嚢(らんのう)だけが、
網戸に貼り付けられたままになっていましたが、
這い出した子グモも、
大きく成長するまでの間は、
同じく“害虫ハンター”のヤモリから
身を守らなければならないのです。

この孵化から、
すでに3ヶ月近く経過しようとしていますが、
現在の子グモたちは、約1cmほどに成長してきました。

私と、まだ信頼関係が成り立っていない子グモたちは、
私を見かけると、ものすごい速さで逃げ去ってしまいます。

私と信頼関係が成り立つ頃には、
私は新天地に移転してしまっているかもしれませんが、
新しい家主とも信頼関係が築ければ良いのですが…。

posted by RIU at 13:11| 沖縄 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば「生物」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月18日

郷に入らば郷に従え?

沖縄県農林水産部の
「果樹栽培要領」
のバナナの項によると、
・土壌
「有機質に富み、
土の深さが60cm以上の排水の良い肥沃な土壌を選定する…」


・ 植付距離
「小笠原種の多年株出し栽培 10アールあたり175本

とあります。

1アール=100坪ですから、
「10アールあたり175本」
とは、
300坪 ÷ 175本 = 1.7坪/本

「バナナ1本を1,7坪に植える」
つまり正方形で考えると、
一辺が約2m37cmの正方形の中央にバナナを植える、
というわけです。

070831ペール栽培1.JPG

この1.7坪の面積で、深さが60cm以上の土壌に
本来バナナを植えるべきところが、
ペール栽培では、
土壌はともかく、
土の深さは50cm以下ですし、
表面積はベラボーに小さいために、
ここに移植されたバナナは、
この狭苦しい環境に適合するために、
ミニバナナになってしまうのです。

070831ペール栽培2.JPG

葉の数は、相変わらずチェックしていないのですが、
もう数十枚出ていますし、
ペール内の乏しい土から吸収できる養分の中で、
子株も出てきたことから、
どうやらミニバナナのまま
開花してしまうことになりそうですが、
おそらく、
開花〜果房は貧弱なものになりそうです。

070831ペール栽培の子株.JPG
   子株が2本出てきました…

070831ペール栽培3.JPG


ちなみに、
「バナナの植えつける面積」
は、
私の考えでは、
県の1.7坪の約2倍の、
「バナナ1本植えるのに、理想的な面積は3坪」
です。

実際の3坪は、畳6枚分(=1部屋6帖間の面積)と広く、
こんなに広い面積に、
バナナの小さい子株を1本植えても
もったいないような感じがするのですが、
子株が成長し、果房をつけるくらいに成長したバナナは、
仮茎の太さは電柱をはるかに上回り、
葉の大きさが人間の大きさよりも大きくなり、
これが仮茎の先端から四方に張り出し、
次世代の子株も数本出てきますから、
3坪は充分に必要になるのです。

3坪の面積は13.2平方メートルですから、
正方形で考えると、一辺が約3.63メートルになります。
( 3.63 × 3.63 = 13.18 )

自動車の長さで考えると、
TOYOTAのSUV車RAV4(3ドア)の全長が3.7m、
軽自動車の規格では全長3.4m以下となっていて、
 ・ ダイハツ ムーヴ
 ・ スズキ  ワゴンR
の全長は、規格ギリギリの3.395m
ですから、
だいたい最新型の大き目の軽自動車の全長くらいの、
一辺が約3.63メートルの正方形の中央に
バナナを植えると、
バナナから3,63メートルの半分、
( 3.63÷2=1.815)
1メートル81センチの長い葉が
四方に出る面積、ということになりますから、
だいたいイメージできるのではないでしょうかexclamation&question

ちなみに、
バレーボールの日本代表、木村沙織選手の身長は、
183cmですが、
バナナの葉は、このくらい大きいのです。

070831ペール栽培4.JPG


6帖間に1本植えるべきバナナを
ゴミ箱に使うペールで栽培するのですから、
いくら
「郷に入らば郷に従え」
という格言があっても、
バナナにとっては、とても
「住めば都」
とは言えるはずもなく、
かえって残酷なことをしているのかもしれませんね。もうやだ〜(悲しい顔)

070831ペール栽培5.JPG

posted by RIU at 17:09| 沖縄 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ペールで栽培中のバナナ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。